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公開番号2025031971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024230061,2024018166
出願日2024-12-26,2014-05-01
発明の名称金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システム、金融商品取引管理システムにおける金融商品取引管理方法、金融商品取引端末、プログラム
出願人株式会社マネースクエアHD
代理人個人,個人
主分類G06Q 40/04 20120101AFI20250228BHJP(計算;計数)
要約【課題】多くの利益を得る機会を提供できる金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システムを提供する。
【解決手段】金融商品取引管理装置1は、第一注文のみを約定させる第一注文価格の情報を含む第一注文情報、第二注文のみを、対応付けられた第一注文の約定価格に対して所定の利幅となるように設定された第二注文価格の情報を含む第二注文情報、を生成する注文情報生成部16、第一注文、第二注文を約定させる約定情報生成部14を備える。注文情報生成部16は複数の第一注文価格が異なる価格に設定される第一注文情報を生成し、約定情報生成部14は複数の第一注文の少なくとも一部を約定させ、注文情報生成部16は約定した第一注文に対応する第二注文の第二注文情報を生成し、約定情報生成部14は第二注文を約定させる。注文情報生成部16は第一注文価格で第一注文を行う第一注文情報を再度生成する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項１】
金融商品の取引を行うための金融商品取引管理装置であって、
前記金融商品の第一注文のみを約定させる基準となる価格として設定された第一注文価格の情報を含む第一注文情報を生成する第一注文情報生成手段と、
前記第一注文に対応付けられた第二注文のみを約定させる基準となる価格であって、前記第一注文の約定に伴って発生する所定の条件に基づいて設定され、かつ、それぞれの前記第二注文に前記対応付けられた前記第一注文の約定価格に対して所定の利幅となるように設定された価格である、第二注文価格の情報を含む第二注文情報を生成する第二注文情報生成手段と、
前記第一注文情報生成手段が生成した前記第一注文情報に基づく前記第一注文の約定、及び、前記第二注文情報生成手段が生成した前記第二注文情報に基づく前記第二注文の約定を行わせる約定情報生成手段とを備え、
前記第一注文情報生成手段は、複数の前記第一注文価格がそれぞれ異なる価格に設定されるようにそれぞれの前記第一注文情報を生成し、
前記約定情報生成手段は、複数の前記第一注文情報に基づいて設定される複数の前記第一注文のうちの少なくとも一部の約定を行い、
前記第二注文情報生成手段は、約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を行うための前記第二注文情報を生成し、
前記約定情報生成手段は、前記第二注文情報生成手段が生成した前記第二注文情報に基づく、前記約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を約定させ、
前記第一注文情報生成手段は、前記第一注文価格で前記第一注文を行う前記第一注文情報を再度生成することを特徴とする金融商品取引管理装置。
続きを表示（約 3,600 文字）【請求項２】
前記第二注文情報生成手段は、複数の前記第二注文情報のそれぞれを、それぞれの前記第二注文を約定させる基準となる価格として、それぞれ異なる価格として設定された前記第二注文価格に対し、相場価格が、それぞれの前記第二注文価格を超えて上昇又は下落したそれぞれの前記第二注文が発注されるように設定することを特徴とする請求項１に記載の金融商品取引管理装置。
【請求項３】
前記第一注文、及び／又は、前記第二注文は、指値注文、逆指値注文、成行注文の何れかとして発注されるように設定されたことを特徴とする請求項１又は２に記載の金融商品取引管理装置。
【請求項４】
前記第一注文情報生成手段、及び、前記第二注文情報生成手段は、前記第一注文を設定する前記第一注文情報に基づく前記第一注文と、該第一注文の決済注文にあたる前記第二注文を設定する前記第二注文情報に基づく前記第二注文とがそれぞれ約定されたのち、新たな前記第一注文情報及び新たな前記第二注文情報の生成に基づいて設定された新たな前記第一注文によるポジションの保有と新たな前記第二注文情報の生成に基づいて設定された前記第二注文による前記ポジションの決済とを繰り返すように設定されたことを特徴とする請求項１乃至３の何れか一つに記載の金融商品取引管理装置。
【請求項５】
前記金融商品の相場価格が所定の価格に至ったときに、生成された前記第一注文情報及び前記第二注文情報に基づいて設定される前記第一注文及び前記第二注文を約定させる約定情報生成手段を備えたことを特徴とする請求項１乃至４の何れか一つに記載の金融商品取引管理装置。
【請求項６】
金融商品の取引を行うための金融商品取引管理システムであって、
前記金融商品の第一注文のみを約定させる基準となる価格として設定された、第一注文価格の情報を含む第一注文情報を生成する第一注文情報生成手段と、
前記第一注文に対応付けられた第二注文のみを約定させる基準となる価格であって、前記第一注文の約定に伴って発生する所定の条件に基づいて設定され、かつ、それぞれの前記第二注文に前記対応付けられた前記第一注文の約定価格に対して所定の利幅となるように設定された価格である、第二注文価格の情報を含む第二注文情報を生成する第二注文情報生成手段と、
前記第一注文情報生成手段が生成した前記第一注文情報に基づく前記第一注文の約定、及び、前記第二注文情報生成手段が生成した前記第二注文情報に基づく前記第二注文の約定を行わせる約定情報生成手段とを備え、
前記第一注文情報生成手段は、複数の前記第一注文価格がそれぞれ異なる価格に設定されるようにそれぞれの前記第一注文情報を生成し、
前記約定情報生成手段は、複数の前記第一注文情報に基づいて設定される複数の前記第一注文のうちの少なくとも一部の約定を行い、
前記第二注文情報生成手段は、約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を行うための前記第二注文情報を生成し、
前記約定情報生成手段は、前記第二注文情報生成手段が生成した前記第二注文情報に基づく、前記約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を約定させ、
前記第一注文情報生成手段は、前記第一注文価格で前記第一注文を行う前記第一注文情報を再度生成することを特徴とする金融商品取引管理システム。
【請求項７】
金融商品の取引を行うための金融商品取引管理システムにおける金融商品取引管理方法であって、
前記金融商品の第一注文のみを約定させる基準となる価格として設定された、第一注文価格の情報を含む第一注文情報が生成される第一注文情報生成手順と、
前記第一注文に対応付けられた第二注文のみを約定させる基準となる価格であって、前記第一注文の約定に伴って発生する所定の条件に基づいて設定され、かつ、それぞれの前記第二注文に前記対応付けられた前記第一注文の約定価格に対して所定の利幅となるように設定された価格である、第二注文価格の情報を含む第二注文情報が生成される第二注文情報生成手順と、
前記第一注文情報生成手順において生成された前記第一注文情報に基づく前記第一注文の約定、及び、前記第二注文情報生成手順において生成された前記第二注文情報に基づく前記第二注文の約定が行われる約定情報生成手順とを備え、
前記第一注文情報生成手順においては、複数の前記第一注文価格がそれぞれ異なる価格に設定されるようにそれぞれの前記第一注文情報が生成され、
前記約定情報生成手順においては、複数の前記第一注文情報に基づいて設定される複数の前記第一注文のうちの少なくとも一部の約定が行われ、
前記第二注文情報生成手順においては、約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を行うための前記第二注文情報が生成され、
前記約定情報生成手順において、前記第二注文情報生成手順において生成された前記第二注文情報に基づく、前記約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文が約定され、
前記第一注文情報生成手順においては、前記第一注文価格で前記第一注文を行う前記第一注文情報が再度生成されることを特徴とする金融商品取引管理システムにおける金融商品取引管理方法。
【請求項８】
相場価格が変動する金融商品の注文を行うための金融商品取引管理装置と通信可能な、前記金融商品の取引を行う利用者の用いる金融商品取引端末であって、
該金融商品取引端末は、前記利用者によって前記金融商品の取引に関する各種操作が行われる操作手段と、前記利用者に対して前記金融商品の取引に関する情報を表示する表示手段とを備え、
前記操作手段は、
第一注文と第二注文との所定の利幅を設定するための情報が前記利用者の操作によって入力される利幅設定手段を含む、前記金融商品の取引を行う情報としての第一注文情報及び第二注文情報を生成するために前記利用者が操作を行う注文設定手段を備え、
前記表示手段は、
前記利用者の操作によって入力された、前記利幅を設定するための情報とが表示されるように構成され、
該注文設定手段によって設定された、前記金融商品の売買を行うための情報としての売買注文申込情報が送信される前記金融商品取引管理装置は、
前記金融商品の前記第一注文のみを約定させる基準となる価格として設定された、第一注文価格の情報を含む前記第一注文情報を生成する第一注文情報生成手段と、
前記第一注文に対応付けられた前記第二注文のみを約定させる基準となる価格であって、前記第一注文の約定に伴って発生する所定の条件に基づいて設定され、かつ、それぞれの前記第二注文に前記対応付けられた前記第一注文の約定価格に対して所定の利幅となるように設定された価格である、第二注文価格の情報を含む前記第二注文情報を生成する第二注文情報生成手段と、
前記第一注文情報生成手段が生成した前記第一注文情報に基づく前記第一注文の約定、及び、前記第二注文情報生成手段が生成した前記第二注文情報に基づく前記第二注文の約定を行わせる約定情報生成手段とを備え、
前記売買注文申込情報は、売買を行う前記金融商品の、前記利用者によって設定された前記第一注文と前記第二注文との所定の利幅を演算するための情報を含み、
前記注文設定手段は、前記利用者の操作により、
前記第一注文情報生成手段に対し、複数の前記第一注文価格がそれぞれ異なる価格に設定されるようにそれぞれの前記第一注文情報を生成させ、
前記約定情報生成手段に対し、複数の前記第一注文情報に基づいて設定される複数の前記第一注文のうちの少なくとも一部の約定を行わせ、
前記第二注文情報生成手段に対し、約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を行うための前記第二注文情報を生成させ、
前記約定情報生成手段に対し、前記第二注文情報生成手段が生成した前記第二注文情報に基づく、前記約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を約定させ、
前記第一注文情報生成手段は、前記第一注文価格で前記第一注文を行う前記第一注文情報を再度生成させることを特徴とする金融商品取引端末。
【請求項９】
コンピュータを請求項１乃至５の何れか一つに記載の金融商品取引管理装置、又は請求項６に記載の金融商品取引管理システムとして機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、取引の管理及び支援を行う技術に関する。本発明は、例えば、外国為替等の金融商品の取引を管理及び支援する装置等に適用することができる。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
外国為替等の金融商品の取引方法として、成行注文（注文発注時点の相場価格で取引を行う注文形態）や指値注文（相場価格が予め指定された価格になった時点で取引を行う形態）等が知られている。従来、これらの注文形態、例えば指値注文による取引を、コンピュータシステムを用いて行う発明が知られている（例えば、特許文献１参照）。すなわち、この発明においては、予め設定された価格をポジションとする金融商品の注文を発注し、金融商品の相場価格がこの価格に至ったときにその注文を約定させることで取引を行わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－９９７８７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、金融商品の価格は、常に不規則に変動しており、正確に予測することは実質的に不可能である。例えば、指値注文を行う場合に、金融商品の価格が、予め指定された金額の近傍にまで下落（又は上昇）したものの、その指定価格に達することなく上昇（下落）に転じる場合がある。このような相場の変動に伴い、約定価格を変動させれば大きな利益が得られる可能性もあるが、上記特許文献１においては、発注される注文情報の価格は一定であるため、人手によって行う取引であれば得る可能性のある利益が得られなくなるという問題もある。
【０００５】
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、コンピュータシステムを用いて行う金融商品の取引において、多くの利益を得る機会を提供できる金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システム、金融商品取引管理システムにおける取引管理方法を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
かかる課題を解決するため、請求項１に記載の発明は、金融商品の取引を行うための金融商品取引管理装置であって、前記金融商品の第一注文のみを約定させる基準となる価格として設定された第一注文価格の情報を含む第一注文情報を生成する第一注文情報生成手段と、前記第一注文に対応付けられた第二注文のみを約定させる基準となる価格であって、前記第一注文の約定に伴って発生する所定の条件に基づいて設定され、かつ、それぞれの前記第二注文に前記対応付けられた前記第一注文の約定価格に対して所定の利幅となるように設定された価格である、第二注文価格の情報を含む第二注文情報を生成する第二注文情報生成手段と、前記第一注文情報生成手段が生成した前記第一注文情報に基づく前記第一注文の約定、及び、前記第二注文情報生成手段が生成した前記第二注文情報に基づく前記第二注文の約定を行わせる約定情報生成手段とを備え、前記第一注文情報生成手段は、複数の前記第一注文価格がそれぞれ異なる価格に設定されるようにそれぞれの前記第一注文情報を生成し、前記約定情報生成手段は、複数の前記第一注文情報に基づいて設定される複数の前記第一注文のうちの少なくとも一部の約定を行い、前記第二注文情報生成手段は、約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を行うための前記第二注文情報を生成し、前記約定情報生成手段は、前記第二注文情報生成手段が生成した前記第二注文情報に基づく、前記約定した前記第一注文に対応付けられた前記第二注文を約定させ、前記第一注文情報生成手段は、前記第一注文価格で前記第一注文を行う前記第一注文情報を再度生成することを特徴とする。
【０００７】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の構成に加え、前記第二注文情報生成手段は、複数の前記第二注文情報のそれぞれを、それぞれの前記第二注文を約定させる基準となる価格として、それぞれ異なる価格として設定された前記第二注文価格に対し、相場価格が、それぞれの前記第二注文価格を超えて上昇又は下落したそれぞれの前記第二注文が発注されるように設定することを特徴とする。
【０００８】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載の構成に加え、前記第一注文、及び／又は、前記第二注文は、指値注文、逆指値注文、成行注文の何れかとして発注されるように設定されたことを特徴とする。
【０００９】
請求項４に記載の発明は、請求項１乃至３の何れか一つに記載の構成に加え、前記第一注文情報生成手段、及び、前記第二注文情報生成手段は、前記第一注文を設定する前記第一注文情報に基づく前記第一注文と、該第一注文の決済注文にあたる前記第二注文を設定する前記第二注文情報に基づく前記第二注文とがそれぞれ約定されたのち、新たな前記第一注文情報及び新たな前記第二注文情報の生成に基づいて設定された新たな前記第一注文によるポジションの保有と新たな前記第二注文情報の生成に基づいて設定された前記第二注文による前記ポジションの決済とを繰り返すように設定されたことを特徴とする。
【００１０】
請求項５に記載の発明は、請求項１乃至４の何れか一つに記載の構成に加え、前記金融商品の相場価格が所定の価格に至ったときに、生成された前記第一注文情報及び前記第二注文情報に基づいて設定される前記第一注文及び前記第二注文を約定させる約定情報生成手段を備えたことを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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