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公開番号2025031898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024228124,2021138759
出願日2024-12-25,2021-08-27
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/64 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ロックアームの弾性復帰による嵌合音を確実に発生させる。
【解決手段】コネクタは、フード部43を有する雄側ハウジング41と、雌側ハウジング11と、雌側ハウジング11に形成され、弾性変形可能なロックアーム20とを備え、ロックアーム20は、幅方向に並ぶ一対のロック部27を有し、両ハウジング11,41の嵌合過程では、ロック部27とフード部43の干渉によってロックアーム20が弾性変形し、両ハウジング11,41が正規嵌合状態に至ると、ロックアーム20が弾性復帰して両ハウジング11,41を嵌合状態にロックし、ロックアーム20とフード部43には、ロックアーム20が弾性復帰したときに衝突することによって嵌合音を発する衝突面31,46が形成され、衝突面31,46は、幅方向において、一対のロック部27の間の領域を含む1カ所のみに配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フード部を有する雄側ハウジングと、
前記雄側ハウジングと嵌合する雌側ハウジングと、
前記雌側ハウジングに形成され、弾性変形可能なロックアームとを備え、
前記ロックアームは、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合方向と交差する幅方向に並ぶ一対のロック部を有し、
前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合過程では、前記ロック部と前記フード部の干渉によって前記ロックアームが弾性変形し、
前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームが弾性復帰して前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングを嵌合状態にロックし、
前記ロックアームと前記フード部には、前記ロックアームが弾性復帰したときに衝突することによって嵌合音を発する衝突面が形成され、
前記衝突面は、幅方向において、前記一対のロック部の間の領域を含む1カ所のみに配置されているコネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記衝突面は、前記衝突面に隣接する領域に対して段差状に突出した形状である請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記雌側ハウジングと前記フード部には、前記フード部が前記ロックアームから離隔する方向へ変形することを規制する規制部が形成されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ロックアームは、前記雌側ハウジングに連なる基端部から、前記雄側ハウジングに対する嵌合方向後方へ片持ち状に延出した形状であり、
前記ロックアームのうち前記衝突面が形成されている外面には、前記基端部から前記衝突面まで延びた突部が形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ロックアームは、前記雌側ハウジングに連なる基端部から、前記雄側ハウジングに対する嵌合方向後方へ片持ち状に延出した形状であり、
前記ロックアームの両側縁部には、前記ロックアームの弾性変形方向と平行な方向へ突出し、前記基端部から前記嵌合方向後方へ延びた補強リブが形成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記補強リブが、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合方向において、前記衝突面の形成範囲と同じ領域まで延びている請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記ロックアームは、前記雌側ハウジングに連なる基端部から、前記雄側ハウジングに対する嵌合方向後方へ片持ち状に延出した形状であり、
前記ロックアームのうち前記衝突面が形成されている外面には、前記基端部から前記衝突面まで延びる突部が形成され、
前記ロックアームの両側縁部には、前記ロックアームの弾性変形方向と平行な方向へ突出し、前記基端部から前記嵌合方向後方へ延びた一対の補強リブが形成され、
前記フード部には、前記一対のロック部と係止する一対の突起状の受け部が形成され、
前記突部と前記一対の補強リブとの間には、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合過程で前記受け部をガイドする一対のガイド溝が形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記ロックアームの両外側面には、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合方向において前記衝突面の形成範囲と同じ領域から突出した拡幅部が形成されている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第2の係止部を有するコネクタハウジングを相手側コネクタハウジングと嵌合させ、第2の係止部の高突起部を相手側コネクタハウジングの嵌合孔に嵌入させることによって、コネクタハウジングと相手側コネクタハウジングを嵌合状態にロックするコネクタが開示されている。コネクタハウジングと相手側コネクタハウジングの嵌合過程では、第2の係止部が、高突起部と相手側コネクタハウジングとの接触によって弾性変形する。コネクタハウジングと相手側コネクタハウジングが嵌合すると、第2の係止部が、その弾性復元力によって相手側コネクタハウジングを叩打し、嵌合音が発せられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-199747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記コネクタにおいて、第2の係止部によるロック機能を高める手段として、1つの第2係止部に、2つの高突起部を幅方向に並ぶように形成することが考えられる。第2の係止部のうち相手側コネクタハウジングを叩打する部位は、幅方向において高い突起部と同じ位置である。そのため、2つの高突起部を形成すると、2つの叩打部位が幅方向に並ぶことになる。この場合、コネクタハウジングと相手側コネクタハウジングの嵌合過程で第2の係止部が傾くと、2つの叩打部位における嵌合音の発生タイミングがずれることになり、嵌合音が小さくなってしまう。
【0005】
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームの弾性復帰による嵌合音を確実に発生させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
フード部を有する雄側ハウジングと、
前記雄側ハウジングと嵌合する雌側ハウジングと、
前記雌側ハウジングに形成され、弾性変形可能なロックアームとを備え、
前記ロックアームは、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合方向と交差する幅方向に並ぶ一対のロック部を有し、
前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合過程では、前記ロック部と前記フード部の干渉によって前記ロックアームが弾性変形し、
前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームが弾性復帰して前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングを嵌合状態にロックし、
前記ロックアームと前記フード部には、前記ロックアームが弾性復帰したときに衝突することによって嵌合音を発する衝突面が形成され、
前記衝突面は、幅方向において、前記一対のロック部の間の領域を含む1カ所のみに配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ロックアームの弾性復帰による嵌合音を確実に発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、雌側コネクタを斜め上前方から見た斜視図である。
図2は、雄側コネクタを斜め下前方から見た一部切欠斜視図である。
図3は、両コネクタの嵌合過程において、ロック部を幅方向と直角に切断した側断面図である。
図4は、両コネクタの嵌合過程において、衝突面を幅方向と直角に切断した側断面図である。
図5は、両コネクタが正規嵌合した状態において、ロック部を幅方向と直角に切断した側断面図である。
図6は、両コネクタが正規嵌合した状態において、衝突面を幅方向と直角に切断した側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)フード部を有する雄側ハウジングと、前記雄側ハウジングと嵌合する雌側ハウジングと、前記雌側ハウジングに形成され、弾性変形可能なロックアームとを備え、前記ロックアームは、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合方向と交差する幅方向に並ぶ一対のロック部を有し、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングの嵌合過程では、前記ロック部と前記フード部の干渉によって前記ロックアームが弾性変形し、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームが弾性復帰して前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングを嵌合状態にロックし、前記ロックアームと前記フード部には、前記ロックアームが弾性復帰したときに衝突することによって嵌合音を発する衝突面が形成され、前記衝突面は、幅方向において、前記一対のロック部の間の領域を含む1カ所のみに配置されている。本開示の構成によれば、衝突面が一対のロック部の間の領域を含む1カ所のみに配置されているので、ロックアームが傾いた状態で雄側ハウジングと雌側ハウジングが嵌合しても、ロックアームが傾いていないときと同様に嵌合音を確実に発生させることができる。
【0010】
(2)前記衝突面は、前記衝突面に隣接する領域に対して段差状に突出した形状であることが好ましい。この構成によれば、衝突面のみを確実に衝突させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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