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公開番号2025086898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2024206354
出願日2024-11-27
発明の名称搬送方法および搬送システム
出願人個人
代理人個人
主分類B64D 1/22 20060101AFI20250602BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】地上輸送が難しい目的地であっても重量の大きな被搬送物を迅速に搬送する。
【解決手段】被搬送物(消火ユニット53)が搭載された予備加速装置(車両108)を飛行機(ジェット機98)が追い越すときに、被搬送物(水タンク50)の保持部(カイト76およびピックアップケーブル74)を捕捉部(着脱フック72)に連結させて被搬送物(消火ユニット53)を予備加速装置から飛行機に移し替え、そのまま火災場所などの搬送目的地に飛行機で搬送する。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
被搬送物を飛行機で搬送する方法であって、
前記被搬送物は保持部を有し、
前記飛行機は、前記保持部と連結可能な捕捉部を有し、
前記被搬送物が搭載されて所定の走行方向に地上を走行する予備加速装置を、前記予備加速装置よりも高速で前記走行方向に飛行する前記飛行機が追い越すときに、前記被搬送物の前記保持部を前記捕捉部に連結させて前記被搬送物を前記予備加速装置から前記飛行機に移し替え、移し替えられた前記被搬送物を前記飛行機で搬送することを特徴とする搬送方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記保持部を前記捕捉部に連結させるときの前記予備加速装置の走行速度は前記予備加速装置と前記飛行機との相対速度よりも大きい請求項1に記載の搬送方法。
【請求項3】
搬送目的地の上空において前記捕捉部と前記保持部との連結を解除して前記被搬送物を前記飛行機から投下する請求項1に記載の搬送方法。
【請求項4】
前記被搬送物が消火剤を収容した消火剤容器を含み、
前記搬送目的地が火災場所である請求項3に記載の搬送方法。
【請求項5】
前記保持部は、前記予備加速装置が地上を走行することによって受ける風圧による揚力で空中に上昇する浮揚部材を有し、
前記捕捉部が前記浮揚部材を空中で捕捉することで前記保持部が前記捕捉部に連結される請求項3または4に記載の搬送方法。
【請求項6】
前記飛行機から投下されて落下する前記被搬送物が受ける風圧で前記浮揚部材が揚力を受けて前記被搬送物を減速させる請求項5に記載の搬送方法。
【請求項7】
被搬送物を飛行機で搬送する搬送システムであって、
前記被搬送物が搭載されて所定の走行方向に地上を走行する予備加速装置と、
前記予備加速装置よりも高速で飛行可能かつ前記被搬送物を搬送可能な前記飛行機と、を備え、
前記被搬送物は保持部を有し、
前記飛行機は、前記保持部と連結可能な捕捉部を有し、
前記予備加速装置よりも高速で前記走行方向に飛行する前記飛行機が前記予備加速装置を追い越すときに、前記被搬送物の前記保持部を前記捕捉部に連結させて前記被搬送物を前記予備加速装置から前記飛行機に移し替え、移し替えられた前記被搬送物を前記飛行機で搬送することを特徴とする搬送システム。
【請求項8】
前記被搬送物が、消火剤を収容する消火剤容器と、前記消火剤容器と接続された消火ホースと、前記消火ホースの先端部に設けられて前記消火剤を噴射するノズル部と、を有する請求項7に記載の搬送システム。
【請求項9】
前記被搬送物は、一または複数種類の推進剤がそれぞれ充填された一または複数の推進剤容器と、内部流路を選択的に切り替え可能な交番バルブと、を更に有し、
前記消火剤容器および前記推進剤容器と前記ノズル部とは前記交番バルブおよび前記消火ホースを介して連通しており、
前記ノズル部から噴射される噴射物が、前記交番バルブの切り替えにより前記消火剤または一もしくは複数種類のガス状の前記推進剤のいずれか一つに切り替えられる、請求項8に記載の搬送システム。
【請求項10】
前記ノズル部から前記ガス状の前記推進剤が噴射される噴射圧の反作用により前記消火ホースの一部および前記ノズル部が自重に抗して浮揚可能である請求項9に記載の搬送システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は搬送方法および搬送システムに関し、具体的には、世界的に多発している山火事や高層ビルの火災等に用いられる消火剤を飛行機で搬送する方法およびシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、消火方法は消防車から消火ホースを伸ばし人が火災に接近して手持ちによるホースで消火をするのが常であった。そのため消防士が火災に近づこうとして人命の危機があった。又、消防車に設置された自動ノズルでは水と火災までの距離があるので、水が霧化して消火能力が落ちるという欠点があった。
【0003】
無人の消火方法として、ヘリコプターやドローンなどの無人航空機から消火剤を投下したり(下記特許文献1参照)、またはドローンに消火ホースを接続してビルの高所までノズルを持ち上げて放水したり(下記特許文献2参照)することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-6302号公報
特開2019-193766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の如く、従来技術に係る消防技術では大きな山火事ではほとんど消火は不可能であった。又、火災に近づこうとして消防士に危険がおよぶことがあった。このため有効な消火方法が存在せず、山火事により広大な自然環境が破壊されていた。
【0006】
具体的には、特許文献1のようにヘリコプターから投下される消火剤にパラシュートを取り付けることは山火事の消火に一定の意義を有すると考えられるが、ヘリコプターは飛行速度に難があるため消火剤を迅速に輸送することは難しい。
また、特許文献2のようにドローンでノズルを持ち上げることはビル火災などの高所に対応するには有用であるかもしれないが、消火用水の水源が近くに存在する必要があり、車両が乗り入れることが困難な山火事に対応することはできない。
【0007】
上では山火事の消火を一例として説明したが、それ以外にも、被災地に救援物資や救助隊員を迅速に届けることが望まれている。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、その目的は地上輸送が難しい目的地であっても重量の大きな被搬送物を迅速に搬送することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、被搬送物を飛行機で搬送する方法であって、
前記被搬送物は保持部を有し、
前記飛行機は、前記保持部と連結可能な捕捉部を有し、
前記被搬送物が搭載されて所定の走行方向に地上を走行する予備加速装置を、前記予備加速装置よりも高速で前記走行方向に飛行する前記飛行機が追い越すときに、前記被搬送物の前記保持部を前記捕捉部に連結させて前記被搬送物を前記予備加速装置から前記飛行機に移し替え、移し替えられた前記被搬送物を前記飛行機で搬送することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、被搬送物を飛行機で搬送する搬送システムであって、
前記被搬送物が搭載されて所定の走行方向に地上を走行する予備加速装置と、
前記予備加速装置よりも高速で飛行可能かつ前記被搬送物を搬送可能な前記飛行機と、を備え、
前記被搬送物は保持部を有し、
前記飛行機は、前記保持部と連結可能な捕捉部を有し、
前記予備加速装置よりも高速で前記走行方向に飛行する前記飛行機が前記予備加速装置を追い越すときに、前記被搬送物の前記保持部を前記捕捉部に連結させて前記被搬送物を前記予備加速装置から前記飛行機に移し替え、移し替えられた前記被搬送物を前記飛行機で搬送することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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