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公開番号2025031515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024077278
出願日2024-05-10
発明の名称回転式のクロージャのためのシステムおよび方法
出願人プライドマニュファクチャリングカンパニー, エルエルシー
代理人個人
主分類A43C 7/00 20060101AFI20250228BHJP(履物)
要約【課題】均等な締め付け圧力を提供するフットウェア用の低摩擦ひも絞めシステムにおいて、組み合わせて使用されるクロージャシステムに関する。
【解決手段】回転式のクロージャシステムが、爪アセンブリに係合するためにダイヤルの下側に突起を有するダイヤルを含み、爪アセンブリは、ハウジングの歯と連結されている。ハウジングは、スプールを中に受け取り、爪アセンブリは、ハウジングの歯と係合可能である。ベース部材またはフランジは、回転式のクロージャシステムを靴など衣類に連結するためにハウジングに結合され、またはそれと一体であり得る。回転式のシステムは、第1の位置であるロック位置と、第2の位置であるロック解除位置とを有する。第1の位置であるロック位置では、爪アセンブリの内側のアームは、スプールおよびハウジングの歯に係合する。第2の位置であるロック解除位置では、爪アセンブリの内側のアームは、スプールを切り離す。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項１】
回転式のクロージャシステムにおいて、
ハウジングに連結されるベース部材であって、スプールが前記ハウジング内に受け入れられる、ベース部材と、
ダイヤルの内側および前記ハウジングに係合する１つまたは複数の爪とを備えており、
前記１つまたは複数の爪は、爪アセンブリを形成し、前記爪アセンブリは、前記回転式のクロージャシステムが右利き用の回転式のクロージャとなることを可能にするための第１の位置と、前記回転式のクロージャシステムが左利き用の回転式のクロージャとなることを可能にするための第２の位置とを有する、回転式のクロージャシステム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記１つまたは複数の爪は、前記スプールの延長部に係合するための爪部材を含む第１の内向きのアームを備える、請求項１に記載の回転式のクロージャシステム。
【請求項３】
前記１つまたは複数の爪は、前記ハウジングに係合するための第２の外側のアームを備える、請求項１に記載の回転式のクロージャシステム。
【請求項４】
前記１つまたは複数の爪は、前記ダイヤルに係合するための第３の外側のアームを備える、請求項１に記載の回転式のクロージャシステム。
【請求項５】
前記ダイヤルの前記内側は、前記爪アセンブリを前記ダイヤルと連結するための２つの対向するランプをさらに備える、請求項１に記載の回転式のクロージャシステム。
【請求項６】
回転式のクロージャシステムにおいて、
ハウジングであって、スプールが前記ハウジング内に受け入れられる、ハウジングと、
ダイヤルの内側および前記ハウジングに係合する１つまたは複数の爪とを備えており、
前記１つまたは複数の爪は、爪アセンブリを形成し、前記爪アセンブリは、前記回転式のクロージャシステムが右利き用の回転式のクロージャとなることを可能にするための第１の位置と、前記回転式のクロージャシステムが左利き用の回転式のクロージャとなることを可能にするための第２の位置とを有する、回転式のクロージャシステム。
【請求項７】
前記ハウジングは、前記回転式のクロージャシステムを靴に取り付けるためのベース部材をさらに備える、請求項６に記載の回転式のクロージャシステム。
【請求項８】
回転式のクロージャシステムにおいて、
ダイヤルの下側に爪アセンブリに係合するための突起を有するダイヤルであって、前記爪アセンブリはハウジングの歯と関係しており、前記ハウジングはそのハウジング内にスプールを受け入れ、前記ハウジングは周縁部の周りに歯を有し、前記爪アセンブリは前記歯と係合可能である、ダイヤルと、
ハウジングに連結されるベース部材とを備えており、
前記回転式のクロージャシステムは、第１の位置であるロック位置、及び第２の位置であるロック解除位置を有し、
前記第１の位置であるロック位置では、前記爪アセンブリの内側のアームが前記スプールおよび前記ハウジングの歯に係合し、
前記第２の位置であるロック解除位置では、前記爪アセンブリの前記内側のアームが前記スプールの係合を解除する、回転式のクロージャシステム。
【請求項９】
前記爪アセンブリは、１つまたは複数の爪を備える、請求項８に記載の回転式のクロージャシステム。
【請求項１０】
前記爪アセンブリは、第１の爪と第２の爪とを備え、前記第１の爪および前記第２の爪は、反転可能である、請求項９に記載の回転式のクロージャシステム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、衣類を含む様々な応用例のいずれかにおいて、たとえば着用者の足にわたって均等な締め付け圧力を提供するフットウェア用の低摩擦ひも絞めシステムにおいて、組み合わせて使用されるクロージャシステムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
確実に固定させながら靴のひもを絞めるための回転式のクロージャシステム（rotary closure systems）における以前の業績は、弛緩位置にロックされる傾向、または誤った回転方向に回転されすぎたとき詰まって動かなくなる傾向があるなど、本来固有の欠点を有する可能性がある。以前の回転式のクロージャの設計は、スプールを完全に封入するハウジングを含んだものであり、これは、引っ張り要素がハウジング内で絡む原因となる可能性があり、スプールの回転の妨げとなることもある。さらに、組立て中に間違いを犯した、または構成部品が誤って位置合わせされた場合、人は回転式のクロージャの構成部品を位置合わせし直そうと試みることによって回転式のクロージャを損傷する危険を冒す。
【０００３】
さらに、従来の回転式のクロージャの設計は、左利き用および右利き用の回転式のクロージャを形成するために、鏡像反転された構成部品を製造することを必要とした。ユーザおよび／または顧客は、どのタイプのクロージャを望むか事前に選ばなければならない。
【０００４】
とりわけこれらの観察結果を念頭に置いて、本開示の様々な態様が考案および開発された。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【０００５】
一態様によれば、回転式のクロージャシステムは、爪アセンブリに係合するために、ダイヤルの下側に突起を有するダイヤルを含む。爪アセンブリは、ハウジングの歯と連結されており、ハウジングは、スプールを中に受け入れる。ハウジングは、周縁部周りに歯を有し、爪アセンブリは、歯と、または歯間の空間と係合可能である。フランジまたはベース部材は、ハウジングに連結され、またはそれと一体であり得る。
【０００６】
回転式のクロージャシステムは、第１の位置であるロック位置と、第２の位置であるロック解除位置とを有する。第１の位置であるロック位置では、爪アセンブリの内側のアームがスプールおよびハウジングの歯に係合する。第２の位置であるロック解除位置では、爪アセンブリの内側のアームは、スプールの係合を解除する。
【０００７】
いくつかの実施形態では、爪アセンブリは、第１の爪と、第２の爪とを備える。いくつかの実施形態では、第１の爪および第２の爪は、反転可能である。他の実施形態では、第１の爪および第２の爪は、方向性のあるものであり、反転可能でない。
【０００８】
別の態様によれば、第１の爪および第２の爪はそれぞれ、本体を備え、この本体は、（ｉ）スプールに係合するための第１の内側のアームと、（ｉｉ）ハウジングの歯に係合し、ダイヤルが第１の位置であるロック位置においてロック方向に回されたときスプールを増分的に締め付けるための第２の外側のアームと、（ｉｉｉ）ダイヤルに係合するための第３の外側のアームとを有する。第２の外側のアームは、ハウジングの歯に係合するための傾斜突起を含み得る。ダイヤルの下側の突起は、爪アセンブリの第１の爪に係合するための第１の突起と、爪アセンブリの第２の爪に係合するための第２の突起とを備え得る。
【０００９】
別の態様によれば、ダイヤルの第１の突起は、第１の爪の第３の外側のアームに係合し、ダイヤルの第２の突起は、第２の爪の第３の外側のアームに係合する。いくつかの実施形態では、ダイヤルは、ダイヤルの下側の第１のこぶ（protuberance）をさらに備え、第２の位置であるロック解除位置では、第１のこぶは、第１の爪の第２の外側のアームの傾斜突起から半径方向内向きに配置され、第１の爪の第２の外側のアームが半径方向内向きに撓むのを防止する。ダイヤルの第１の突起および第２の突起は、傾斜したものであり得る。
【００１０】
別の態様によれば、ダイヤルに係合するための第３の外側のアームは、ダイヤル突起と境界接触し、第１の位置であるロック位置と第２の位置であるロック解除位置との間の抵抗をもたらすために、半径方向内向きに延びる突起を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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