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公開番号
2025029853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023134718
出願日
2023-08-22
発明の名称
決済システム
出願人
東芝テック株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G07G
1/12 20060101AFI20250228BHJP(チェック装置)
要約
【課題】代金の支払いに関する操作を購買者に行わせることで人件費の削減を図る。
【解決手段】決済システムは、取引処理装置と、決済装置と、表示装置とを含む。取引処理装置は、取引の決済が不可能な場合に、取引に係る情報を保留装置に出力する。表示装置は、保留装置に取引に係る情報が出力された取引を識別する取引識別情報を読取装置で読み取り可能に表示する。決済装置は、読取装置で読み取られた取引識別情報で識別される取引に係る情報を保留装置から取り込み、その取引に係る情報を基に取引を決済する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
取引処理装置と、決済装置と、表示装置とを含み、
前記取引処理装置は、
入力装置を介して取得した取引に係る情報を基に取引を決済する第1の決済手段と、
前記取引の決済が不可能な場合に、前記取引に係る情報を保留装置に出力する取引情報出力手段と、
を具備し、
前記表示装置は、
前記保留装置に前記取引に係る情報が出力された取引を識別する取引識別情報を読取装置で読み取り可能に表示する表示手段、
を具備し、
前記決済装置は、
前記読取装置で読み取られた前記取引識別情報で識別される取引に係る情報を前記保留装置から取り込む取込み手段と、
前記取込み手段により取り込んだ前記取引に係る情報を基に取引を決済する第2の決済手段と、
を具備する決済システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記取引処理装置の取引情報出力手段は、
取引の決済が不可能な状態で前記入力装置を介して前記取引に係る情報の入力終了指示を受けた場合に前記取引識別情報を生成し、当該取引識別情報とともに前記取引に係る情報を前記保留装置に出力する、請求項1記載の決済システム。
【請求項3】
前記表示装置の表示手段は、
前記決済装置が取引の決済を可能なときに、前記取引識別情報を前記読取装置で読み取り可能に表示する、
請求項1記載の決済システム。
【請求項4】
前記表示装置は、
前記決済装置が取引の決済を不可能なときには、前記保留装置に保留された前記取引に係る情報の出力先指示を受け付ける指示画面を表示する第2表示手段、
さらに具備する、請求項3記載の決済システム。
【請求項5】
前記表示装置の第2表示手段は、
前記取引に係る情報の出力先を前記決済装置とすることを受け付けるための第1の操作子と、前記取引に係る情報の出力先を前記取引処理装置とすることを受け付けるための第2の操作子とを配置した指示画面を表示する、請求項4記載の決済システム。
【請求項6】
前記表示装置は、
前記決済装置に出力された前記取引に係る情報を前記保留装置に戻す指示を受け付ける確認画面を表示する第3表示手段、
をさらに表示する請求項4記載の決済システム。
【請求項7】
前記決済装置は、
取引の決済が不可能なときに前記読取装置で前記取引識別情報が読み取られると、前記表示装置に前記指示画面を表示させるための処理を行う、請求項4記載の決済システム。
【請求項8】
取引処理装置と、決済装置と、表示装置とを含み、
前記取引処理装置は、
入力装置を介して取得した取引に係る情報を保留装置に出力する取引情報出力手段と、
前記保留装置に保留された前記取引に係る情報を基に取引を決済する第1の決済手段と、
を具備し、
前記表示装置は、
前記保留装置に前記取引に係る情報が出力された取引を識別する取引識別情報を読取装置で読み取り可能に表示する表示手段、
を具備し、
前記決済装置は、
前記読取装置で読み取られた前記取引識別情報で識別される取引に係る情報を前記保留装置から取り込む取込み手段と、
前記取込み手段により取り込んだ前記取引に係る情報を基に取引を決済する第2の決済手段と、
を具備する決済システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、決済システムに関する。
続きを表示(約 4,700 文字)
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット、ホームセンター等の大型小売店向けの決済システムとして、二人制のシステムがある。二人制の決済システムは、チェッカと称される店員が操作者となる入力装置と、キャッシャと呼ばれる店員が操作者となる取引処理装置とを備える。入力装置は、商品に付されたバーコード等の購買商品に係る情報を入力するための機器である。取引処理装置は、入力装置を介して入力された情報を基に購買商品の商品販売データを処理して客との取引を決済するための機器である。二人制の決済システムは、入力装置と取引処理装置とが分かれているため、取引処理装置で一人目の客の決済を処理している間に入力装置で二人目の客の購買商品に係る情報の入力を開始することができる。したがって、客を効率的に裁くことができる。
【0003】
一方、近年では、人件費の削減、感染症対策等の観点から、取引の決済に必要な入金に関する操作を客自身に行わせたいという要望がある。二人制の決済システムにおいても、取引処理装置3に対しての入金に関する操作を客自身に行わせる。そうすることにより、キャッシャを担当する店員が不要となるので、人件費を削減できる。また、現金、キャッシュカード等に店員が触れないので、感染症対策にもなり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-152133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、代金の支払いに関する操作を客に行わせることで人件費の削減を図り、感染症対策の面でも優れた効果を奏し得る決済システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、決済システムは、取引処理装置と、決済装置と、表示装置とを含む。
取引処理装置は、第1の決済手段と、取引情報出力手段とを備える。第1の決済手段は、入力装置を介して取得した取引に係る情報を基に客が操作者となって取引を決済する。取引情報出力手段は、取引の決済が不可能な場合に、取引に係る情報を保留装置に出力する。
表示装置は、表示手段を備える。表示手段は、保留装置に取引に係る情報が出力された取引を識別する取引識別情報を読取装置で読み取り可能に表示する。
決済装置は、取込み手段と、第2の決済手段とを備える。取込み手段は、読取装置で読み取られた取引識別情報で識別される取引に係る情報を保留装置から取り込む。第2の決済手段は、取込み手段により取り込んだ取引に係る情報を基に客が操作者となって取引を決済する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る決済システムの概略構成を示すブロック図である。
図2は、1つの決済レーンが備える入力装置、取引処理装置、決済装置、表示装置及び読取装置の位置関係を示す模式図である。
図3は、取引処理装置における装置本体の要部回路構成を示すブロック図である。
図4は、取引処理装置のメインメモリに形成される主要な記憶領域を示す模式図である。
図5は、決済装置の要部回路構成を示すブロック図である。
図6は、決済装置のメインメモリに形成される主要な記憶領域を示す模式図である。
図7は、保留サーバの要部回路構成を示すブロック図である。
図8は、保留サーバが有するレーンテーブルのデータ構造を示す模式図である。
図9は、保留サーバ、入力装置、取引処理装置、決済装置、表示装置及び読取装置がそれぞれ有する主要な機能構成を示す模式図である。
図10は、取引処理装置のプロセッサが第1の業務プログラムに従って実行する第1の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図11は、取引処理装置のプロセッサが第1の業務プログラムに従って実行する第1の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図12は、取引処理装置のプロセッサが第1の業務プログラムに従って実行する第1の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図13は、取引処理装置のプロセッサが第1の業務プログラムに従って実行する第1の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図14は、取引処理装置のプロセッサが第1の業務プログラムに従って実行する第2の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図15は、取引処理装置のプロセッサが第1の業務プログラムに従って実行する第3の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図16は、保留サーバのプロセッサが第2の業務プログラムに従って実行する第4の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図17は、保留サーバのプロセッサが第2の業務プログラムに従って実行する第4の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図18は、保留サーバのプロセッサが第2の業務プログラムに従って実行する第4の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図19は、決済装置のプロセッサが第3の業務プログラムに従って実行する第5の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図20は、決済装置のプロセッサが第3の業務プログラムに従って実行する第6の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図21は、決済装置のプロセッサが第3の業務プログラムに従って実行する第7の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図22は、入力装置のタッチパネルに表示される登録画面の一例である。
図23は、入力装置のディスプレイに表示される登録画面の一例である。
図24は、入力装置のタッチパネルに表示される小計画面の一例である。
図25は、入力装置のディスプレイに表示される小計画面の一例である。
図26は、入力装置のタッチパネルに表示される支払い方法選択画面の一例である。
図27は、入力装置のタッチパネルに表示される支払い画面の一例である。
図28は、入力装置のタッチパネルにおいて支払い画面に表示される代金支払い待機時のポップアップの一例である。
図29は、入力装置のディスプレイにおいて小計画面に表示される代金支払い待機時のテキストの一例である。
図30は、入力装置のタッチパネルにおいて支払い画面に表示される取引処理装置での代金支払い可能時のポップアップの一例である。
図31は、入力装置のディスプレイにおいて小計画面に表示される取引処理装置での代金支払い可能時のテキストの一例である。
図32は、取引処理装置の第2のタッチパネルに表示される支払い方法選択画面の一例である。
図33は、取引処理装置の第2のタッチパネルに表示される支払い通知画面の一例である。
図34は、取引処理装置の第2のタッチパネルに表示される支払い中画面の一例である。
図35は、取引処理装置の第2のタッチパネルに表示される支払い完了画面の一例である。
図36は、表示装置に表示される読取画面の一例である。
図37は、表示装置に表示される指示画面の一例である。
図38は、入力装置のタッチパネルにおいて支払い画面に表示される決済装置での代金支払い可能時のポップアップの一例である。
図39は、入力装置のディスプレイにおいて小計画面に表示される決済装置での代金支払い可能時のテキストの一例である。
図40は、入力装置のタッチパネルにおいて登録画面に表示される代金の支払い先を指示することを店員に通知するポップアップの一例である。
図41は、決済装置のタッチパネルに表示される明細確認画面の一例である。
図42は、決済装置のタッチパネルに表示される支払い方法選択画面の一例である。
図43は、決済装置のタッチパネルに表示される支払い通知画面の一例である。
図44は、決済装置のタッチパネルに表示される支払い中画面の一例である。
図45は、決済装置のタッチパネルに表示される支払い完了画面の一例である。
図46は、第2の実施形態において、決済装置のプロセッサが第3の業務プログラムに従って実行する第8の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図47は、第2の実施形態において、保留サーバのプロセッサが第2の業務プログラムに従って実行する第9の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図48は、表示装置に表示される確認画面の一例である。
図49は、第3の実施形態において、保留サーバのプロセッサが第2の業務プログラムに従って実行する第10の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図50は、第3の実施形態において、保留サーバのプロセッサが第2の業務プログラムに従って実行する第10の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図51は、第3の実施形態において、決済装置のプロセッサが第3の業務プログラムに従って実行する第11の情報処理の要部手順を示す流れ図である。
図52は、第4の実施形態に係る決済システムの概略構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、代金の支払いに関する操作を客に行わせるようにした決済システムの実施形態について、図面を用いて説明する。
[決済システムの構成説明]
図1は、本実施形態に係る決済システム100の概略構成を示すブロック図である。決済システム100は、保留サーバ1を備える。また決済システム100は、決済レーンL毎に入力装置2、取引処理装置3、決済装置4、表示装置5及び読取装置9を備える。決済レーンLは、取引の決済を行う客が並ぶ通路である。本決済システム100を小売店で導入する場合には、商品を購入する購買者が客となる。本決済システム100を遊園地、美術館、博物館等の有料施設で導入する場合には、施設を利用する利用者が客となる。各決済レーンLには、それぞれ固有のレーン識別情報として例えば3桁のレーン番号が割り当てられている。
【0009】
決済システム100は、保留サーバ1と、各決済レーンLの取引処理装置3、決済装置4及び表示装置5とを、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク6により双方向の通信自在に接続する。また決済システム100は、決済レーンL毎に入力装置2と取引処理装置3とを伝送ケーブルで接続し、決済装置4と読取装置9とを伝送ケーブルで接続する。入力装置2と取引処理装置3及び決済装置4と読取装置9とは、近距離無線通信により接続してもよい。保留サーバ1、入力装置2、取引処理装置3、決済装置4、表示装置5及び読取装置9の詳細については後述する。
【0010】
図2は、1つの決済レーンLが備える入力装置2、取引処理装置3、決済装置4、表示装置5及び読取装置9の位置関係を示す模式図である。図2は、スーパーマーケット、ホームセンター等の小売店における決済レーンLを示す。決済レーンLは、商品が陳列される売場とは区分けされた会計場(レジ)に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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