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公開番号
2024073339
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-29
出願番号
2022184495
出願日
2022-11-17
発明の名称
空港用貨物搬送車
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B64F
1/32 20060101AFI20240522BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】塩害対策を施した空港用貨物搬送車を提供する。
【解決手段】空港用貨物搬送車1は、骨格を形成するシャーシー10と、シャーシー10上に設けられた床プレートと、フロントパネル部及びリアパネル部22を含み、車幅方向の何れか一方又は双方が少なくとも開口した箱本体20と、箱本体20の開口を開閉可能に取り付けられたサイドウイングパネル部31と、を備え、フロントパネル部、リアパネル部22及びサイドウイングパネル部31が繊維強化プラスチックで形成されてなる。塩害防止のみならず、最適な重量とすることができ、燃費や運用コストが低減される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
骨格を形成するシャーシーと、
前記シャーシー上に設けられた床プレートと、
フロントパネル部及びリアパネル部を含み、車幅方向の何れか一方又は双方が開口した箱本体と、
前記箱本体の開口を開閉可能に取り付けられたサイドウイングパネル部と、
を備え、
前記フロントパネル部、前記リアパネル部及び前記サイドウイングパネル部が繊維強化プラスチックで形成されてなる、空港用貨物搬送車。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記フロントパネル部、前記リアパネル部及び前記サイドウイングパネル部には、各周縁部を補強する枠部材が取り付けられている、請求項1に記載の空港用貨物搬送車。
【請求項3】
前記シャーシー及び前記床プレートがステンレス製である、請求項1に記載の空港用貨物搬送車。
【請求項4】
ブラケットの一端部が、前記サイドウイングパネル部のフロント及びリアに、それぞれ、荷台長内で、固定されており、
伸長自在なダンパーの一端が、前記フロントパネル部及び前記リアパネル部のそれぞれ、内側に、傾斜自在に固定されて設けられており、前記ダンパーの他端が前記ブラケットの他端部に設けられている、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の空港用貨物搬送車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空港用貨物、例えばスーツケースなど機内に持ち込めない乗客の荷物を飛行機の近くに搬送したり、飛行機から降ろした荷物を空港ビルに搬送したりするための空港用貨物搬送車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
空港ビル内において乗客は荷物を預け、その荷物は貨物集積場から空港用貨物搬送車に載せられて飛行機近くまで運ばれて飛行機内に搬入されている。荷物は逆の手順に沿って、乗客に戻される(特許文献1)。
【0003】
このような空港用貨物搬送車は、コンテナドウリーやパレットドウリーとは異なり、バルクカートとも呼ばれることがある。空港用貨物搬送車は、鉄などの鋼材でシャーシーが枠組みされ、その上に床プレートが配置され、鉄板で箱本体が構築されている。このような搬送車は前後で連結して先頭に牽引車を連結している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-321699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
空港は離島、臨海地、寒冷地などに設けられていることが多く、空港用貨物搬送車に塩害対策が十分になされていないという課題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、塩害対策を施した空港用貨物搬送車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の目的を達成するために、本願の空港用貨物搬送車は、
骨格を形成するシャーシーと、
前記シャーシー上に設けられた床プレートと、
フロントパネル部及びリアパネル部を含み、車幅方向の何れか一方又は双方が開口した箱本体と、
前記箱本体の開口を開閉可能に取り付けられたサイドウイングパネル部と、
を備え、
前記フロントパネル部、前記リアパネル部及び前記サイドウイングパネル部が繊維強化プラスチックで形成されてなる。
【0008】
フロントパネル部、リアパネル部及びサイドウイングパネル部が繊維強化プラスチックで形成されていることにより、サイドパネル部やトップパネル部が設けられている場合にはこれらが繊維強化プラスチックで形成されていることにより、塩害対策が施され錆びない。これにより、空港用貨物搬送車の耐久性、耐用年数が増加するだけでなく、メインテナンス回数・費用も低減する。
【0009】
特に、箱本体において、トップパネル部がフロントパネル部及びリアパネル部に前後方向の両端が達するように設けられており、サイドウイングパネル部が、トップパネル部に開閉自在に取り付けられてもよい。また、箱本体が車幅方向の一方のみ開口している場合、フロントパネル部とリアパネル部との間でサイドパネル部が設けられることが通常である。この場合、サイドパネル部やトップパネル部は繊維強化プラスチップで形成されなる。床プレートの上に設けられる各パネル部、すなわち、フロントパネル部、リアパネル部、トップパネル部及びサイドウイングパネル部は、何れも同質の繊維強化プラスチックでも、パネル部毎に異質の繊維強化プラスチックでもよい。繊維強化プラスチックが同質であるか異質であるかは、繊維の種類、樹脂の種類がいずれも同じであってもよいし、異なってもよいという意味である。トップパネル部が設けられていない形態にあっては、サイドウイングパネル部が車幅方向の両側に設けられるために、サイドウイングパネル部を支持するために車両前後に延びる門型のような支持部材を設けてもよい。
【0010】
本願の空港用貨物搬送車は、前記空港用貨物搬送車において、
前記フロントパネル部、前記リアパネル部及び前記サイドウイングパネル部には、各周縁部を補強する枠部材が取り付けられていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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