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公開番号2025020757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124332
出願日2023-07-31
発明の名称入室管理システムおよび入室管理方法
出願人アズビル株式会社
代理人個人
主分類G07C 9/27 20200101AFI20250205BHJP(チェック装置)
要約【課題】利用者が入室する際の待ち時間を短縮することができる入室管理システムを提供する。
【解決手段】本発明の入室管理システム(1)は、カードリーダ(10)がICカード(50)から利用者識別情報を読み取る前に、携帯端末(40)から送信された無線信号に含まれる利用者識別情報を、入室が許可された利用者識別情報が登録されたデータベースと照合することにより事前認証を行って、入室が許可された利用者の認証結果情報を保持し、利用者がICカード(50)をカードリーダ(10)にかざした際に、ICカード(50)から読み取った利用者識別情報を、保持された認証結果情報と照合することにより、利用者の入室を許可するかを判定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一つの認証媒体から利用者の識別情報を取得する取得装置と、前記取得装置において取得された前記利用者の識別情報を用いて所定の管理区域への入室を管理する入室管理装置を備え、
前記取得装置は、
前記認証媒体から前記利用者の識別情報を読み取る読取部と、前記認証媒体から所定の周期で送信された無線信号を用いて前記利用者の識別情報を受信する無線部とを備え、
前記入室管理装置は、
前記所定の管理区域への入室が許可された前記利用者の識別情報が登録されたデータベースと、
前記取得装置の前記読取部において前記利用者の識別情報が読み取られる前に、前記無線部において受信された無線信号に含まれる前記利用者の第1の識別情報を、前記データベースに登録された前記利用者の識別情報と照合する第1の照合を行うことにより、前記所定の管理区域への入室が許可された前記利用者の識別情報を含む認証結果情報を予め保持する認証処理部と
を備え、
前記認証処理部は、
前記取得装置の前記読取部において前記利用者の識別情報が読み取られた際に、前記読取部において読み取られた前記利用者の第2の識別情報を、前記認証結果情報に含まれる前記利用者の識別情報と照合する第2の照合を行うことにより、前記利用者に対して前記所定の管理区域への入室を許可するかを判定する
入室管理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記無線部は、前記認証媒体から送信されたBLE規格のアドバタイズに含まれる前記利用者の識別情報を受信するように構成されている
請求項1に記載の入室管理システム。
【請求項3】
前記データベースには、
前記所定の管理区域を識別するための識別情報と、前記所定の管理区域への入室が許可された前記利用者の識別情報が関連付けて登録されており、
前記取得装置は、
取得した前記利用者の識別情報と、前記利用者が入室しようとする前記所定の管理区域を識別するための識別情報を関連付けて、前記入室管理装置に送信する
請求項1に記載の入室管理システム。
【請求項4】
前記認証処理部は、
前記認証結果情報を保持した後一定時間の経過後に、前記認証結果情報を削除する
請求項1に記載の入室管理システム。
【請求項5】
少なくとも一つの認証媒体から利用者の識別情報を取得する取得装置と、前記取得装置において取得された前記利用者の識別情報を用いて所定の管理区域への入室を管理する入室管理装置において実行される入室管理方法であって、
前記取得装置は、
前記認証媒体から前記利用者の識別情報を読み取る読取部と、前記認証媒体から所定の周期で送信された無線信号を用いて前記利用者の識別情報を受信する無線部とを備え、
前記入室管理装置は、
前記所定の管理区域への入室が許可された前記利用者の識別情報が登録されたデータベースを備え、
前記取得装置の前記読取部において前記利用者の識別情報が読み取られる前に、前記無線部において受信された無線信号に含まれる前記利用者の第1の識別情報を、前記データベースに登録された前記利用者の識別情報と照合する第1の照合を行うことにより、前記所定の管理区域への入室が許可された前記利用者の識別情報を含む認証結果情報を予め保持するステップと、
前記取得装置の前記読取部において前記利用者の識別情報が読み取られた際に、前記読取部において読み取られた前記利用者の第2の識別情報を、前記認証結果情報に含まれる前記利用者の識別情報と照合する第2の照合を行うことにより、前記利用者に対して前記所定の管理区域への入室を許可するかを判定するステップと
を実行する入室管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不正な入室を防ぐための入室管理技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、機密情報の漏洩等を防ぐことを目的として、部外者による侵入を防ぐための入退室管理技術が実施されており、セキュリティレベルに応じて入室者を制限するようなことも行われている。最近では、非接触のICカードやスマートフォンのBluetooth(登録商標)等のNFC(Near Field Communication)を使った開錠操作は一般的に行われている。
【0003】
図8は、従来の非接触のICカードを用いた入退室管理システムの動作シーケンスである。図8では、ICカードをカードリーダにかざす事で、コントローラがICカードから読み取った利用者識別情報とデータベースを照合して、許可されたユーザであるかを認証し、利用者が許可済みの利用者であれば開錠指示を鍵モジュールに送信してドアの開錠を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-172286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非接触のICカードを用いた入退室管理システムでは、利用者がICカードをかざす動作をしてから開錠されるまでに、カードリーダとコントローラ間の通信があり、さらに、利用者識別情報とデータベースを照合して利用者が入室を許可されているかの認証を行うために、待ち時間がかかってしまうという問題がある。開錠するまでの時間を短くするには、登録可能なユーザ数の制限をかけなければならない場合もある。
【0006】
特許文献1では、携帯端末の電波を出入り口に設置する基地局が受信する事で、第1段階の認証を行い、パスワード入力や指紋や画像等での認証で第2段階目の認証を行っている。特許文献1では、2段階認証により不法侵入者や不審者の入退室の可能性を減らしてセキュリティを向上させることができるが、ユーザ認証処理の高速化という課題は解決できていない。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、利用者が入室する際の待ち時間を短縮することができる入室管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明の入室管理システムは、少なくとも一つの認証媒体から利用者の識別情報を取得する取得装置と、前記取得装置において取得された前記利用者の識別情報を用いて所定の管理区域への入室を管理する入室管理装置を備え、前記取得装置は、前記認証媒体から前記利用者の識別情報を読み取る読取部と、前記認証媒体から所定の周期で送信された無線信号を用いて前記利用者の識別情報を受信する無線部とを備え、前記入室管理装置は、前記所定の管理区域への入室が許可された前記利用者の識別情報が登録されたデータベースと、前記取得装置の前記読取部において前記利用者の識別情報が読み取られる前に、前記無線部において受信された無線信号に含まれる前記利用者の第1の識別情報を、前記データベースに登録された前記利用者の識別情報と照合する第1の照合を行うことにより、前記所定の管理区域への入室が許可された前記利用者の識別情報を含む認証結果情報を予め保持する認証処理部とを備え、前記認証処理部は、前記取得装置の前記読取部において前記利用者の識別情報が読み取られた際に、前記読取部において読み取られた前記利用者の第2の識別情報を、前記認証結果情報に含まれる前記利用者の識別情報と照合する第2の照合を行うことにより、前記利用者に対して前記所定の管理区域への入室を許可するかを判定する。
【0009】
また、前記無線部は、前記認証媒体から送信されたBLE規格のアドバタイズに含まれる前記利用者の識別情報を受信するように構成されてもよい。
【0010】
また、前記データベースには、前記所定の管理区域を識別するための識別情報と、前記所定の管理区域への入室が許可された前記利用者の識別情報が関連付けて登録されており、前記取得装置は、取得した前記利用者の識別情報と、前記利用者が入室しようとする前記所定の管理区域を識別するための識別情報を関連付けて、前記認証処理部に送信してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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