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公開番号
2024176649
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095373
出願日
2023-06-09
発明の名称
空中移動システム
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
B64U
20/80 20230101AFI20241212BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】太陽光を遮るために太陽と対象物の間に入るための適格な制御を行い、安定して日陰を提供することが可能な空中移動システムを提供する。
【解決手段】空中移動システム100は、空中移動体10と、空中移動体10の動作を制御する制御部20とを備え、空中移動体10は、浮遊力発生源30と、太陽の光を遮蔽する遮蔽部40と、対象物の位置方向と太陽の位置方向を特定するための情報を取得するセンサ51,52と、を備え、制御部20は、センサからの情報をもとに対象物と太陽の間となる位置方向を特定する位置方向特定手段を備え、位置方向特定手段により特定された位置方向に空中移動体10が移動するように浮遊力発生源30を制御し、遮蔽部40により対象物から太陽の光を遮り日陰を提供する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
空中移動体と、前記空中移動体の動作を制御する制御部とを備えた空中移動システムにおいて、
前記空中移動体は、
当該空中移動体を浮遊させる浮遊力発生源と、
太陽の光を遮蔽する遮蔽部と、
対象物の位置方向と太陽の位置方向を特定するための情報を取得するセンサと、を備え、
前記制御部は、
前記センサからの情報をもとに前記対象物と前記太陽の間となる位置方向を特定する位置方向特定手段を備え、
前記位置方向特定手段により特定された位置方向に前記空中移動体が移動するように前記浮遊力発生源を制御し、前記遮蔽部により前記対象物から前記太陽の光を遮り日陰を提供することを特徴とする空中移動システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記浮遊力発生源は、前記空中移動体の外周部に設けられ、
前記遮蔽部は、前記浮遊力発生源の内周側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空中移動システム。
【請求項3】
前記空中移動体は、その高度を調整するための情報を取得するセンサを備え、
前記制御部は、前記センサからの情報をもとに前記空中移動体の高度を設定する高度設定手段を備え、前記高度設定手段により設定された高度に前記空中移動体を移動させることを特徴とする請求項2に記載の空中移動システム。
【請求項4】
前記空中移動体は、障害物へ衝突することを回避するための情報を取得するセンサを備え、
前記制御部は、前記センサからの情報をもとに前記空中移動体が障害物へ衝突することを回避するように前記空中移動体を移動させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空中移動システム。
【請求項5】
前記空中移動体は、当該空中移動体が落下し、又は障害物に衝突した場合でもその衝撃を緩和させるための衝撃緩和機構を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空中移動システム。
【請求項6】
前記空中移動体は、当該空中移動体や前記対象物の安全を確保するための情報を取得するセンサを備え、
前記制御部は、前記センサからの情報を解析し、前記空中移動体の墜落や衝突、故障、その他トラブルを防ぐための危機回避制御を行い、
前記空中移動体は、前記危機回避制御を行う旨を前記対象物に伝えるための情報発信部を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空中移動システム。
【請求項7】
前記空中移動体の電力を補うための発電機構を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空中移動システム。
【請求項8】
前記空中移動体は、当該空中移動体により太陽光を遮蔽する前記対象物がより冷却されるために前記対象物に冷却物を当てる冷却物送出機能を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空中移動システム。
【請求項9】
前記空中移動体は、前記制御部による制御を外部から行う場合に、前記空中移動体の制御指示を外部から受信する受信部を備え、
前記制御部は、前記受信部が受信した外部からの制御指示内容をもとに前記空中移動体を制御することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空中移動システム。
【請求項10】
前記空中移動体が離発着する離発着場と、前記離発着場の下部に前記対象物が入ることができる空間とを有したステーションを備え、
前記制御部は、前記空中移動体が前記ステーションの離発着場で待機している際に、前記空中移動体を利用する予定の前記対象物が前記ステーションに入ったことを検知することを特徴とする請求項9に記載の空中移動システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人などの対象物から太陽の光を遮り日陰を提供する空中移動システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来からこの種のシステムとして、傘部と空中移動機構(クワッドコプターと言われるドローン)を組み合わせたシステムが知られている(例えば特許文献1,2,3参照)。また、蛇腹状の傘を設けた自律移動飛行体が知られている(特許文献4参照)。また、無人航空機によって傘を保持し、車に乗り降りする際に稼働するシステムが知られている(特許文献5参照)。また、浮遊体から被遮光体の位置と距離を計測し、所定距離位置に浮遊体が近づくように制御して被遮光体を太陽光から遮る太陽光遮光装置が知られている(特許文献6参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-048025号公報
特開2020-50338号公報
特開2022-027784号公報
特許第6670064号公報
特表2020-510577号公報
特開2008-212421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1~5に示されるシステムや装置は、傘部が太陽と人の間に入る制御を行うことは示されておらず、太陽光を防ぎ日傘として機能するものではない。また、特許文献6に示される装置は、対象物(被遮光体)と太陽の両方の位置方向をリアルタイムで計測し把握するものではなく、従って、浮遊体が被遮光体と太陽の間に入るために適格な制御を行えるものではない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するものであり、太陽光を遮るために太陽と対象物の間に入るための適格な制御を行い、安定して日陰を提供することが可能な空中移動システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、空中移動体と、前記空中移動体の動作を制御する制御部とを備えた空中移動システムにおいて、前記空中移動体は、当該空中移動体を浮遊させる浮遊力発生源と、太陽の光を遮蔽する遮蔽部と、対象物の位置方向と太陽の位置方向を特定するための情報を取得するセンサと、を備え、前記制御部は、前記センサからの情報をもとに前記対象物と前記太陽の間となる位置方向を特定する位置方向特定手段を備え、前記位置方向特定手段により特定された位置方向に前記空中移動体が移動するように前記浮遊力発生源を制御し、前記遮蔽部により前記対象物から前記太陽の光を遮り日陰を提供することを特徴とするものである。
【0007】
また、上記空中移動システムにおいて、浮遊力発生源は、空中移動体の外周部に設けられ、遮蔽部は、浮遊力発生源の内周側に設けられていることが好ましい。
【0008】
また、上記空中移動システムにおいて、空中移動体は、その高度を調整するための情報を取得するセンサを備え、制御部は、前記センサからの情報をもとに空中移動体の高度を設定する高度設定手段を備え、高度設定手段により設定された高度に空中移動体を移動させることが好ましい。
【0009】
また、上記空中移動システムにおいて、空中移動体は、障害物へ衝突することを回避するための情報を取得するセンサを備え、制御部は、前記センサからの情報をもとに空中移動体が障害物へ衝突することを回避するように空中移動体を移動させることが好ましい。
【0010】
また、上記空中移動システムにおいて、空中移動体は、当該空中移動体が落下し、又は障害物に衝突した場合でもその衝撃を緩和させるための衝撃緩和機構を備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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