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公開番号2025012569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115486
出願日2023-07-13
発明の名称垂直離着陸機用ガスタービンエンジン
出願人個人
代理人
主分類B64D 27/12 20060101AFI20250117BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】垂直離着陸可能な航空機において、燃費の良い水平飛行を可能にするには、ターボプロップエンジンを用いて水平飛行するのが良い。課題は、どうやって垂直離着陸モードから、水平飛行時の、燃費の良いターボプロップエンジンのモードに切り替えるかと言う事である。
【解決手段】本発明の、垂直離着陸機用ガスタービンエンジンは、バルブを閉じたり、開いたりする、簡便な機構で、垂直離着陸モードと、燃費の良いターボプロップエンジンによる、水平飛行モードとを使い分ける事ができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
コンプレッサー駆動用タービンと、フリータービンの間に、分岐管を設置するか、あるいはフリータービンを通過したガスを分岐する、分岐管を設け、その分岐管にバルブを付ける事を特徴とする、ガスタービンエンジン。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
上記請求項1の、ガスタービンエンジンにおいて、コンプレッサー駆動用タービンを通過した高圧ガスを分岐する、分岐管を設け、その分岐管の中を高圧ガスが通過し、その高圧ガスのエネルギーを用いて、垂直離着陸用プロペラを駆動する事を特徴とする、ガスタービンエンジン。
【請求項3】
上記請求項2の、ガスタービンエンジンにおいて、高圧ガスが通過する分岐管が、翼の中を通る事を特徴とするガスタービンエンジン。
【請求項4】
上記請求項2の、ガスタービンエンジンにおいて、垂直離着陸用プロペラの速度調整を、電動発電機で行う事を特徴とする ガスタービンエンジン。
【請求項5】
上記請求項2の、ガスタービンエンジンにおいて、垂直離着陸用プロペラの駆動を、チップジェットで行う事を特徴とする ガスタービンエンジン。
【請求項6】
上記請求項2の、ガスタービンエンジンにおいて、推進用プロペラを駆動するタービンを回転させるには、高圧ガスが必要だが、その高圧ガスを供給するか、それとも止めるかを、バルブの開け閉めで行う事を特徴とする ガスタービンエンジン。
【請求項7】
上記請求項2の、ガスタービンエンジンにおいて、垂直離着陸用プロペラを駆動するタービン、あるいはチップジェットを駆動するには、高圧ガスが必要だが、その高圧ガスを供給するか、それとも止めるかを、バルブの開け閉めで行う事を特徴とする ガスタービンエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、垂直離着陸機用ガスタービンエンジンに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
現在、垂直離着陸機のほとんどは、ガスタービンエンジンを用いており、実用例としては、アメリカ軍の戦闘機F-35B、アメリカ軍の輸送機V-22オスプレイなどが有る。
【0003】
従来の垂直離着陸機の問題点は、製造コストと保守及び維持費用が高い事である。例えばヘリコプターは垂直離着陸可能な航空機の代表であるが、水平飛行時の燃費は悪い。燃費の良い水平飛行をするにはターボプロップエンジンを用いるのが一番良い。従って、ターボプロップエンジンに、垂直離着陸機能を付加するのが、燃費を良くする為の有効な解決手段である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-321794号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の垂直離着陸機の問題点は、製造コストと保守及び維持費用が高い事である。例えばヘリコプターは垂直離着陸可能な航空機の代表であるが、水平飛行時の燃費は悪い。燃費の良い水平飛行をするにはターボプロップエンジンを用いるのが一番良い。従って、ターボプロップエンジンに、垂直離着陸機能を付加するのが、燃費を良くする為の有効な解決手段である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の垂直離着陸機用ガスタービンエンジンは、製造コストと保守及び維持費用が安く、故障が少ない事を特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の、垂直離着陸機用ガスタービンエンジンは、コストが安く、故障が少なく、軽量かつ簡単な機構で、垂直に離着陸でき、なおかつ、水平飛行時は、燃費の良いターボプロップエンジンに切りかえる事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の(実施例1)の垂直離着陸機用ガスタービンエンジンを搭載した垂直離着陸機の平面図である。
図2は、本発明の(実施例1)の垂直離着陸機用ガスタービンエンジンの、図1のA-A断面図である。
図3は、本発明の(実施例1)の垂直離着陸機用ガスタービンエンジンの、図1のB-B断面図である。
図4は、本発明の(実施例2)の垂直離着陸機用ガスタービンエンジンを搭載した機体の平面図である。
図5は、図4のC-C断面図である。
【0009】
水平飛行時には、バタフライバルブ72が閉じられ、逆にバタフライバルブ71が開けられているので、高圧ガスは前進用プロペラ駆動用タービン70を駆動して、排気口67から排気される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、垂直/短距離離着陸機に用いられる、ガスタービンエンジンに関するものである。本発明を簡単に説明すれば、ターボプロップエンジンを有する、垂直離着陸機である。つまり、本発明は、ターボプロップエンジンに、垂直離着陸機能を付加したものである。ターボプロップエンジンだけでなく、ダクテッドファンエンジンや、ターボファンエンジンにも、本発明は応用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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