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公開番号2025034276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140566
出願日2023-08-30
発明の名称両開き戸
出願人三和シヤッター工業株式会社,共栄プレス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E05F 3/22 20060101AFI20250306BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】先開き扉、後開き扉が限定されない両開き戸において、相じゃくり構造を導入する。
【解決手段】
第1扉体1と第2扉体2からなり、閉鎖姿勢から第1側に回動して開放され、開放姿勢から第2側に回動して閉鎖される両開き戸において、第1扉体1の戸先側部位には、戸先側端面の第2側に位置して目板7が設けてあり、第2扉体2の戸先側部位には、戸先側端面の第2側に位置して傾斜面220が形成されており、目板7は、戸先側端面から突出した突出姿勢と、収納姿勢と、の間で、第1扉体1の幅方向に移動可能であり、前記両開き戸の全閉姿勢時には、突出姿勢にある目板7の先端側部位が、傾斜面220の第2側に位置して重なることで、第1扉体1の戸先側端面12と第2扉体2の戸先側端面22の隙間を覆う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1扉体と第2扉体からなり、閉鎖姿勢から第1側に回動して開放され、開放姿勢から第2側に回動して閉鎖される両開き戸において、
前記第1扉体の戸先側部位には、戸先側端面の第2側に位置して目板が設けてあり、
前記第2扉体の戸先側部位には、戸先側端面の第2側に位置して傾斜面ないし凹み面が形成されており、
前記目板は、戸先側端面から突出した突出姿勢と、収納姿勢と、の間で、当該第1扉体の幅方向に移動可能であり、
前記両開き戸の全閉姿勢時には、突出姿勢にある目板の先端側部位が、前記傾斜面ないし凹み面の第2側に位置して重なることで、前記第1扉体の戸先側端面と前記第2扉体の戸先側端面の隙間を覆うようになっている、
両開き戸。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
突出姿勢の前記目板の先端が前記傾斜面ないし凹み面に、指挟みを防止できる隙間寸法αで対向している、
請求項1に記載の両開き戸。
【請求項3】
前記第2扉体の戸先側部位は、戸先側端面と、前記戸先側端面の第2側に位置する傾斜面と、を備え、
全閉姿勢からの前記第1扉体の初動開放時に、前記突出姿勢にある前記目板が収納姿勢へ移動することで、前記目板の先端と前記傾斜面の隙間寸法αが略維持される、
請求項2に記載の両開き戸。
【請求項4】
前記第1扉体が全閉姿勢に近い姿勢から全閉姿勢に至る閉鎖動作に連動して、前記目板が収納姿勢から徐々に突出姿勢となり、
前記第1扉体の全閉姿勢からの初動開放動作に連動して、前記目板が突出姿勢から徐々に収納姿勢となる、
請求項1~3いずれか1項に記載の両開き戸。
【請求項5】
平面視において、前記突出姿勢にある目板の先端と、前記第1扉体の戸先側端面の第1側端部と、を結ぶ直線が、前記第2扉体の戸先側部位を横切るように延びる、
請求項1に記載の両開き戸。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、両開き戸に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
両開き戸が防火戸を構成する場合には、全閉姿勢時の召し合わせ部において、一方の扉体に突設した目板が、他方の扉体の見付面に重なることで、一方の扉体と他方の扉体の戸先側端面の隙間を覆うことで、いわゆる相じゃくり構造を形成している(図26上図参照)。特許文献1には、類似の相じゃくり構造が開示されている。目板を備えた両開き戸においては、扉体の開放・閉鎖順序が予め決まっている(一方の扉体にのみが目板を備えている場合も同様である)。図26上図の態様において、例えば、扉体が下方に回動することで開放姿勢となる場合には、右側の扉体が先開き扉、左側の扉体が後開き扉となる。
【0003】
一方、コンサートホールや映画館、劇場等に設けられる両開き戸は、どちらの扉体からも開くことができるである(図26下図参照)。図26下図の態様において、例えば、扉体が下方に回動することで開放姿勢となる場合には、右側の扉体、左側の扉体のいずれの扉体を先に開放し、また閉鎖することができる。
【0004】
ここで、コンサートホールや映画館、劇場等に設けられる両開き戸を防火戸として機能させたいという要望があるが、両開き戸の場合の防火設備の構造として、相じゃくり構造を形成することが決められている。
特開2016-94705
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、先開き扉、後開き扉が限定されない両開き戸において、相じゃくり構造を導入することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するべく本発明が採用した技術手段は、
第1扉体と第2扉体からなり、閉鎖姿勢から第1側に回動して開放され、開放姿勢から第2側に回動して閉鎖される両開き戸において、
前記第1扉体の戸先側部位には、戸先側端面の第2側に位置して目板が設けてあり、
前記第2扉体の戸先側部位には、戸先側端面の第2側に位置して傾斜面ないし凹み面が形成されており、
前記目板は、戸先側端面から突出した突出姿勢と、収納姿勢と、の間で、当該第1扉体の幅方向に移動可能であり、
前記両開き戸の全閉姿勢時には、突出姿勢にある目板の先端側部位が、前記傾斜面ないし凹み面の第2側に位置して重なることで、前記第1扉体の戸先側端面と前記第2扉体の戸先側端面の隙間を覆うようになっている、
両開き戸、である。
1つの態様では、「第1側」は「室外側」であり、「第2側」は「室内側」である。
なお、前記第2扉体の戸先側部位に戸先側端面の第2側に位置して設けた傾斜面ないし凹み面は、第2扉体の戸先側端面と第2側見付面の角部を切り欠いた形状である点において、「切り欠き面」と称してもよい。「切り欠き面」という文言は、切り欠き面がどのように形成されたかを限定するものではない。
【0007】
1つの態様では、突出姿勢の前記目板の先端が前記傾斜面ないし凹み面に、指挟みを防止できる隙間寸法αで対向している。
【0008】
1つの態様では、前記第1扉体が全閉姿勢に近い姿勢から全閉姿勢に至る閉鎖動作に連動して、前記目板が収納姿勢から徐々に突出姿勢となり、
前記第1扉体の全閉姿勢からの初動開放動作に連動して、前記目板が突出姿勢から徐々に収納姿勢となる。
【0009】
1つの態様では、前記第2扉体の戸先側部位は、戸先側端面と、前記戸先側端面の第2側に位置する傾斜面と、を備え、
全閉姿勢からの前記第1扉体の初動開放時に、前記突出姿勢にある前記目板が収納姿勢へ移動することで、前記目板の先端と前記傾斜面の隙間寸法αが略維持される。
【0010】
1つの態様では、平面視において、前記突出姿勢にある目板の先端と、前記第1扉体の戸先側端面の第1側端部と、を結ぶ直線が、前記第2扉体の戸先側部位を横切るように延びる。
(【0011】以降は省略されています)

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