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公開番号
2025029766
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023134574
出願日
2023-08-22
発明の名称
作業車両
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250228BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】作業者の安全性を向上させる作業車両を提供すること。
【解決手段】実施形態の一態様に係る作業車両は、走行車体に設けられるエンジンと、エンジンから入力される動力を変速して出力する油圧式無段変速装置と、油圧式無段変速装置のトラニオン開度を調整することで、走行車体の車速を調整可能な操作具と、操作具による油圧式無段変速装置のトラニオン開度の上限開度の変更操作を受け付ける設定具と、設定具の操作状態に応じてトラニオン開度の上限開度を設定する制御装置とを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車体に設けられるエンジンと、
前記エンジンから入力される動力を変速して出力する油圧式無段変速装置と、
前記油圧式無段変速装置のトラニオン開度を調整することで、前記走行車体の車速を調整可能な操作具と、
前記操作具による前記油圧式無段変速装置のトラニオン開度の上限開度の変更操作を受け付ける設定具と、
前記設定具の操作状態に応じて前記トラニオン開度の上限開度を設定する制御装置と
を備える、作業車両。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記操作具は、前記走行車体の前後進を切り替え可能であり、
前記制御装置は、前記設定具の操作に応じて、前記走行車体の前進時、および、後進時における前記トラニオン開度の上限開度を設定し、
前記エンジンの回転数は、前記操作具の操作量によって設定される、請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記制御装置は、前記設定具の操作に応じて、車速モードを、前記上限開度が第1上限開度である第1車速モード、または、前記上限開度が第2上限開度である第2車速モードに設定し、
前記第2車速モードは、前記第1車速モードよりも、前記走行車体の速度が小さいモードである、請求項1に記載の作業車両。
【請求項4】
前記第1上限開度、および、前記第2上限開度は、前記走行車体の前進時、および、後進時において、それぞれ異なる開度であり、
前記第2車速モードにおける後進時の前記第2上限開度は、前記第2車速モードにおける前進時の前記第2上限開度よりも小さい、請求項3に記載の作業車両。
【請求項5】
前記第2車速モードは、前記操作具が中立位置にあることを条件に解除される、請求項3に記載の作業車両。
【請求項6】
前記操作具は、
作業者による操作がなくなった位置で停止する第1操作具と、
作業者による操作がなくなった場合に、初期位置に戻る第2操作具と
を含み、
前記制御装置は、
前記第1操作具、および、前記第2操作具のいずれか一方の操作によって、前記油圧式無段変速装置の出力、および、前記エンジンの回転数を制御することで、前記走行車体の速度を制御し、
前記第1操作具、および、前記第2操作具の他方の操作によって、前記エンジンの回転数を制御し、
前記設定具の操作に応じて前記車速モードが前記第2車速モードに設定されている場合、前記第1操作具、または、前記第2操作具の操作によって、前記油圧式無段変速装置の出力の上限が設定される、請求項3に記載の作業車両。
【請求項7】
前記走行車体に昇降可能に設けられ、圃場作業を行う作業装置
を備え、
前記第2車速モードは、前記作業装置が、所定の非対地作業状態であることを条件に実行される、請求項3に記載の作業車両。
【請求項8】
前記走行車体の前後方向における傾斜角度を検出する傾斜センサ
を備え、
前記制御装置は、前記傾斜角度が所定角度以上である場合、前記車速モードを前記第2車速モードに設定し、
前記車速モードが前記第2車速モードの状態で、前記傾斜角度が前記所定角度未満になった場合、前記車速モードは、前記第2車速モードに維持され、
前記車速モードが前記第2車速モードの状態で、前記操作具が中立位置、または、無操作状態になった場合、前記第2車速モードは、解除される、請求項3に記載の作業車両。
【請求項9】
前記走行車体の前後方向における傾斜角度を検出する傾斜センサ
を備え、
前記制御装置は、前記傾斜角度が所定角度以上である場合、前記車速モードを前記第2車速モードに設定し、
前記所定角度は、変更可能である、請求項3に記載の作業車両。
【請求項10】
前記制御装置は、前記所定角度を設定する角度設定モードを有し、
前記制御装置は、前記角度設定モードであり、かつ、前記走行車体が圃場に入った場合に、前記走行車体が圃場に入る際に計測された角度を前記所定角度に設定する、請求項8または9に記載の作業車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、走行車体に設けられた変速ペダルの踏み込み量に応じて、走行車体の車速を設定し、走行車体を走行させる作業車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-236714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たとえば、作業車両をトラックに積み込む場合や、作業車両をトラックから積み下ろす場合や、作業車両を圃場に出し入りする場合などの傾斜面での移動では、変速ペダルなどの操作具を微調整することが求められる。
【0005】
しかしながら、上記技術では、走行車体の傾きや、振動などによって、傾斜面での移動時に、変速ペダルなどの操作具の微調整が困難となることがある。そのため、傾斜面での移動時に、走行車体が作業者の予期しない動きとなることがあり、作業者の安全性について改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作業者の安全性を向上させる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の一態様に係る作業車両(1)は、走行車体(2)に設けられるエンジン(30)と、エンジン(30)から入力される動力を変速して出力する油圧式無段変速装置(14)と、油圧式無段変速装置(14)のトラニオン開度を調整することで、走行車体(2)の車速を調整可能な操作具(36)と、操作具(36)による油圧式無段変速装置(14)のトラニオン開度の上限開度の変更操作を受け付ける設定具(49)と、設定具(49)の操作状態に応じてトラニオン開度の上限開度を設定する制御装置(100)とを備える。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、作業車両は、作業者の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、作業車両を示す側面図である。
図2は、作業車両を示す平面図である。
図3は、HSTの説明図である。
図4は、レバー案内部を説明する図である。
図5は、設定スイッチを説明する図である。
図6は、苗移植機の制御装置を中心とした制御系を示すブロック図である。
図7は、主変速操作レバーの位置と、トラニオン開度、および、エンジンの回転数との関係を示す図である。
図8は、実施形態に係るトラニオン開度の上限開度設定処理を示すフローチャートである。
図9は、作業領域の設定方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、図1および図2を参照して実施形態に係る作業車両1の概要について説明する。図1は、作業車両1を示す側面図である。図2は、作業車両1を示す平面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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