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公開番号2025031018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136954
出願日2023-08-25
発明の名称印刷装置および方法
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】段ボールの表面の凹凸による印刷画像への悪影響を抑制することができる印刷装置および方法を提供する。
【解決手段】中芯として波型のフルートFを有する段ボールPに対してインクを吐出するラインヘッド21~24と、フルートFと同位相または逆位相の波形を有する補正波形に基づいて、ラインヘッド21~24から吐出されるインクの量を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中芯として波型のフルートを有する段ボールに対してインクを吐出する吐出部と、
前記フルートと同位相または逆位相の波形を有する補正波形に基づいて、前記吐出部から吐出されるインクの量を制御する制御部とを備えた印刷装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記段ボールおよび前記吐出部の少なくとも一方を所定の搬送方向に相対的に搬送する搬送部を備え、
前記制御部が、前記フルートの凹凸が連続する方向と前記搬送方向とが平行な場合と直交する場合とで前記インクの吐出制御を変更する請求項1記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御部が、前記フルートの種類に応じて前記補正波形を変更する請求項1記載の印刷装置。
【請求項4】
前記フルートの波形を検出する波形検出部を備え、
前記制御部が、前記波形検出部によって検出された波形に基づいて、前記補正波形を生成する請求項1記載の印刷装置。
【請求項5】
前記制御部が、前記段ボールの状態に関する情報に基づく前記補正波形を用いる請求項1記載の印刷装置。
【請求項6】
前記制御部が、前記インクの種類の情報および前記段ボールの材質の情報の少なくとも一方に基づく前記補正波形を用いる請求項1記載の印刷装置。
【請求項7】
前記制御部が、前記インクの吸収による前記段ボールの復元率に関する情報に基づく前記補正波形を用いる請求項1記載の印刷装置。
【請求項8】
中芯として波型のフルートを有する段ボールに対してインクを吐出する際、
前記フルートと同位相または逆位相の波形を有する補正波形に基づいて、前記インクの量を制御する印刷方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボールに印刷する印刷装置および方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、段ボールに対してインクを吐出してバーコードなどを印刷する印刷装置が提案されている。
【0003】
たとえば特許文献1には、感光材料包装用の段ボールにインクジェット方式でマルチレベルバーコードを印刷する印刷装置が提案されている。そして、特許文献1では、バーコードの読み取り誤認を防止し、印刷精度を一定とするために熱溶融インクを用いて印刷することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-293857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、段ボールは表面と裏面の紙(ライナー)と中芯の波打つ紙(フルート)で構成されている。このような構成から、フルートの波形状が影響して、段ボールの表面は凸凹している。そのため、たとえば段ボールに対してインクジェットヘッドを用いてインクを直接吐出するダイレクト印刷を行う場合を想定すると、凸凹によってインク浸透率やヘッドギャップが異なるため、印刷画像に意図しない滲みが発生してしまう。特に、段ボールに印刷される印刷画像としては、管理目的でバーコードやQRコード(登録商標)といったコード情報が印刷されることが多く、滲みによる悪影響は大きい。
【0006】
特許文献1では、段ボール表面の凸凹による印刷精度の低下の問題を解決するために、熱溶融インクを用いるようにしているが、インクジェットヘッドとインクが限定的になる問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、段ボールの表面の凹凸による印刷画像への悪影響を抑制することができる印刷装置および方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の印刷装置は、中芯として波型のフルートを有する段ボールに対してインクを吐出する吐出部と、フルートと同位相または逆位相の波形を有する補正波形に基づいて、吐出部から吐出されるインクの量を制御する制御部とを備えた印刷装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明の印刷装置によれば、フルートと同位相または逆位相の波形を有する補正波形に基づいて、吐出部から吐出されるインクの量を制御するようにしたので、段ボールの表面の凹凸による印刷画像への悪影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の印刷装置の一実施形態を用いたインクジェット印刷装置の外観斜視図
ヘッドユニットを上方から見た図
図1に示すインクジェット印刷装置の制御系を示すブロック図
フルートの凹凸が連続する方向と搬送方向とが平行な場合における補正波形に基づくインクの吐出制御を説明するための図
フルートの凹凸が連続する方向と段ボールの搬送方向とが直交する場合を示す図
フルートの凹凸が連続する方向と搬送方向とが直交する場合における補正波形に基づくインクの吐出制御を説明するための図
フルートの種類と補正波形との関係を示すテーブルの一例を示す図
理想的なフルートの形状、変形したフルートの形状および変形したフルートの形状に基づいて生成された補正波形の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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