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公開番号
2025035391
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142402
出願日
2023-09-01
発明の名称
消火材、消火材ロール、及び消火材の製造方法
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A62C
3/00 20060101AFI20250306BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】多段的な火災に対応することができる消火材、消火材ロール、及び消火材の製造方法を提供する。
【解決手段】消火材ロール1は、消火材2がロール状に巻回されたものである。消火材2は、消火剤を含んで互いに離間して配置された複数の消火剤層4と、複数の消火剤層4を個別に封入する包装材6と、を備える。これにより、複数の消火剤層4を多段的に反応させることができるため、多段的な火災に対応することができる。つまり、多段的に消火を行うことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
消火剤を含んで互いに離間して配置された複数の消火剤層と、
前記複数の消火剤層を個別に封入する包装材と、を備える、
消火材。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記消火剤は、有機塩及び無機塩の少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の消火材。
【請求項3】
前記消火剤は、酸化作用を有する化合物を含む、
請求項2に記載の消火材。
【請求項4】
前記消火剤は、クエン酸カリウム及び塩素酸カリウムを含む、
請求項1に記載の消火材。
【請求項5】
前記複数の消火剤層のそれぞれは、バインダーを含む、
請求項1に記載の消火材。
【請求項6】
前記消火剤層における前記消火剤の含有量は、70質量%以上97質量%以下である、
請求項1に記載の消火材。
【請求項7】
前記包装材は、長尺状に形成されており、
前記複数の消火剤層は、前記包装材の長手方向に配列されている、
請求項1に記載の消火材。
【請求項8】
前記複数の消火剤層は、前記長手方向と直交する前記包装材の幅方向にも配列されている、
請求項7に記載の消火材。
【請求項9】
隣り合う前記消火剤層の最短距離は、10mm以上である、
請求項1に記載の消火材。
【請求項10】
前記複数の消火剤層から前記包装材の端縁までの最短距離は、5mm以上である、
請求項1に記載の消火材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、消火材、消火材ロール、及び消火材の製造方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
火災による被害を最小限に抑えるという観点から、発火から間もない段階で何らかの消火作業(初期消火)が行われることが望ましい。有機塩や無機塩等の消火剤を含む消火材を、発火する虞のある対象物付近に配置しておくことで、対象物から発火したことを人間が感知する以前に消火が完了することが期待される。このような観点から、従来から、包装袋内に消火剤が封入された消火材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような消火材では、火災が発生すると、消火剤が反応し、火に面した側の包装袋が溶解して大きな穴が開き、反応した消火剤が火に向かって勢いよく放出され、消火を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/277040号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、火災の態様によっては、複数箇所や広い範囲で発火が連鎖して、多段的に火災が発生する可能性がある。特に、配電盤内の火災では、生じた炎が配線を伝って行くことがあるため、多段的な火災が発生しやすい。しかしながら、上述した従来の消火材では、一度の反応で全て又は大部分が消費されてしまうため、二度目以降の反応が難しくなる。このため、多段的な火災に対応できない可能性がある。
【0005】
そこで、一部の消火剤が反応しても未反応となる消火剤の領域が残存するように、大面積化した消火材を設置することが考えられる。しかしながら、上述した従来の消火材では、一度目の消火で包装袋に穴が開き、二度目以降の反応時には既に包装袋に穴が開いた状態となっているため、消火剤の指向性が失われ、消火性能が大きく低下する可能性がある。
【0006】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであって、多段的な火災に対応することができる消火材、消火材ロール、及び消火材の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1] 本発明に係る消火材は、消火剤を含んで互いに離間して配置された複数の消火剤層と、複数の消火剤層を個別に封入する包装材と、を備える。
【0008】
この消火材では、互いに離間して配置された複数の消火剤層が包装材に個別に封入されているため、複数の消火剤層間で消火剤の反応が連鎖するのを抑制することができる。つまり、一つの消火剤層が反応して消費されても、他の消火剤層を未反応の状態で残存させることができる。また、包装材の一つの消火剤層を封入している部分が溶解して穴が開いても、他の消火剤層を包装材に封入された状態で残存させることができる。これにより、複数の消火剤層を多段的に反応させることができるため、多段的な火災に対応することができる。つまり、多段的に消火を行うことができる。
【0009】
[2] [1]に記載の消火材において、消火剤は、有機塩及び無機塩の少なくとも一方を含んでもよい。この消火材では、消火剤が有機塩及び無機塩の少なくとも一方を含むため、適切な消火性能を得ることができる。
【0010】
[3] [2]に記載の消火材において、消火剤は、酸化作用を有する化合物を含んでもよい。この消火材では、消火剤が酸化作用を有する化合物を含むため、火災の熱エネルギーを受けてエアロゾルを発生させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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