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公開番号2025031367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137543
出願日2023-08-25
発明の名称階段を構成する構成部品とその製造方法
出願人永大産業株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類E04F 11/17 20060101AFI20250228BHJP(建築物)
要約【課題】単色の印刷層または単色の模様からなる印刷層の本来の色合いを得ることができる階段を構成する構成部品の製造方法を提供する。
【解決手段】階段1を構成する構成部品7の製造方法であって、木材に由来の木質表面11fを有した木質系基材11を準備する準備工程S1と、木質表面11fに対して、木材に由来した凹部分11rおよび凸部分11tを樹脂製の塗料23Aで埋めるように塗装することにより、塗装層23を形成する塗装層形成工程S3と、塗装層23の表面23aに、インクジェット印刷することにより、単色の印刷層または単色の模様からなる印刷層24を形成する印刷層形成工程S4と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
階段を構成する構成部品の製造方法であって、
木材に由来した木質表面を有した木質系基材を準備する準備工程と、
前記木質表面に対して、前記木材に由来した凹部分および凸部分を樹脂製の塗料で埋めるように塗装することにより、塗装層を形成する塗装層形成工程と、
前記塗装層の表面に、インクジェット印刷することにより、単色の印刷層または単色の模様からなる印刷層を形成する印刷層形成工程と、
を含むことを特徴とする、階段の構成部品の製造方法。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記木質表面は、散孔材からなる表面であることを特徴とする、請求項1に記載の階段の構成部品の製造方法。
【請求項3】
階段を構成する構成部品であって、
前記構成部品は、
木材に由来の木質表面を有した木質系基材と、
前記木質表面に対して、前記木材に由来した凹部分および凸部分を樹脂製の塗料で埋めるように塗装された塗装層と、
前記塗装層の表面に、インクジェット印刷された単色または単色の模様からなる印刷層と、を備えることを特徴とする、階段の構成部品。
【請求項4】
前記木質表面は、散孔材からなる表面であることを特徴とする、請求項3に記載の階段の構成部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、階段を構成する構成部品とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
住宅等の建物内に設置される階段として、階段状に配置された複数の踏み板および蹴込み板と、これらを左右で固定する側板とを備えた階段が知られている。具体的には、このような階段では、踏み面となる所要段数の踏み板が、水平姿勢で左右の側板間に上下および前後に所定間隔をあけて段状に差し渡されて取り付けられ、各踏み板間には蹴込み板が、配在されている。
【0003】
たとえば、特許文献1には、このような階段を構成する構成部品の製造方法が開示されている。この製造方法では、木材に由来の木質表面を有した木質系基材に対して、ロールコータ塗装により、水性塗料が塗布された塗布層を形成し、さらに、受理層、印刷層、および、クリア層を形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-049106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に係る階段の構成部品では、印刷層として印刷する模様は、木目模様などの柄模様であるため、下地である木質表面の状態が、構成部品の表面に映り込んだとしても、その映り込みは、ほとんど識別されることはない。しかしながら、単色の印刷層または単色の模様からなる印刷層を形成した場合には、下地である木質表面の凹凸または濃淡の状態が映り込むことがあり、本来、期待する印刷層の色合いとは異なってしまう。
【0006】
本発明は、前記課題を鑑みてなされたものであり、単色の印刷層または単色の模様からなる印刷層の本来の色合いを得ることができる階段を構成する構成部品とその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を鑑みて、本発明に係る階段の構成部品の製造方法は、階段を構成する構成部品の製造方法であって、木材に由来した木質表面を有した木質系基材を準備する準備工程と、前記木質表面に対して、前記木材に由来した凹部分および凸部分を樹脂製の塗料で埋めるように塗装することにより、塗装層を形成する塗装層形成工程と、前記塗装層の表面に、インクジェット印刷することにより、単色の印刷層または単色の模様からなる印刷層を形成する印刷層形成工程と、を含むことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、塗装層形成工程において、木質表面に対して、木材に由来した凹部分および凸部分を樹脂製の塗料で埋めるように塗装することにより、塗装層を形成する。これにより、木質表面の凹部分および凸部分によるアンカー効果で、塗装層の剥離を抑えつつ、塗装層の下地である木質表面の木目模様が映り込み難くなる。
【0009】
このような塗装層の表面に、単色の印刷層または単色の模様からなる印刷層を形成するので、印刷層が形成された表面を、木目模様の影響を受けない単色の色が付された面として、視認することができる。このような結果、木質表面の木目模様に拘わらず、均一な単色の表面、または、均一な単色の模様からなる表面の印刷層を形成することができる。
【0010】
より好ましい態様としては、前記木質表面は、散孔材からなる表面である。この態様によれば、散孔材は、環孔材に比べて、導管による木目模様がわかり難いため、塗装層を、散孔材の導管に由来した凹部分および凸部分を塗料で埋めるように形成すれば、木質表面の木目模様が映り込み難くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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