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公開番号
2025033584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139384
出願日
2023-08-29
発明の名称
安全装置、および、安全装置を備えた飛行体
出願人
日本化薬株式会社
代理人
個人
主分類
B64U
70/83 20230101AFI20250306BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】蓋部を取り外すために蓋部を内側から押したときに、蓋部の天板部が破損することを抑制できる安全装置、および、当該安全装置を備えた飛行体を提供する。
【解決手段】安全装置100は、飛行体1用の安全装置であって、蓋部12を有する収容器10と、収容器10に収容される射出物20と、一方側に摺動することによって蓋部12を内側から押して蓋部12を取り外すピストン部材31、およびピストン部材31を一方側に摺動させる駆動力を発生させるガス発生器38を有するアクチュエータ30とを備え、蓋部12は、ピストン部材31の一方側に位置しかつ一方側に凸に湾曲する天板部12aと、天板部12aの内面12eから他方側に突出しかつピストン部材31が一方側に摺動した場合にピストン部材31を受ける受け部12bとを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
飛行体用の安全装置であって、
蓋部を有する収容器と、
前記収容器に収容される射出物と、
一方側に摺動することによって前記蓋部を内側から押して前記蓋部を取り外す摺動部材、および前記摺動部材を一方側に摺動させる駆動力を発生させる動力源を有するアクチュエータと、
を備え、
前記蓋部は、前記摺動部材の一方側に位置しかつ一方側に凸に湾曲する湾曲面が外面の少なくとも一部に形成された天板部と、前記天板部の内面から他方側に突出しかつ前記摺動部材が一方側に摺動した場合に前記摺動部材を受ける受け部とを有することを特徴とする安全装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記天板部は、少なくとも一部が中空半球状またはドーム状であって、
前記天板部の前記中空半球状または前記ドーム状の部分のうち少なくとも一部に前記湾曲面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の安全装置。
【請求項3】
前記受け部は、前記摺動部材の摺動方向と直交しかつ前記摺動部材が一方側に摺動した場合に前記摺動部材を受ける受け面を有しており、
前記摺動部材の前記受け面側の端部には、作動時に前記受け面を押す面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の安全装置。
【請求項4】
前記飛行体が異常状態であると判定された場合、および前記飛行体の操作者から前記アクチュエータを起動させる指示を受けた場合の少なくとも一方の場合に、前記アクチュエータを起動させる起動部を有するトリガー装置を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の安全装置。
【請求項5】
前記飛行体は、機体と、前記機体に結合されかつ前記機体を推進させる1つ以上の推進機構とを備え、
前記トリガー装置は、前記飛行体が異常状態であるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記飛行体が異常状態であると判定された場合に、前記1つ以上の推進機構を停止させる停止部とを有することを特徴とする請求項4に記載の安全装置。
【請求項6】
前記トリガー装置は、前記飛行体が異常状態であるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記飛行体が異常状態であると判定されたときに、そのときの判定データを記憶する記憶部とを有することを特徴とする請求項4に記載の安全装置。
【請求項7】
前記トリガー装置は、前記飛行体が異常状態であるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記飛行体が異常状態であると判定された場合に、前記飛行体が異常状態であることを音および光の少なくとも一方によって報知する報知部とを有することを特徴とする請求項4に記載の安全装置。
【請求項8】
前記射出物は、パイロットシュートであり、
前記パイロットシュートに接続されるパラシュートを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の安全装置。
【請求項9】
前記射出物は、フロートパラシュート、ネット、消火剤、救命具、または医薬品であることを特徴とする請求項1または2に記載の安全装置。
【請求項10】
機体と、
前記機体に結合される請求項1または2に記載の安全装置と、
前記機体に結合され、前記機体を推進させる1つ以上の推進機構と、
を備えることを特徴とする飛行体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全装置、および、当該安全装置を備えた飛行体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自律制御技術および飛行制御技術の発展に伴って、たとえばドローンと呼ばれる複数の回転翼を備えた飛行体の産業上における利用が加速しつつある。ドローンは、たとえば複数の回転翼を同時にバランスよく回転させることによって飛行し、上昇および下降は回転翼の回転数の増減によって行い、前進および後進は回転翼の回転数の増減を介して機体を傾けることによって成し得る。このような飛行体は、災害時活動、荷物運搬、風景撮影等に利用されるだけでなく、人が搭乗することも想定されており、今後、世界的に利用拡大することが見込まれている。
【0003】
一方で、上記のような飛行体の落下事故のリスクが危険視される等しており、飛行体の普及の妨げとなっている。こうした落下事故のリスクを低減するため等に、飛行体用パラシュート装置等の安全装置が製品化されつつある。
【0004】
たとえば、特許文献1には、蓋部を有する収容器と、収容器に収容される射出物と、蓋部を内側から押して取り外す部材とを備える装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国特許出願公開第111361738号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、蓋部を取り外すために、アクチュエータによって発生させた押力(アクチュエータの駆動力を利用したもの)によって蓋部を内側から押したときに、蓋部の天板部が破損すると、収容器に収容されている射出物が適切に射出されない場合がある。したがって、蓋部の天板部が破損しない適切な押力で蓋部を取り外すように、たとえば、当該押力を従来よりも低下させるように調整しなければならない場合がある。しかしながら、アクチュエータの駆動力を射出物の射出にも利用する場合であって、当該押力を低下させる調整を行う場合には、安全装置の製造が煩雑となるだけでなく、射出物を射出する際の射出力が低下してしまい、射出物を十分に射出できない場合がある。
【0007】
そこで、本発明は、たとえばアクチュエータによって発生させる押力(駆動力)を従来よりも低下させるような調整をすることなく、射出物を十分に射出できるとともに、蓋部を取り外すために蓋部を内側から押したときに、蓋部の天板部が破損することを従来よりも抑制できる安全装置、および、当該安全装置を備えた飛行体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明に係る安全装置は、飛行体用の安全装置であって、蓋部を有する収容器と、前記収容器に収容される射出物と、一方側に摺動することによって前記蓋部を内側から押して前記蓋部を取り外す摺動部材、および前記摺動部材を一方側に摺動させる駆動力を発生させる動力源を有するアクチュエータとを備え、前記蓋部は、前記摺動部材の一方側に位置しかつ一方側に凸に湾曲する湾曲面が外面の少なくとも一部に形成された天板部と、前記天板部の内面から他方側に突出しかつ前記摺動部材が一方側に摺動した場合に前記摺動部材を受ける受け部とを有することを特徴とする。
【0009】
(2) 上記(1)の安全装置においては、前記天板部は、少なくとも一部が中空半球状またはドーム状であって、前記天板部の前記中空半球状または前記ドーム状の部分のうち少なくとも一部に前記湾曲面が形成されているが好ましい。
【0010】
(3) 上記(1)または(2)の安全装置においては、前記受け部は、前記摺動部材の摺動方向と直交しかつ前記摺動部材が一方側に摺動した場合に前記摺動部材を受ける受け面を有しており、前記摺動部材の前記受け面側の端部には、作動時に前記受け面を押す面が形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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