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公開番号2025030155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135190
出願日2023-08-23
発明の名称決済端末
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人個人,個人
主分類G06K 7/10 20060101AFI20250228BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の決済方式が採用される場合でも購入者が意図しない決済方式が選択され難い構成を提供する。
【解決手段】撮像部24の撮像画像を利用して磁気カードがスロット13に近づけられた第1撮像状態と非接触ICカード等がアンテナ29に近づけられた第2撮像状態とが検知される。そして、第1撮像状態及び第2撮像状態のいずれかが検知されない状態では、磁気カード読取部28b及び非接触読取部28cが機能停止状態に制御され、第1撮像状態が検知される状態では、非接触読取部28cの機能停止状態を維持しつつ磁気カード読取部28bが動作状態に制御され、第2撮像状態が検知される状態では、磁気カード読取部28bの機能停止状態を維持しつつ非接触読取部28cが動作状態に制御される。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
複数の決済方式を利用可能な決済端末であって、
差込口、磁気カード用スロット、撮像窓及び非接触決済用アンテナが設けられる筐体と、
前記差込口に差し込まれた接触ICカードから決済用の情報を読み取るための接触ICカード読取部と、
前記磁気カード用スロットをスワイプされる磁気カードから決済用の情報を読み取るための磁気カード読取部と、
前記非接触決済用アンテナを利用して非接触通信媒体から決済用の情報を非接触通信で読み取るための非接触読取部と、
前記磁気カード用スロットに近づけられた前記磁気カードと前記非接触決済用アンテナに近づけられた前記非接触通信媒体とを前記撮像窓を介して撮像可能な撮像部と、
前記撮像部の撮像画像を利用して前記磁気カードが前記磁気カード用スロットに近づけられた第1撮像状態と前記非接触通信媒体が前記非接触決済用アンテナに近づけられた第2撮像状態とを検知可能な検知部と、
前記検知部の検知結果にかかわらず前記接触ICカード読取部を動作状態に制御し、前記検知部の検知結果に応じて前記磁気カード読取部及び前記非接触読取部を動作状態及び機能停止状態のいずれかに制御する読取制御部と、
読み取られた前記決済用の情報を利用した処理を行う決済情報処理部と、
を備え、
前記読取制御部は、
前記検知部により前記第1撮像状態及び前記第2撮像状態のいずれかが検知されない状態では、前記磁気カード読取部及び前記非接触読取部を機能停止状態に制御し、
前記検知部により前記第1撮像状態が検知される状態では、前記非接触読取部の機能停止状態を維持しつつ前記磁気カード読取部を動作状態に制御し、
前記検知部により前記第2撮像状態が検知される状態では、前記磁気カード読取部の機能停止状態を維持しつつ前記非接触読取部を動作状態に制御することを特徴とする決済端末。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記磁気カードが前記磁気カード用スロットに近づけられた際に前記撮像部により撮像された複数の撮像画像から生成される第1教師データと前記非接触通信媒体が前記非接触決済用アンテナに近づけられた際に前記撮像部により撮像された複数の撮像画像から生成される第2教師データとが記憶される記憶部を備え、
前記検知部は、前記撮像部の撮像画像と前記記憶部に記憶される前記第1教師データ及び前記第2教師データとを利用して前記第1撮像状態と前記第2撮像状態とを検知することを特徴とする請求項1に記載の決済端末。
【請求項3】
前記第1教師データは、前記磁気カードから読み取られた前記決済用の情報を利用した処理が行われた際に前記撮像部により撮像された撮像画像が追加されるように更新され、
前記第2教師データは、前記非接触通信媒体から読み取られた前記決済用の情報を利用した処理が行われた際に前記撮像部により撮像された撮像画像が追加されるように更新されることを特徴とする請求項2に記載の決済端末。
【請求項4】
前記撮像部により撮像された情報コードから決済用の情報を読み取るための情報コード読取部を備え、
前記読取制御部は、前記情報コード読取部により前記決済用の情報が読み取られると、前記検知部の検知結果にかかわらず前記磁気カード読取部及び前記非接触読取部を機能停止状態に制御することを特徴とする請求項1に記載の決済端末。
【請求項5】
前記読取制御部は、前記検知部により前記第1撮像状態が検知されることで前記磁気カード読取部を動作状態に制御した後に前記第1撮像状態が検知されなくなると、前記磁気カード読取部を機能停止状態に制御することを特徴とする請求項1に記載の決済端末。
【請求項6】
前記読取制御部は、前記検知部により前記第2撮像状態が検知されることで前記非接触読取部を動作状態に制御した後に前記第2撮像状態が検知されなくなると、前記非接触読取部を機能停止状態に制御することを特徴とする請求項1に記載の決済端末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の決済方式が利用可能な決済端末に関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、接触ICカード決済や、非接触決済、磁気カード決済などの複数の決済方式を利用可能な決済端末が普及しつつある。このような複数の決済方式を利用可能な決済端末に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される非接触ICカード読み取り書き込み装置が知られている。この装置では、リーダライタのアンテナ内部に組み込んだ永久磁石に対して非接触ICカードが近づけられることでリーダライタのコイルに誘導電流が発生することを利用して、この誘導電流発生の検出時に非接触ICカードの接近を認識している。このような構成により、非接触ICカード認識用の信号を出し続ける必要もなく、リーダライタの非動作時での不要消費電力を削減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-155121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、複数の決済方式が利用可能な決済端末に対して接触ICカード決済機能と非接触決済機能とを兼備するICカードを利用して接触ICカード決済を行う際に、購入者が意図しない非接触決済にて決済処理が実施されてしまう可能性がある。非接触決済用アンテナの通信範囲内に非接触ICカード等が入った場合に非接触決済可能な状態になるため、購入者が接触ICカード決済を行うつもりであっても、非接触決済が先に実行されてしまうからである。同様に、磁気カード決済機能と非接触決済機能とを兼備するICカードを利用して磁気カード決済を行う際に、非接触決済が先に実行されてしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、複数の決済方式が採用される場合でも購入者が意図しない決済方式が選択され難い構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、
複数の決済方式を利用可能な決済端末(10)であって、
差込口(12)、磁気カード用スロット(13)、撮像窓(24a)及び非接触決済用アンテナ(29)が設けられる筐体(11)と、
前記差込口に差し込まれた接触ICカードから決済用の情報を読み取るための接触ICカード読取部(28a)と、
前記磁気カード用スロットをスワイプされる磁気カードから決済用の情報を読み取るための磁気カード読取部(28b)と、
前記非接触決済用アンテナを利用して非接触通信媒体から決済用の情報を非接触通信で読み取るための非接触読取部(28c)と、
前記磁気カード用スロットに近づけられた前記磁気カードと前記非接触決済用アンテナに近づけられた前記非接触通信媒体とを前記撮像窓を介して撮像可能な撮像部(24)と、
前記撮像部の撮像画像を利用して前記磁気カードが前記磁気カード用スロットに近づけられた第1撮像状態と前記非接触通信媒体が前記非接触決済用アンテナに近づけられた第2撮像状態とを検知可能な検知部(21)と、
前記検知部の検知結果にかかわらず前記接触ICカード読取部を動作状態に制御し、前記検知部の検知結果に応じて前記磁気カード読取部及び前記非接触読取部を動作状態及び機能停止状態のいずれかに制御する読取制御部(21)と、
読み取られた前記決済用の情報を利用した処理を行う決済情報処理部(21)と、
を備え、
前記読取制御部は、
前記検知部により前記第1撮像状態及び前記第2撮像状態のいずれかが検知されない状態では、前記磁気カード読取部及び前記非接触読取部を機能停止状態に制御し、
前記検知部により前記第1撮像状態が検知される状態では、前記非接触読取部の機能停止状態を維持しつつ前記磁気カード読取部を動作状態に制御し、
前記検知部により前記第2撮像状態が検知される状態では、前記磁気カード読取部の機能停止状態を維持しつつ前記非接触読取部を動作状態に制御することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、撮像部の撮像画像を利用して磁気カードが磁気カード用スロットに近づけられた第1撮像状態と非接触通信媒体が非接触決済用アンテナに近づけられた第2撮像状態とが検知部により検知される。読取制御部は、検知部により第1撮像状態及び第2撮像状態のいずれかが検知されない状態では、磁気カード読取部及び非接触読取部を機能停止状態に制御し、検知部により第1撮像状態が検知される状態では、非接触読取部の機能停止状態を維持しつつ磁気カード読取部を動作状態に制御し、検知部により第2撮像状態が検知される状態では、磁気カード読取部の機能停止状態を維持しつつ非接触読取部を動作状態に制御する。
【0008】
これにより、例えば、磁気カード決済機能と非接触決済機能とを兼備するICカードを利用して磁気カード決済を行う際に、そのICカードを磁気カード用スロットに近づけている状態が撮像されることで、検知部により第1撮像状態が検知される。この場合には、非接触読取部の機能停止状態が維持される一方で磁気カード読取部が動作状態に制御されるので、購入者が意図しない非接触決済にて決済処理が実施されることもない。また、上記ICカードを利用して非接触決済を行う際に、そのICカードを非接触決済用アンテナに近づけている状態が撮像されることで、検知部により第2撮像状態が検知される。この場合には、磁気カード読取部の機能停止状態が維持される一方で非接触読取部が動作状態に制御される。意図しない非接触決済の実施を防止する目的で非接触読取部の非接触通信範囲を過剰に狭くする必要もないので、非接触決済をより早く実施することができる。さらに、磁気カード読取部及び非接触読取部が不要に動作状態に制御されることもないので、消費電力の低減を図ることができる。したがって、消費電力の低減を図りつつ、複数の決済方式が採用される場合でも購入者が意図しない決済方式が選択され難い決済端末を実現することができる。
【0009】
磁気カードが磁気カード用スロットに近づけられた際に撮像部により撮像された複数の撮像画像から生成される第1教師データと非接触通信媒体が非接触決済用アンテナに近づけられた際に撮像部により撮像された複数の撮像画像から生成される第2教師データとが記憶される記憶部を備え、検知部は、撮像部の撮像画像と記憶部に記憶される第1教師データ及び第2教師データとを利用して第1撮像状態と第2撮像状態とを検知してもよい。
【0010】
このように複数の撮像画像から生成される第1教師データ及び第2教師データを利用するので、検知部による第1撮像状態及び第2撮像状態の検知精度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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