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公開番号2025029358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023133940
出願日2023-08-21
発明の名称開閉装置
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 9/68 20060101AFI20250227BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】
安価にシステムを構築することのできる負荷感知方式の開閉装置を前提としつつも、誤動作に起因して、閉鎖動作が完了できなくなることを有効に防ぐことのできる開閉装置を提供することを課題とする。
【解決手段】
閉鎖方向端部をスライドさせて開放動作又は閉鎖動作する開閉体と、前記閉鎖方向端部の閉鎖方向側に物体が存在することを負荷感知方式により推定判定する障害物判定手段と、前記障害物判定手段により物体が存在すると推定判定された場合に閉鎖動作を停止し、次いで、反転上昇動作させる反転制御手段とを備える開閉装置において、前記反転制御手段は、推定判定の要処理時間と閉鎖動作停止の要処理時間の合計時間の間に前記閉鎖方向端部が下降した距離よりも小さい距離で反転上昇動作させることを特徴とする開閉装置により、課題を解決した。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
閉鎖方向端部をスライドさせて開放動作又は閉鎖動作する開閉体と、前記閉鎖方向端部の閉鎖方向側に物体が存在することを負荷感知方式により推定判定する障害物判定手段と、前記障害物判定手段により物体が存在すると推定判定された場合に閉鎖動作を停止し、次いで、反転上昇動作させる反転制御手段とを備える開閉装置において、
前記反転制御手段は、推定判定の要処理時間と閉鎖動作停止の要処理時間の合計時間の間に前記閉鎖方向端部が下降した距離よりも小さい距離で反転上昇動作させる
ことを特徴とする開閉装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記閉鎖方向端部の位置を検知する端部位置検知手段を備え、
前記反転制御手段は、前記端部位置検知手段により検知された前記閉鎖方向端部の位置に応じて、前記閉鎖方向端部が上限位置付近に位置する時に比べて、前記閉鎖方向端部が下限位置付近に位置する時の方が、反転上昇動作により移動する距離が大きくなるように設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
【請求項3】
前記反転制御手段は、反転上昇動作速度を略固定させた状態で、反転上昇動作させる時間を調整制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の開閉装置。
【請求項4】
前記反転制御手段は、反転上昇動作させる時間を略固定させた状態で、反転上昇動作速度を調整制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の開閉装置。
【請求項5】
前記障害物判定手段は、前記開閉体の閉作動作の開始後に遅れて、その機能が有効化されるように構成されている
ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、負荷感知方式により開閉体閉鎖方向側の物体の存在を推定判定するようにした開閉装置に関し、特にシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の開閉装置は、開閉体の閉鎖方向端部に該開閉体よりも閉鎖方向側の物体を接触感知する座板感知部、或いは物体を非接触感知する光電センサ等を設け、開閉体の閉鎖動作中に前記座板感知部が障害物等を接触感知した際に、或いは前記光電センサが障害物等を非接触感知した際に、開閉体を所定量だけ反転上昇動作させるようにしている。
また、物体を実際に感知することに代えて、開閉体を閉鎖動作させるための駆動機構であるモータのモータ電流を監視したり、ホールセンサによりモータ回転に連動する回転部材の回転速度を監視したりすることによって、駆動モータに負荷が掛かっている状態であると推定し、これにより物体が存在すると判定することによって、反転上昇動作させるようにした負荷感知方式の開閉装置もある(特許文献1)。負荷感知方式であれば、開閉装置に本来的に備えられている部品構成を利用することができ、座板感知部(座板スイッチ)や光電センサといった追加部品が必要とならないため、安価にシステムを構築することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-76269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
物体を実際に感知する開閉装置であれば、誤動作により反転上昇動作する可能性は極めて低いが、負荷感知方式の開閉装置の場合には、誤動作する場合がある。寒冷地での使用に際して、凍結により開閉体が動きづらくなる場合があるし、凍結以外にも、経年変化等により開閉体の動きが悪くなる場合もある。そのような場合に、負荷は増大することになるが、そのことによって、実際には、物体が存在しないにも関わらず、物体が存在するものと誤って判定されてしまい、不要な反転上昇動作がされてしまうのである。
【0005】
このような場合、物体が存在しないことを確認した操作者は、当然ながら、再度の閉鎖動作を開始させるように、開閉装置の操作手段(閉ボタン等)を操作することになるが、ここで、困った問題が生じる。すなわち、負荷が増加したと判定されて閉鎖動作が停止する迄に下方移動した開閉体の移動量と反転上昇動作の移動量とが釣り合ってしまうと、再下降させても同じ位置で停止し、また、反転上昇し、この状態が繰り返され、いつまで経っても、閉鎖動作を完了することができなくなるという問題が発生してしまうのである。ちなみに、物体を実際に感知する開閉装置であれば、誤判定、それに伴う誤動作という事態は、検出系の不良以外には、略想定されないため、このような問題が生じるおそれはない。
【0006】
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、安価にシステムを構築することのできる負荷感知方式の開閉装置を前提としつつも、誤動作に起因して、閉鎖動作が完了できなくなることを有効に防ぐことのできる開閉装置を提供すること等が本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するために、本発明に係る技術的手段は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
【0008】
閉鎖方向端部をスライドさせて開放動作又は閉鎖動作する開閉体と、前記閉鎖方向端部の閉鎖方向側に物体が存在することを負荷感知方式により推定判定する障害物判定手段と、前記障害物判定手段により物体が存在すると推定判定された場合に閉鎖動作を停止し、次いで、反転上昇動作させる反転制御手段とを備える開閉装置において、前記反転制御手段は、推定判定の要処理時間と閉鎖動作停止の要処理時間の合計時間の間に前記閉鎖方向端部が下降した距離よりも小さい距離で反転上昇動作させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このような特徴を有することで本発明は以下の作用効果を奏する。
安価にシステムを構築することのできる負荷感知方式の開閉装置を前提としつつも、誤動作に起因して、閉鎖動作が完了できなくなることを有効に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る開閉装置の一例を示す正面図であって、開閉体が開閉している様子を示すものである。
本発明の実施形態に係る開閉装置の制御部のハードウェア構成と機能ブロックを示す説明図である。
本発明の実施形態に係る開閉装置の制御動作を示すフローチャートである。
本発明の別の実施形態に係る開閉装置の制御動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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