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公開番号2025031752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024220906,2022153243
出願日2024-12-17,2016-02-12
発明の名称糖化阻害剤
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A61K 8/9794 20170101AFI20250228BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】優れた糖化阻害作用を有する糖化阻害剤を提供すること。
【解決手段】発酵ショウガとプーアール、ジャスミン、ルイボス、レモングラス、ラベンダー、紅茶及び豆乳から選ばれる少なくとも1種の飲料系植物素材などの特定の成分とを含むことを特徴とする糖化阻害剤である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
発酵ショウガとカラギナンとを含むことを特徴とする組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、糖化阻害剤に関し、詳しくは、発酵ショウガ及び特定の他成分を含むことを特徴とする糖化阻害剤に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
発酵されたショウガ科植物には、ジンゲロール、ショウガオール等の成分が多く含まれており、殺菌作用、抗酸化作用、血行促進作用等の様々な効能があることが知られている。
【０００３】
近年、タンパク質の糖化反応が生体内で生じており、糖化作用によって生じた糖化産物（最終糖化産物、ＡＧＥｓ）が糖尿病の合併症の原因となることや、加齢に伴う皮膚の老化現象の原因になることがわかってきた。そこで、糖化産物の生成を阻害するタンパク質の糖化阻害剤が種々提案されている（特許文献１、２参照）。
【０００４】
この糖化産物の生成阻害に関し、発酵されたショウガ科植物の影響についての研究はほとんどなされていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００２－２５５８１３号公報
特開２０１１－１０２２７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の課題は、糖化阻害作用が飛躍的に向上した糖化阻害剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明者らは、発酵ショウガの効能が注目される中、その効能についてさらに鋭意研究したところ、発酵ショウガと特定の他成分とを組み合わせることにより、糖化阻害能を飛躍的に向上させることができることを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、発酵ショウガと、糖化阻害能がほとんどないか、その能力が小さい特定の他成分を組み合わせることにより、糖化阻害能を相乗的に向上させることができることを見いだした。
【０００８】
すなわち、本発明は、発酵ショウガと特定の他成分とを含むことを特徴とする糖化阻害剤に関する。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、糖化阻害作用に優れた糖化阻害剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の糖化阻害剤としては、発酵ショウガ及び特定の他成分を含むものであれば特に制限されるものではなく、本発明の糖化阻害剤は優れた糖化阻害作用を有する。優れた糖化阻害作用により、糖とタンパク質の結合を阻害して糖化産物の生成を抑制することができる。糖化産物の生成を抑制することで、糖尿の合併症、動脈硬化、加齢に伴う皮膚のたるみ、皺、くすみ等を予防することができる。また、優れた糖化阻害作用により、糖化産物の生成を抑制することができることから、製品中に含まれるアミノ酸やタンパク質等の糖化反応（メイラード反応）を抑制することにより、製品の安定性を高めることができる。また、糖化反応を抑制することにより、製品の色調を安定化させることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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