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公開番号
2025031229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137313
出願日
2023-08-25
発明の名称
レジスタ
出願人
豊和化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60H
1/34 20060101AFI20250228BHJP(車両一般)
要約
【課題】前方上部に突出部が設けられた構造を有していても、良好な指向性が得られるレジスタを提供する。
【解決手段】レジスタ1は、リテーナ2内に副通風路25と主通風路21とが上下に設けられる。主通風路21の下流側端部には、上下方向(短手方向)に短く左右方向(長手方向)に細長い空気吹出口23が設けられる。空気吹出口23の前方上方には、インストルメントパネルの末端と一体化される突出部24が設けられる。主通風路21内には、風向等を調整するための左右に傾動する前フィン5と、上下に傾動する後フィン6とが前後に配設され、副通風路25には、導入口26と副吹出口27が設けられる。導入口26は、主通風路21の主空気流MAの一部を副通風路25に取込むように、調整フィン7が設けられる。副吹出口27は、空気吹出口23から吹き出される主空気流MAに向けて、上側から副空気流SAを吹き付ける。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体となるリテーナ内に、主通風路と副通風路とが設けられ、該主通風路の前部に、上下方向に短く左右方向に細長い空気吹出口が設けられ、該主通風路内に、左右方向に回動可能な前フィンと、上下方向に回動可能な後フィンとが前後に配設され、該空気吹出口の前方上方に突出部が設けられたレジスタにおいて、
該主通風路の上側に該副通風路が設けられ、該副通風路には、導入口と副吹出口が設けられ、
該導入口は、該主通風路の主空気流の一部を該副通風路に取込むように設けられ、該導入口には、上下方向に回動する調整フィンが設けられ、
該副吹出口は、該空気吹出口から吹き出される該主空気流に向けて、上側から副空気流を吹き付けるように形成された、ことを特徴とするレジスタ。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記後フィンと前記調整フィンとがフィン回動調節機構によって連係され、
該フィン回動調節機構は、該後フィンを回動させる後フィンレバー部と、該調整フィンを回動させる調整フィンレバー部と、該後フィンレバー部と該調整フィンレバー部とを連係するカムプレートと、を備え、
該フィン回動調節機構は、該後フィンの回動により、該風向が上側に調節された場合、該調整フィンが前記導入口を閉塞し、該風向が下側に調節された場合、該調整フィンが該導入口を調節された量に応じて開放するように回動する、ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
【請求項3】
前記副吹出口は、前記空気吹出口の前方に、該空気吹出口の上下方向の略開口幅だけ離れて配置される、ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
【請求項4】
前記空気吹出口の上下方向の開口幅は、前記主通風路の上下方向の高さより狭く形成され、送風方向を下向きに調整する場合、前記後フィンは、上向きに回動する、ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
【請求項5】
前記空気吹出口の内側の上下のそれぞれに、傾斜面が、該空気吹出口の上下幅を絞るように設けられ、
風向を上向きに調整する場合、前記後フィンを下向きにして、前記主空気流を該空気吹出口の下内側の該傾斜面に当てて、上向きの送風に変え、
風向を下向きに調整する場合、該後フィンを上向きにして、該主空気流を該空気吹出口の上内側の該傾斜面に当てて、下向きの送風に変えるとともに、前記調整フィンによって前記導入口を開いて、前記副通風路に前記副空気流を流し、該主空気流に、該副空気流を上側から押し付けるように流し、下向きの送風に変える、ことを特徴とする請求項4に記載のレジスタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載のレジスタの技術分野は、自動車室内等の換気や空調の空気吹出口に使用されるレジスタにおいて、細長の空気吹出口を有するレジスタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
車両室内の空気吹出調整用レジスタとして、通風路を形成するリテーナ内に、前フィンと後フィンを前後して且つ相互に直交方向に配設し、空気吹出口から空気を吹き出す際、前フィンと後フィンの角度を変えて、空気の吹出し方向を上下左右に調整するクロスフィン型のレジスタが、広く使用されている。この種のレジスタとして、下記特許文献1に、長手方向に長く短手方向に短い細長の空気吹出口を有するレジスタが記載されている。このレジスタは、下流側端部に空気吹出口を有する主通風路と、主通風路の短手方向両側のそれぞれに、下流側端部に副吹出口を有する副通風路とが備えられ、副吹出口が下流側ほど空気吹出口に近付くように主通風路に対して傾斜してそれぞれ設けられ、副吹出口から送風されることにより、短手方向の送風の指向性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-133033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、車室内の美観上、レジスタには、レジスタの機能を損なわずに、空気吹出口を乗員側から見えにくくさせたいという要望がある。空気吹出口を見えにくくさせるために、レジスタは、例えば、大型のインストルメントパネルの下部に接続される。しかしながら、特許文献1に記載された従来のレジスタは、インストルメントパネルの下部に設置されるとき、空気吹出口の前方上方に突出部を設け、突出部がインストルメントパネルの末端と一体化される。この場合、送風時に、コアンダ効果によって、送風が突出部に付着し或いは突出部に沿って流れるように作用し、ニュートラル方向に送風し、或いは、下側に送風調整したとしても、送風が下側に向きにくくなる。このため、従来のこの種のレジスタは、上下方向の操作角度に従った良好な指向性が得られにくいという課題があった。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、前方上部に突出部が設けられた構造を有していても、良好な指向性が得られるレジスタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の実施形態に係るレジスタは、筐体となるリテーナ内に、主通風路と副通風路とが設けられ、該主通風路の前部に、上下方向に短く左右方向に細長い空気吹出口が設けられ、該主通風路内に、左右方向に回動可能な前フィンと、上下方向に回動可能な後フィンとが前後に配設され、該空気吹出口の前方上方に突出部が設けられたレジスタにおいて、
該主通風路の上側に該副通風路が設けられ、該副通風路には、導入口と副吹出口が設けられ、
該導入口は、該主通風路の主空気流の一部を該副通風路に取込むように設けられ、該導入口には、上下方向に回動する調整フィンが設けられ、
該副吹出口は、該空気吹出口から吹き出される該主空気流に向けて、上側から副空気流を吹き付けるように形成された、ことを特徴とする。
【0007】
ここで、レジスタの前後は、調整された空気が車両室内に流れる下流側が前、調整された空気が導入される上流側が後を示す。また、上記突出部は、例えば、レジスタがインストルメントパネルの下部に設置される場合、インストルメントパネルの一部によって構成される場合もある。なお、上記後フィン及び上記調整フィンの回動の方向は、上向きはフィンの前側が上向き、下向きはフィンの前側が下向きであることを指す。
【0008】
本明細書の実施形態に係るレジスタは、主通風路内に配設された後フィンと前フィンを回動させることにより、空気吹出口からの主空気流の送風方向を上下左右に調整する。例えば、送風方向を下向きにする場合、後フィンが上下に回動するとともに、調整フィンが副通風路の内に送風の一部を導入するように回動し、副通風路に導入された副空気流が、空気吹出口から吹き出される主空気流に向けて、上側から吹き付けられる。これにより、空気吹出口の前方上部に位置する突出部に、空気流がはり付くコアンダ効果が生じにくくなり、送風方向が上側に引っ張られることなく、良好に下側に送風することができる。主空気流は、突出部から剥がされ、前方上側に導風されることなく、良好な指向性が得られる。つまり、本明細書の実施形態に係るレジスタによれば、前方上部に突出部が設けられた構造を有していても、良好な指向性が得られることができる。
【0009】
ここで、上記レジスタにおいて、前記後フィンと前記調整フィンとがフィン回動調節機構によって連係され、
該フィン回動調節機構は、該後フィンを回動させる後フィンレバー部と、該調整フィンを回動させる調整フィンレバー部と、該後フィンレバー部と該調整フィンレバー部とを連係するカムプレートと、を備え、
該フィン回動調節機構は、該後フィンの回動により、該風向が上側に調節された場合、該調整フィンが前記導入口を閉塞し、該風向が下側に調節された場合、該調整フィンが該導入口を調節された量に応じて開放するように回動する、構成とすることができる。
【0010】
これによれば、送風方向が下側である場合に、空気吹出口からの主空気流に、副吹出口から副空気流を上側から吹き付けることができ、主空気流が突出部から剥がされ、前方上側に導風されることなく、良好な指向性が得られることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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