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公開番号2024074736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022196661
出願日2022-11-21
発明の名称履物
出願人リトルピアニスト株式会社
代理人
主分類A43B 13/22 20060101AFI20240524BHJP(履物)
要約【課題】 ピアノ演奏の際に、演奏者の意図する安定したペダル操作が可能で、その結果足への負担を軽減することができる履物を提供する。
【解決手段】 本発明に係る履物1は、アッパー2とソール3とを有し、履物1のつま先側の先端と踵側の後端とを結ぶ方向を前後方向、これと垂直な方向を左右方向としたときに、ソール3のつま先側の裏面部分に、前後方向に延びる溝6が、左右方向に複数本並んで形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アッパーとソールとを有する履物であって、
前記履物のつま先側の先端と踵側の後端とを結ぶ方向を前後方向、前記前後方向に対して垂直な方向を左右方向としたときに、
前記ソールのつま先側の裏面部分に、前後方向に延びる溝が、前記左右方向に複数本並んで形成されていることを特徴とする履物。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
アッパーとソールとを有する履物であって、
前記ソールのつま先側の裏面部分に低静止摩擦係数領域が設けられ、
前記低静止摩擦係数領域の静止摩擦係数は前記ソールの踵側の裏面部分の静止摩擦係数よりも小さいことを特徴とする履物。
【請求項3】
アッパーとソールとを有する履物であって、
前記ソールのつま先側の裏面部分に低静止摩擦係数領域が設けられ、
前記履物のつま先側の先端と踵側の後端とを結ぶ方向を前後方向、前記前後方向に対して垂直な方向を左右方向としたときに、
前記ソールの左右方向の移動に対する静止摩擦係数よりも、前記ソールの前後方向の移動に対する静止摩擦係数の方が小さいことを特徴とする履物。
【請求項4】
アッパーとソールとを有するピアノ演奏用の履物であって、
当該履物を履いてピアノのペダルを足で操作した時に前記ペダルと接する前記ソールの裏面部分は、履物をつま先側から見た時に、下に向かって凸状に湾曲している形状を有していることを特徴とするピアノ演奏用の履物。
【請求項5】
前記ソールの上にインソールを備え、前記インソールの踵が接する部分に踵の側面を覆う形状の窪みが形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の履物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はピアノ演奏に好適な履物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ピアノ演奏用の履物として、本発明者が発明した特許文献1のピアノ演奏用の靴が実用化され、多くのピアニストに採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5470498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ピアノ本体の下部には、右ペダル、中ペダル、左ペダルが設けられている。例えばグランドピアノにおいては、右ペダルは、ピアノ音を持続させるためのダンパーペダルであり、中ペダルは、押鍵した鍵盤のダンパーだけを弦から離しその音だけに余韻を残すためのソステヌートペダルであり、左ペダルは、音量だけでなく打弦の位置をずらすことで音色を微妙に変化させるためのシフトペダルである。そして、演奏者がこのペダルを演奏中に踏むことによりそれに対応したペダル効果が得られるようになっている。
【0005】
ピアノ演奏者は、椅子の高さを調整して、ピアノの鍵盤に対して指の角度や身体の姿勢が正しくなるように椅子に座り、右足の親指と人指し指の付け根から少し足の内側部分がペダルの3分の1から4分の1あたりに当たるようにして履物をペダルに載せてペダリング操作を行う。ピアノ演奏者は、履物の踵部(ヒール)を床につけ、爪先部をペダル位置まで上げた傾斜状態を維持する必要がある。そして、ペダルを踏むときは一瞬でペダルの底まで踏み込み、ペダルを上げるときは一瞬で元の位置までペダルを戻す操作もある。
【0006】
例えば、1曲5分のショパンのワルツを弾く場合、平均して約200回のペダルを踏む。60分連続演奏すると合計約2400回のペダルを踏む計算となる。このようにピアノ演奏時のペダリング操作は足への負担が大きい。そのため、ペダルを踏む足の部分にタコができる、足がつる、足の痛みで休憩を挟むということが多い。このようなペダリング時の足への負担を軽減しようとする試みは、これまでに為されていない。因みに、ペダリングには5kg~7kgの力が足にかかり、子供の骨の発達にも影響があると言われている。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、特に、ピアノ演奏を行う際に、演奏者の意図する安定したペダル操作が可能で、その結果足への負担を軽減することができる履物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明に係る履物は、アッパーとソールとを有する履物であって、前記履物のつま先側の先端と踵側の後端とを結ぶ方向を前後方向、前記前後方向に対して垂直な方向を左右方向としたときに、前記ソールのつま先側の裏面部分に、前後方向に延びる溝が、前記左右方向に複数本並んで形成されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る履物は、アッパーとソールとを有する履物であって、前記ソールのつま先側の裏面部分に低静止摩擦係数領域が設けられ、前記低静止摩擦係数領域の静止摩擦係数は前記ソールの踵側の裏面部分の静止摩擦係数よりも小さいことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る履物は、アッパーとソールとを有する履物であって、
前記ソールのつま先側の裏面部分に低静止摩擦係数領域が設けられ、前記履物のつま先側の先端と踵側の後端とを結ぶ方向を前後方向、前記前後方向に対して垂直な方向を左右方向としたときに、前記ソールの左右方向の移動に対する静止摩擦係数よりも、前記ソールの前後方向の移動に対する静止摩擦係数の方が小さいことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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