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公開番号2025035277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142218
出願日2023-09-01
発明の名称切削工具および形材切断方法
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類B23D 19/04 20060101AFI20250306BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】カッターを用いて切り込みを形成する場合に比べて作業負荷を小さくできる切削工具および形材切断方法を提供すること。
【解決手段】形材50の切削工具1は、形材50を案内可能なガイドローラー33と、形材50を挟んでガイドローラー33とは反対側に配置されて形材50に溝を加工可能な回転刃23と、ガイドローラー33で案内される形材50に対して、回転刃23を相対的に進退させる進退機構とを備える。ガイドローラー33による形材50の移動方向と、回転刃23の切削方向とは同一方向である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
形材の切削工具であって、
前記形材を案内可能なガイドローラーと、
前記形材を挟んで前記ガイドローラーとは反対側に配置されて前記形材に溝を加工可能な刃部材と、
前記ガイドローラーで案内される前記形材に対して、前記刃部材を相対的に進退させる進退機構と、を備え、
前記ガイドローラーによる前記形材の移動方向と、前記刃部材の切削方向とは同一方向である
ことを特徴とする切削工具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の切削工具において、
前記ガイドローラーは、前記ガイドローラーの軸方向に離された2つ以上のガイドローラーを備えて構成され、
前記各ガイドローラーの間には、前記形材を挟んで前記刃部材とは反対側に配置された第2刃部材が設けられている
ことを特徴とする切削工具。
【請求項3】
請求項1に記載の切削工具において、
前記進退機構は、
前記刃部材が取り付けられた移動部材と、
前記移動部材を前記形材に対して進退可能に支持する支持部と、を備え、
前記移動部材は、ばね、又は、ねじにより前記支持部に対して進退可能に支持されている
ことを特徴とする切削工具。
【請求項4】
請求項1に記載の切削工具において、
前記刃部材の切削方向と平行な位置に設けられて、前記刃部材の横ずれを防止するガイド部材を備える
ことを特徴とする切削工具。
【請求項5】
請求項4に記載の切削工具において、
前記刃部材は、平行かつ一定間隔で形成された複数の折り取り溝を有する前記形材の切削対象の折り取り溝に沿って移動されて、前記折り取り溝の底に切り込みを形成可能に構成され、
前記ガイド部材は、前記切削対象の折り取り溝とは異なる折り取り溝に沿って移動可能に構成されている
ことを特徴とする切削工具。
【請求項6】
一方の面に平行かつ一定間隔で形成された複数の折り取り溝を有する形材を切断する形材切断方法であって、
前記形材の他方の面に切削工具のガイドローラーを接触させて前記形材を案内しながら、選択した折り取り溝に切削工具の刃部材を沿わせて、切削工具を前記形材に対して相対的にスライド移動させて前記折り取り溝の底部を切削する工程と、
選択した前記折り取り溝に沿って前記形材を切断する工程と、
を有することを特徴とする形材切断方法。
【請求項7】
一方の面に平行かつ一定間隔で形成された複数の折り取り溝を有し、他方の面にラミネートフィルムが貼られた形材を切断する形材切断方法であって、
前記形材の他方の面に切削工具のガイドローラーおよび第2刃部材を接触させ、かつ、選択した折り取り溝に切削工具の刃部材を沿わせて、切削工具を前記形材に対して相対的にスライド移動させて前記折り取り溝の底部の切削と前記ラミネートフィルムの切断とを同時に行う工程と、
選択した前記折り取り溝に沿って前記形材を切断する工程と、
を有することを特徴とする形材切断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切削工具および形材切断方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、表面にラミネートフィルムが貼られ、裏面に複数のガイド溝を有する形材の切断方法として、選択したガイド溝に治具のガイド部を沿わせて、治具の刃部で表面のラミネートフィルムを切断する工程と、選択したガイド溝をカッターで切り込み、形材を折り取るか又はねじり取る工程とを有する切断方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-118321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の切断方法では、施工現場において、作業者がガイド溝に沿ってカッターを複数回移動して、ある程度の深さの切り込みを形成する必要がある。この際、作業者は、カッターの刃がガイド溝から外れないように注意しながら、形材の全長に渡って複数回カッターを移動させて切り込みを形成する必要があり、作業負荷が大きいという課題がある。
また、上記のように、形材にラミネートフィルムが貼られている場合、ラミネートフィルムを切断する工程の実行後に、ガイド溝をカッターで切り込む工程を実行する必要があり、現場での作業効率が低下するという課題もある。
【0005】
本発明の第1の目的は、カッターを用いて切り込みを形成する場合に比べて作業負荷を小さくできる切削工具および形材切断方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、ラミネートフィルムが貼られた形材を切断する場合に作業効率を向上できる切削工具および形材切断方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、形材の切削工具であって、前記形材を案内可能なガイドローラーと、前記形材を挟んで前記ガイドローラーとは反対側に配置されて前記形材に溝を加工可能な刃部材と、前記ガイドローラーで案内される前記形材に対して、前記刃部材を相対的に進退させる進退機構と、を備え、前記ガイドローラーによる前記形材の移動方向と、前記刃部材の切削方向とは同一方向であることを特徴とする。
【0007】
本発明は、一方の面に平行かつ一定間隔で形成された複数の折り取り溝を有する形材を切断する形材切断方法であって、前記形材の他方の面に切削工具のガイドローラーを接触させて前記形材を案内しながら、選択した折り取り溝に切削工具の刃部材を沿わせて、切削工具を前記形材に対して相対的にスライド移動させて前記折り取り溝の底部を切削する工程と、選択した前記折り取り溝に沿って前記形材を切断する工程と、を有することを特徴とする。
【0008】
本発明は、一方の面に平行かつ一定間隔で形成された複数の折り取り溝を有し、他方の面にラミネートフィルムが貼られた形材を切断する形材切断方法であって、前記形材の他方の面に切削工具のガイドローラーおよび第2刃部材を接触させ、かつ、選択した折り取り溝に切削工具の刃部材を沿わせて、切削工具を前記形材に対して相対的にスライド移動させて前記折り取り溝の底部の切削と前記ラミネートフィルムの切断とを同時に行う工程と、選択した前記折り取り溝に沿って前記形材を切断する工程と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、カッターを用いて切り込みを形成する場合に比べて作業負荷を小さくできる切削工具および形材切断方法を提供できる。
また、本発明によれば、刃部材に加えて第2刃部材を設けることで、ラミネートフィルムが貼られた形材を切断する場合に作業効率を向上できる切削工具および形材切断方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の切削工具を示す一部を破断した正面図である。
第1実施形態の切削工具を示す一部を破断した側面図である。
第1実施形態の形材切断中の切削工具を示す一部を破断した正面図である。
第2実施形態の切削工具を示す正面図である。
第2実施形態の形材切断中の切削工具を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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