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公開番号2025035887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143211
出願日2023-09-04
発明の名称人力駆動車用フリーホイール組立体
出願人株式会社シマノ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類B62M 9/10 20060101AFI20250307BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ベアリングユニットの与圧を容易に安定させることができ、且つ、軸方向長さをコンパクトに設計できる人力駆動車用フリーホイール組立体が、提供される。
【解決手段】フリーホイール組立体61は、アウターボディ63と、インナーボディ65と、ベアリングユニット69と、ロック部材71と、を備える。ロック部材71は、ベアリングユニット69の内輪83がインナーボディ65に対して回転することを抑制する。内輪83の内輪ネジ部83cは、インナーボディ65のインナーボディネジ部77と螺合する。ロック部材71のロック部材ネジ部71cは、インナーボディ65のインナーボディネジ部77と螺合する。内輪83の第1工具係合部83bは、第1工具87と軸方向に係合する。ロック部材71の第2工具係合部71bは、第2工具88と軸方向に係合する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
人力駆動車用フリーホイール組立体であって、
軸方向、径方向、および、周方向を定義する回転中心軸心、を有するアウターボディと、
前記径方向において前記アウターボディに対して径方向内側に配置され、インナーボディネジ部を有するインナーボディと、
前記回転中心軸心に関して前記インナーボディまわりに前記アウターボディを回転可能に支持するように構成され、外輪と、内輪と、前記径方向において前記外輪と前記内輪との間に配置される複数の転動体と、を有するベアリングユニットと、
前記フリーホイール組立体の組立状態において、前記ベアリングユニットの前記内輪が前記インナーボディに対して回転することを抑制するように構成されるロック部材と、
を備え、
前記内輪は、第1工具係合部と、前記インナーボディの前記インナーボディネジ部と螺合するように構成される内輪ネジ部と、を有し、
前記ロック部材は、第2工具係合部と、前記インナーボディの前記インナーボディネジ部と螺合するように構成されるロック部材ネジ部と、を有し、
前記第1工具係合部は、第1工具と前記軸方向に係合可能であり、
前記第2工具係合部は、前記第1工具と異なる第2工具と前記軸方向に係合可能である、
人力駆動車用フリーホイール組立体。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
人力駆動車用フリーホイール組立体であって、
軸方向、径方向、および、周方向を定義する回転中心軸心と、軸方向最外端と、を有するアウターボディと、
前記径方向において前記アウターボディに対して径方向内側に配置され、インナーボディネジ部を有するインナーボディと、
前記回転中心軸心に関して前記インナーボディまわりに前記アウターボディを回転可能に支持するように構成され、外輪と、内輪と、前記径方向において前記外輪と前記内輪との間に配置される複数の転動体と、を有するベアリングユニットと、
前記フリーホイール組立体の組立状態において、前記ベアリングユニットの前記内輪が前記インナーボディに対して回転することを抑制するように構成されるロック部材と、
を備え、
前記内輪は、第1工具係合部と、前記インナーボディの前記インナーボディネジ部と螺合するように構成される内輪ネジ部と、を有し、
前記ロック部材は、第2工具係合部と、前記インナーボディの前記インナーボディネジ部と螺合するように構成されるロック部材ネジ部と、を有し、
前記ベアリングユニット、および、前記ロック部材のそれぞれは、前記軸方向において、前記アウターボディの前記軸方向最外端と前記フリーホイール組立体の軸方向中心面との間に配置され、
前記ロック部材は、前記軸方向において、前記アウターボディの前記軸方向最外端と前記ベアリングユニットの前記内輪の前記内輪ネジ部との間に配置される、
人力駆動車用フリーホイール組立体。
【請求項3】
前記アウターボディは、少なくとも1つのリアスプロケットとトルク伝達可能に係合するように構成される、
請求項1又は2に記載の人力駆動車用フリーホイール組立体。
【請求項4】
前記アウターボディは、複数のリアスプロケットとトルク伝達可能に係合するように構成される、
請求項3に記載の人力駆動車用フリーホイール組立体。
【請求項5】
前記ベアリングユニットの前記内輪、および、前記ロック部材は、互いに前記軸方向に直接的に接触する、
請求項1又は2に記載の人力駆動車用フリーホイール組立体。
【請求項6】
前記アウターボディ、および、前記ベアリングユニットの前記外輪は、単一の一体部材として形成される、
請求項1又は2に記載の人力駆動車用フリーホイール組立体。
【請求項7】
前記内輪の前記第1工具係合部は、複数の第1切り欠き部を有する、
請求項1又は2に記載の人力駆動車用フリーホイール組立体。
【請求項8】
前記複数の第1切り欠き部は、前記周方向において互いに間隔を隔てて配置される、
請求項7に記載の人力駆動車用フリーホイール組立体。
【請求項9】
前記ロック部材の前記第2工具係合部は、複数の第2切り欠き部を有する、
請求項1又は2に記載の人力駆動車用フリーホイール組立体。
【請求項10】
前記複数の第2切り欠き部は、前記周方向において互いに間隔を隔てて配置される、
請求項9に記載の人力駆動車用フリーホイール組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人力駆動車用フリーホイール組立体に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載される人力駆動車用フリーホイール組立体、例えば、自転車用フリーホイール組立体は、アウターボディ(20)と、インナーボディ(13)と、ベアリングユニット(15,23,27)と、シム(28)と、を有する。インナーボディ(13)は、径方向においてアウターボディ(20)に対して径方向内側に配置される。インナーボディ(13)は、インナーボディネジ部(16)を有する。インナーボディネジ部(16)はインナーボディ(13)の外面に設けられる。
【0003】
ベアリングユニットの外輪(23)は、アウターボディ(20)の内面に設けられる。ベアリングユニットの内輪(15)は、インナーボディネジ部(16)に螺合する。ベアリングユニットの転動体(27)は、径方向において、ベアリングユニットの外輪(23)、および、ベアリングユニットの内輪(15)の間に配置される。シム(28)は、ベアリングユニット(15,23,27)に作用する予圧を調整するために用いられる。シム(28)は、軸方向において、ベアリングユニットの内輪(15)の内側に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭61-142698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の自転車用フリーホイール組立体では、ベアリングユニットの内輪をインナーボディの外面に螺合することによって、ベアリングユニットが位置決めされる。この際には、シムの枚数や厚みを調整することによって、ベアリングユニットの予圧が決定される。このタイプの自転車用フリーホイール組立体では、ベアリングユニットの予圧を調整するために、転動体を取り外し、シムの枚数や厚みを繰り返し変更する必要がある。すなわち、ベアリングユニットの与圧調整に労力を要するという問題がある。
【0006】
また、シムの枚数や厚みだけでなく、ベアリングユニットの内輪のねじ込み量によっても、ベアリングユニットの与圧は変化する。すなわち、シムの枚数や厚み、および、ベアリングユニットの内輪のねじ込み量の両方の管理をする必要がある。このため、ベアリングユニットの与圧を安定させることが難しい。さらに、シムを用いることによって、自転車用フリーホイール組立体の軸方向長さが長くなるおそれがある。
【0007】
本発明の目的は、ベアリングユニットの与圧を容易に安定させることができ、且つ、軸方向長さをコンパクトに設計できる人力駆動車用フリーホイール組立体を、提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の側面に関して、人力駆動車用フリーホイール組立体は、アウターボディと、インナーボディと、ベアリングユニットと、ロック部材と、を備える。
【0009】
アウターボディは、軸方向、径方向、および、周方向を定義する回転中心軸心、を有する。インナーボディは、径方向においてアウターボディに対して径方向内側に配置される。インナーボディは、インナーボディネジ部を有する。
【0010】
ベアリングユニットは、回転中心軸心に関してインナーボディまわりにアウターボディを回転可能に支持するように構成される。ベアリングユニットは、外輪と、内輪と、径方向において外輪と内輪との間に配置される複数の転動体と、を有する。ロック部材は、フリーホイール組立体の組立状態において、ベアリングユニットの内輪がインナーボディに対して回転することを抑制するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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