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公開番号2025031432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023180284
出願日2023-10-19
発明の名称離型保護フィルム及びその製造方法
出願人南亞塑膠工業股分有限公司,NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人個人,個人,個人
主分類B29C 59/04 20060101AFI20250228BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】本発明は、離型保護フィルム及びその製造方法を提供する。
【解決手段】離型保護フィルムの製造方法は、樹脂材料を調製することと、樹脂材料が圧延ステップ及び延伸ステップによって、樹脂フィルム層として形成されることと、エンボスホイールを用いて、樹脂フィルム層に深さが1μm~5μmであるエンボス模様を形成して、離型保護フィルムを製造することと、を含む。樹脂材料は、ポリオレフィン材料及び石油樹脂を含む。ポリオレフィン材料100重量部に基づいて、石油樹脂の添加量は5重量部~20重量部である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオレフィン材料及び石油樹脂を含む樹脂材料を調製することと、
前記樹脂材料が圧延ステップ及び延伸ステップによって、樹脂フィルム層として形成されることと、
エンボスホイールを用いて、前記樹脂フィルム層に深さが1μm~5μmであるエンボス模様を形成して、離型保護フィルムを製造することと、を含み、
前記ポリオレフィン材料100重量部に基づいて、前記石油樹脂の添加量は5重量部~20重量部であることを特徴とする、離型保護フィルムの製造方法。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記離型保護フィルムは、一体成型されるように連続的なプロセスで製造される、請求項1に記載の離型保護フィルムの製造方法。
【請求項3】
前記石油樹脂は水素化石油樹脂である、請求項1に記載の離型保護フィルムの製造方法。
【請求項4】
前記石油樹脂は、炭素数が5であるモノマーで重合された水素化石油樹脂、もしくは炭素数が9であるモノマーで重合された水素化石油樹脂である、請求項3に記載の離型保護フィルムの製造方法。
【請求項5】
前記ポリオレフィン材料の総重量を100重量%として、前記ポリオレフィン材料は、プロピレンポリマー15重量%~65重量%と、エチレンポリマー35重量%~85重量%とを含む、請求項1に記載の離型保護フィルムの製造方法。
【請求項6】
前記ポリオレフィン材料の総重量を100重量%として、前記ポリオレフィン材料は、プロピレンポリマー50重量%~70重量%と、エチレンポリマー10重量%~30重量%と、エチレン酢酸ビニル共重合体10重量%~25重量%と、を含む、請求項1に記載の離型保護フィルムの製造方法。
【請求項7】
前記樹脂材料の前記延伸ステップでの延伸倍率は3.5~4.5である、請求項1に記載の離型保護フィルムの製造方法。
【請求項8】
前記樹脂フィルム層でのエンボス模様の深さは1μm~3μmである、請求項1に記載の離型保護フィルムの製造方法。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の離型保護フィルムの製造方法で製造される離型保護フィルムであって、前記離型保護フィルムのガラス表面での剥離力は130g/25mm~200g/25mmであることを特徴とする、離型保護フィルム。
【請求項10】
前記離型保護フィルムのヘイズ値は5.2%未満である、請求項9に記載の離型保護フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、離型保護フィルム及びその製造方法に関し、特に、大型のディスプレイやパネルに適した離型保護フィルム及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
通常、十分な保護効果を果たせるために、保護フィルムは一定の構造強度を備える必要がある。現在、市販の保護フィルムは主に、押出成形またはインフレーション成形によって製造されたキャストポリプロピレン(cast polypropylene,CPP)である。
【0003】
しかしながら、押出成形またはインフレーション成形によって製造されたキャストポリプロピレンフィルムの表面はスムーズであるため、高い剥離力を備える。キャストポリプロピレンフィルムは保護フィルムとして用いられる時に、キャストポリプロピレンフィルムがモニターやパネルから簡単に分離することができないため、使いにくくなる。
【0004】
よって、従来の技術において、保護フィルム表面の粗さを増加するように、キャストポリプロピレンフィルムの表面に離型層を形成するように塗布・加工する。それによって、保護フィルムとモニターやパネルとの間の剥離力が低くする。使用した後に、保護フィルムがモニターやパネルから簡単に分離することができる。ただし、全体的な製造プロセスから見ると、塗布・加工する工程は、プロセスを複雑にし、溶媒の使用も環境に優しくない。
【0005】
また、テクノロジーの進歩に伴い、モニターやパネルのサイズは拡大し続けている。大型のディスプレイやパネル(40インチ~100インチ)の場合、保護フィルムとディスプレイやパネルとを組み合わせて保護効果を発揮するためには、保護フィルムの貼り合わせ性が求められる。さらに、保護フィルムは、ディスプレイまたはパネルから保護フィルムを剥離することができるように、低剥離力特性を有する必要がある。
【0006】
故に、市販の大型のディスプレイやパネルの要求に応じるために、材料の設計及び製造方法の改良により、保護フィルムに良好な貼り合わせ性及び低い剥離力との特性を両立することは、本事業にとって重要な課題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする技術の課題は、従来技術の不足に対し、離型保護フィルム及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の技術的課題を解決するために、本発明が採用する一つの技術的手段は、離型保護フィルムの製造方法を提供する。離型保護フィルムの製造方法は、樹脂材料を調製することと、樹脂材料が圧延ステップ及び延伸ステップによって、樹脂フィルム層として形成されることと、エンボスホイールを用いて、樹脂フィルム層に深さが1μm~5μmであるエンボス模様を形成して、離型保護フィルムを製造することと、を含む。ここで、樹脂材料は、ポリオレフィン材料及び石油樹脂を含み、ポリオレフィン材料100重量部に基づいて、石油樹脂の添加量は5重量部~20重量部である。
【0009】
一つの実施形態において、離型保護フィルムは、一体成型されるように連続的なプロセスで製造される。
【0010】
一つの実施形態において、石油樹脂は水素化石油樹脂である。
(【0011】以降は省略されています)

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