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公開番号2024112337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017222
出願日2023-02-08
発明の名称磁気トルカ
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類B64G 1/32 20060101AFI20240814BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】比較的簡単な構造で、所望の剛性を確保しつつ磁気トルカの軽量化を実現する。
【解決手段】電磁石2bを有する電磁石部2と、電磁石部2を覆うように折り曲げられた単一の金属板を有する板状部材1とを備え、板状部材1は、電磁石部2を保持する保持部201と、板状部材1を宇宙機に取り付けるための固定部101と、宇宙機から電磁石部2に電力を供給する接続端子1bが取り付けた貫通孔301を有することを特徴とする磁気トルカ。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
電磁石を有する電磁石部と、
前記電磁石部を覆うように折り曲げられた単一の金属板を有する板状部材と
を備え、
前記板状部材は、
前記電磁石部を保持する保持部と、
前記板状部材を宇宙機に取り付けるための固定部と、
前記宇宙機から前記電磁石部に電力を供給する接続端子が取り付けた貫通孔を有することを特徴とする磁気トルカ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記電磁石部は、その軸方向両端において前記板状部材に対し固定されることを特徴とする請求項1に記載の磁気トルカ。
【請求項3】
前記金属板は、断面がコの字状に折り曲げられた収容部を有し、前記収容部における前記軸方向の両端部においてコの字状の前記断面を塞ぐようにして前記電磁石部が固定されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気トルカ。
【請求項4】
前記板状部材は、前記金属板と、前記金属板が取り付けられるとともに、前記固定部を有する他の金属板からなることを特徴とする請求項3に記載の磁気トルカ。
【請求項5】
前記他の金属板は、前記金属板の前記収容部の開口を塞ぐように前記電磁石部を覆っていることを特徴とする請求項4に記載の磁気トルカ。
【請求項6】
前記板状部材における前記固定部は、前記金属板のコの字状に折り曲げられた部分の端部から延在するフランジ状に開いた取り付け部に設けられた複数の貫通孔であることを特徴とする請求項3に記載の磁気トルカ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、宇宙機に搭載される磁気トルカに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるような宇宙機に搭載される従来の磁気トルカは、所望の剛性を確保するため、複数の部材により電磁石部を保持していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-300773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら宇宙機に搭載される従来の磁気トルカの構造においては、複数の部材を組み合わせて構成しているため、構造が複雑化するだけでなく、質量の増加及び結合の負荷が発生し好ましくなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上を鑑み、本発明に係る磁気トルカは、
電磁石を有する電磁石部と、
前記電磁石部を覆うように折り曲げられた単一の板状部材を有し、
前記板状部材は、
前記電磁石部を保持する保持部と、
前記板状部材を宇宙機に取り付けるための固定部と、
前記宇宙機から前記電磁石部に電力を供給する接続端子が取り付けた貫通孔を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、比較的簡単な構造で、所望の剛性を確保しつつ軽量化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態における磁気トルカの分解斜視図
本発明の一実施形態における磁気トルカの外観斜視図
本発明の一実施形態における磁気トルカの例の拡大図
本発明の一実施形態における磁気トルカの金属板の展開図
本発明の一実施形態における磁気トルカの金属板の他の展開図
本発明の他の実施形態における磁気トルカの外観斜視図
本発明の他の実施形態における磁気トルカの分解斜視図
本発明の他の実施形態における磁気トルカの断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第一実施形態)
本発明の実施例に係る宇宙機に搭載される磁気トルカTQについて、図1から図5を用いて説明する。
【0009】
図1には本実施形態に係る宇宙機に搭載される磁気トルカTQの分解斜視図を示している。図1に示すように、本実施形態の磁気トルカTQは、詳細は後述するが、構造部材として曲げ部を有した板状部材1に電磁石部2が接合される。なお、板状部材1は金属板1aと接続端子1bと固定螺子1cから構成されている。
【0010】
金属板1aは一枚の(単一の)板金を図1に示すようにコの字状に折り曲げて形成されている。コの字状に折り曲げた金属板1aの端部には、フランジ状に開いた取り付け部1dが設けられており、宇宙機に対して螺子固定されるための貫通孔101が磁気トルカTQの軸方向(後述するコイル2aの軸方向)に並設されている。なお、本実施形態においては貫通孔101を取り付け部1dの軸方向全体に亘って設けているが、これに限られず一部のみに設けてもよい。貫通孔101が軸方向に亘り複数並設されることにより、所望の寸法の宇宙機の固定部に対して任意に取り付けることができる。接続端子1bについて詳しくは図3を用いて後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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