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公開番号
2025083628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197106
出願日
2023-11-21
発明の名称
床暖房装置、および床暖房装置の制御方法
出願人
永大産業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F24H
7/02 20220101AFI20250526BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】ユーザの所望タイミングに室温を所望温度とする制御のための消費エネルギーを最適化する。
【解決手段】制御装置50は、蓄熱パネル3に蓄えられた熱を放出することにより第2タイミングでの室内Aの温度が設定温度となるように、床暖房装置本体5の運転を停止する停止タイミングを第1タイミングで決定する。制御装置50は、第1タイミングでの蓄熱パネル3の蓄熱量と、第1外気温と、第2外気温とを用いた所定演算を実行することにより、停止タイミングを決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の室内を暖房する床暖房装置であって、
発熱する発熱体を有する発熱パネルと、蓄熱する蓄熱体を有する蓄熱パネルとを有する床暖房装置本体と、
前記床暖房装置本体の運転を制御し、メモリを有する制御装置と、
前記メモリは、
第1タイミングでの前記建物の室外の第1外気温と、
前記第1タイミングより後の第2タイミングでの前記建物の室外の第2外気温と、
前記第2タイミングでの前記室内の設定温度とを記憶し、
前記制御装置は、前記蓄熱パネルに蓄えられた熱を放出することにより前記第2タイミングでの前記室内の温度が設定温度となるように、前記床暖房装置本体の運転を停止する停止タイミングを前記第1タイミングで決定し、
前記制御装置は、前記第1タイミングでの前記蓄熱パネルの蓄熱量と、前記第1外気温と、前記第2外気温とを用いた所定演算を実行することにより、前記停止タイミングを決定する、床暖房装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記所定演算は、
前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの期間の単位時間毎の前記室内から前記室外への放熱量を、前記第1外気温と前記第2外気温との差分値に基づいて算出する演算と、
前記蓄熱パネルの蓄熱量から前記単位時間毎の放熱量を順次差引く演算とを含む、請求項1に記載の床暖房装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記蓄熱パネルの蓄熱量を前記蓄熱パネルの最大蓄熱量として前記所定演算を実行する、請求項1または請求項2に記載の床暖房装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記第1タイミングにおいて、前記蓄熱パネルの蓄熱量を推定蓄熱量として推定し、
前記推定蓄熱量が前記最大蓄熱量である場合に前記蓄熱パネルの蓄熱量を前記蓄熱パネルの前記最大蓄熱量として前記所定演算を実行する、請求項3に記載の床暖房装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記推定蓄熱量が前記最大蓄熱量よりも小さい場合に、前記蓄熱パネルの蓄熱量が前記最大蓄熱量となるまで前記床暖房装置本体を運転する、請求項4に記載の床暖房装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記推定蓄熱量が前記最大蓄熱量よりも小さい場合に、前記蓄熱パネルの蓄熱量を前記推定蓄熱量として前記所定演算を実行する、請求項4に記載の床暖房装置。
【請求項7】
前記蓄熱パネルは、前記発熱パネルの上側に配置される、請求項1または請求項2に記載の床暖房装置。
【請求項8】
前記蓄熱パネルの潜熱ピーク温度は、前記床暖房装置本体の表面温度の範囲よりも大きく、
前記潜熱ピーク温度は、前記発熱体の表面温度の範囲よりも小さい、請求項1または請求項2に記載の床暖房装置。
【請求項9】
建物の室内を暖房する床暖房装置の制御方法であって、
前記床暖房装置は、発熱する発熱体を有する発熱パネルと、蓄熱する蓄熱体を有する蓄熱パネルとを有する床暖房装置本体を備え、
前記床暖房装置の制御方法は、
所定情報を取得することを備え、
前記所定情報は、
第1タイミングでの前記建物の室外の第1外気温と、
前記第1タイミングよりも後の第2タイミングでの前記建物の室外の第2外気温と、
前記第2タイミングでの前記室内の設定温度とを含み、
前記床暖房装置の制御方法は、さらに、
前記蓄熱パネルに蓄えられた熱を放出することにより前記第2タイミングでの前記室内の温度が前記設定温度となるように、前記床暖房装置本体の運転を停止する停止タイミングを前記第1タイミングで決定することを備え、
前記停止タイミングを決定することは、前記第1タイミングでの前記蓄熱パネルの蓄熱量と、前記第1外気温と、前記第2外気温とを用いた所定演算を実行することを含む、床暖房装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、床暖房装置、および床暖房装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、特許6905172号公報には、温水循環方式の床暖房装置が開示されている。この床暖房装置の制御装置は、ユーザによる予約設定に基づいて、床暖房装置を運転する機能を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6905172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の床暖房装置においては、ユーザが、所望タイミング(たとえば、朝6時)に、室温が所望温度(たとえば、18度)となるように予約設定したい場合がある。しかしながら、上記の床暖房装置においては、このような予約設定ができなかった。また、仮に、上記の床暖房装置においてこのような予約設定の機能を含ませるようにしたとしても、床暖房装置における消費エネルギーが多大になるという問題が生じ得る。
【0005】
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ユーザの所望タイミングに室温を所望温度とする制御のための消費エネルギーを最適化することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の床暖房装置は、建物の室内を暖房する。床暖房装置は、発熱する発熱体を有する発熱パネルと、蓄熱する蓄熱体を有する蓄熱パネルとを有する床暖房装置本体と、床暖房装置本体の運転を制御し、メモリを有する制御装置とを備える。メモリは、第1タイミングでの建物の室外の第1外気温と、第2タイミングでの建物の室外の第2外気温と、第2タイミングでの室内の設定温度とを記憶する。制御装置は、蓄熱パネルに蓄えられた熱を放出することにより第2タイミングでの室内の温度が設定温度となるように、床暖房装置本体の運転を停止する停止タイミングを第1タイミングで決定する。制御装置は、第1タイミングでの蓄熱パネルの蓄熱量と、第1外気温と、第2外気温とを用いた所定演算を実行することにより、停止タイミングを決定する。
【0007】
本開示の制御方法は、建物の室内を暖房する床暖房装置の制御方法である。床暖房装置は、発熱する発熱体を有する発熱パネルと、蓄熱する蓄熱体を有する蓄熱パネルとを有する床暖房装置本体を備える。床暖房装置の制御方法は、所定情報を取得することを備える。所定情報は、第1タイミングでの建物の室外の第1外気温と、第1タイミングよりも後の第2タイミングでの建物の室外の第2外気温と、第2タイミングでの室内の設定温度とを含む。床暖房装置の制御方法は、さらに、蓄熱パネルに蓄えられた熱を放出することにより第2タイミングでの室内の温度が設定温度となるように、床暖房装置本体の運転を停止する停止タイミングを第1タイミングで決定することを備える。停止タイミングを決定することは、第1タイミングでの蓄熱パネルの蓄熱量と、第1外気温と、第2外気温とを用いた所定演算を実行することを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、所望タイミングに室温を所望温度とする制御のための消費エネルギーを最適化できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の床暖房システムを説明するための図である。
床暖房装置本体を説明するための図である。
潜熱ピーク温度を説明するための図である。
蓄熱体の温度などを説明するための図である。
停止タイミングの決定手法を説明するための図である。
制御装置の機能ブロック図である。
制御装置の処理を示すフローチャートである。
演算処理のフローチャートである。
第2実施形態の制御装置の処理を示すフローチャートである。
第3実施形態の制御装置の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明するが、本発明の範囲はここで説明する一実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができる。また、特定のパラメータについて、複数の上限値及び下限値が記載されている場合、これらの上限値及び下限値の内、任意の上限値と下限値とを組合せて好適な数値範囲とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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