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公開番号2025033930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139979
出願日2023-08-30
発明の名称運転支援制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 30/14 20060101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約【課題】ACC制御を適切なタイミングで運転者に告知することができる運転支援制御装置を提供する。
【解決手段】駆動力源の駆動トルクと、駆動力源を含む制動装置の制動トルクとを自動的に制御する自動走行制御を実行可能な運転支援制御装置であって、自動走行制御を実行するコントローラ1を備え、コントローラ1は、自動走行制御を実行せずに走行している時に、走行環境および走行状態が自動走行制御により走行する走行環境および走行状態に適していることを判定する実行条件判定部2と、実行条件判定部2による判定が成立した場合に、運転者に自動走行制御を実行することを提案する制御提案部3と、運転者が自動走行制御の実行を承諾したことを判定する承諾判定部4と、承諾判定部4により自動走行制御の実行が承諾された場合に、自動走行制御を実行する制御実行部5とによって構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動力源の駆動トルクと、前記駆動力源を含む制動装置の制動トルクとを自動的に制御する自動走行制御を実行可能な運転支援制御装置であって、
前記自動走行制御を実行するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記自動走行制御を実行せずに走行している時に、走行環境および走行状態が前記自動走行制御により走行する前記走行環境および前記走行状態に適していることを判定する実行条件判定部と、
前記実行条件判定部による判定が成立した場合に、運転者に前記自動走行制御を実行することを提案する制御提案部と、
前記運転者が前記自動走行制御の実行を承諾したことを判定する承諾判定部と、
前記承諾判定部により前記自動走行制御の実行が承諾された場合に、前記自動走行制御を実行する制御実行部とによって構成されている
ことを特徴とする運転支援制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者が運転操作することなく駆動力や制動力を自動的に制御することができる運転支援制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、駆動力や制動力を自動的に制御することにより、先行車両との車間距離を所定距離以上に維持しつつ、運転者が設定した目標車速を維持して走行することができるアダプティブクルーズコントロール(ACC)制御を実行可能な車両用走行制御装置が記載されている。この制御装置は、ACC制御を終了する地点を設定することができるように構成されている。具体的には、メインスイッチが操作されるとACC制御が待機状態となり、その状態でセットスイッチが操作されることにより、クルーズ区間を設定するモードとなる。そして、クルーズ区間を設定するモードとなった状態で、アクセルスイッチを操作すると、現在位置に近い交差点、高速道路の走行中であればサービスエリヤやインターチェンジ、あるいはランドマークなどの特徴地点を終了地点の候補地として選択し、さらにアクセルスイッチが操作される毎に、現在位置から遠方側の特徴地点を終了地点の候補地として選択する。そして、現在位置から選択された終了地点までACC制御を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-99851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された制御装置は、メインスイッチやセットスイッチ、あるいはアクセルスイッチを操作することにより、ACC制御の実行および終了地点を設定している。しかしながら、ACC制御を実行するための操作方法や、ACC制御を使用するシチュエーションが分からないユーザ、あるいはACC制御の利用を躊躇するユーザがいるため、ACC制御を有効活用することができていない可能性がある。
【0005】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、ACC制御を適切なタイミングで運転者に告知することができる運転支援制御装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、駆動力源の駆動トルクと、前記駆動力源を含む制動装置の制動トルクとを自動的に制御する自動走行制御を実行可能な運転支援制御装置であって、前記自動走行制御を実行するコントローラを備え、前記コントローラは、前記自動走行制御を実行せずに走行している時に、走行環境および走行状態が前記自動走行制御により走行する前記走行環境および前記走行状態に適していることを判定する実行条件判定部と、前記実行条件判定部による判定が成立した場合に、運転者に前記自動走行制御を実行することを提案する制御提案部と、前記運転者が前記自動走行制御の実行を承諾したことを判定する承諾判定部と、前記承諾判定部により前記自動走行制御の実行が承諾された場合に、前記自動走行制御を実行する制御実行部とによって構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、自動走行制御を実行せずに走行している時に、走行環境および走行状態が自動走行制御により走行する走行環境および前記走行状態に適していることを実行条件判定部によって判定された場合に、運転者に自動走行制御を実行することを提案する。また、運転者が自動走行制御の実行を承諾した場合に、自動走行制御を実行する。したがって、自動走行制御を利用するシチュエーションが分からないユーザに対して、自動走行制御の実行を適切なタイミングで告知することができる。また、運転者は、自動走行制御を実行することの提案に対して承諾することにより、自動走行制御を実行することができるため、自動走行制御を実行するための操作方法が分からないユーザや、自動走行制御を実行するための操作を煩わしく感じているユーザであっても、自動走行制御を実行する操作を容易にすることができる。その結果、自動走行制御を有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態における運転支援制御装置の構成の一例を説明するためのブロック図である。
ECUで実行される制御の一例を説明するためのフローチャートである。
渋滞時にACC制御の使用を促す制御の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態における運転支援制御装置は、車両を加速(発進)させるため、または減速することを抑制するための駆動操作や、車両を減速または停止させるため、あるいは加速することを抑制するための制動操作を運転者が行うことなく自動的に駆動力(駆動トルク)や制動力(制動トルク)を制御する自動走行制御を実行することができるように構成されている。すなわち、駆動力源やブレーキ機構を自動的に制御する。このような制御は、例えば、運転者が設定した目標車速を維持するように走行するクルーズコントロール制御や、目標車速を維持することに加えて、先行車両との距離(車間距離)を所定距離以上に維持するように、車間距離に応じて目標車速を変更するアクティブクルーズコントロール制御(以下、ACC制御と記す。)が含まれる。なお、以下の説明では、ACC制御を例に挙げて説明する。
【0010】
このようなACC制御によって走行可能な車両は、エンジンのみを駆動力源として備えたエンジン車両、モータのみを駆動力源として備えた電気自動車、およびエンジンとモータとを駆動力源として備えたハイブリッド車両のいずれの車両であってもよい。すなわち、ACC制御は、車両を加速させ、または減速することを抑制する場合には、駆動トルクを出力するように駆動力源を制御する。また、車両を減速または停止させ、あるいは加速することを抑制する場合には、各車輪に設けられたブレーキ機構を制御し、あるいは駆動力源を連れ回すことによるエンジンブレーキ力や回生ブレーキ力が発生するように、駆動力源を制御する。すなわち、エンジンやモータなどの駆動力源と、ブレーキ機構とが制動装置として機能する。
(【0011】以降は省略されています)

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