TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025024862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129207
出願日2023-08-08
発明の名称換気装置
出願人株式会社佐原
代理人弁理士法人湧泉特許事務所
主分類E06B 7/10 20060101AFI20250214BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 複数の型材の相対移動を禁じることができる換気装置を提供する。
【解決手段】
窓障子に組み込まれ換気装置は、装置本体1と一対のビス受け部材30を備えている。装置本体1は、複数の型材すなわち主型材10(選択された型材)と副型材20(他の型材)を組み込むことにより構成され、内部に換気通路5を有する。ビス受け部材30は、縦框からのビスがねじ込まれるビスホール36aを有する。ビス受け部材30は、主型材10の長手方向両端部に固定される。副型材20は突条25(特定部)を有している。突条25の長手方向両端部に切欠25aが形成され、この切欠25aと隣接する突条25の端が係止端25xとして提供される。ビス受け部材30の当接部39が副型材20の突条25の係止端25xにそれぞれ当たることにより、主型材10に対する副型材20の長手方向移動が禁じられる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
窓障子に組み込まれビスにより窓障子の縦框に固定される換気装置において、
複数の型材を組み込むことにより構成され、内部に換気通路を有する装置本体と、
前記複数の型材のうちの選択された型材の長手方向両端部に固定されるとともに、縦框からのビスがねじ込まれるビスホールを有するビス受け部材と、
を備え、
前記複数の型材のうちの他の型材の一部分が長手方向に延びる特定部として提供され、前記特定部の長手方向両端部に切欠が形成され、前記切欠と隣接する前記特定部の端が係止端として提供され、
前記ビス受け部材が前記係止端にそれぞれ当たることにより、前記選択された型材に対する前記他の型材の長手方向移動が禁じられることを特徴とする換気装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記切欠が前記他の型材の端に達するまで延びており、前記特定部の両端が前記係止端として提供されることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
【請求項3】
前記ビス受け部材が前記換気通路の長手方向両端部に配置され、前記特定部が前記換気通路に臨む突条であることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
【請求項4】
前記複数の型材が、前記装置本体の過半を占める主型材と、前記主型材の上部に配置される副型材とを含み、前記主型材が前記選択された型材として提供され、前記副型材が前記他の型材として提供され、前記主型材と前記副型材との間に前記換気通路が形成され、前記主型材が前記換気通路に底面を画成するほぼ水平の基壁を有し、
前記副型材の下面に前記突条が形成され、前記ビス受け部材は、前記基壁に固定される基部と、前記基部から起立する起立部と、前記起立部の上端に設けられて前記突条の前記係止端に当たる当接部と、を有することを特徴とする請求項3に記載の換気装置。
【請求項5】
前記複数の型材が第1、第2、第3型材を含み、前記第1型材が前記選択された型材として提供され、前記第2、第3型材が他の型材として提供され、前記第2、第3型材の前記特定部が互いに近接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
【請求項6】
前記第1型材が室外側に配置され、前記第2型材が中間位置に配置され、前記第3型材が室内側に配置されており、
前記第1型材は前記第2型材の上方に配置されて前記換気通路に臨む仕切壁を有し、
前記第2型材は前記換気通路の底面を画成するほぼ水平の基壁を有し、前記基壁の室内外方向中間部が前記特定部として提供され、
前記第3型材は前記第2型材の基壁の下面に沿って室外方向に張り出す張出部を有し、前記張出部の室外側の側縁部が前記特定部として提供され、
前記ビス受け部材は、前記換気通路の両端部に配置され、前記第1型材の前記仕切壁に固定される基部と、この基部から垂下する垂下部と、この垂下部の下端に形成され前記第2、第3型材の前記特定部の前記係止端に当たる当接部を有することを特徴とする請求項5に記載の換気装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、窓障子に組み込まれ、その両端がビスにより窓障子の縦框に連結される換気装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された換気装置は、複数の型材を嵌合部を介して連結することにより構成される装置本体と、一対のビス受け部材とを備えている。一対のビス受け部材は、選択された1つの型材の両端部に固定され、装置本体の長手方向に延びるビスホールを有している。左右の縦框を通したビスを一対のビス受け部材のビスホールにねじ込むことにより、換気装置が縦框に連結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008ー156976号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述構成の換気装置では、ビスホールを固定した型材と他の型材が長手方向に相対移動可能であるため、これら型材の嵌合部の両端をかしめて相対移動を禁じている。しかし、換気装置を搬送する過程で強い衝撃があるとかしめが外れて型同士の相対移動が可能になってしまう。また、かしめ部が露出しているため外観が悪い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、窓障子に組み込まれビスにより窓障子の縦框に固定される換気装置において、複数の型材を組み込むことにより構成され、内部に換気通路を有する装置本体と、前記複数の型材のうちの選択された型材の長手方向両端部に固定されるとともに、縦框からのビスがねじ込まれるビスホールを有するビス受け部材と、を備え、前記複数の型材のうちの他の型材の一部分が長手方向に延びる特定部として提供され、前記特定部の長手方向両端部に切欠が形成され、前記切欠と隣接する前記特定部の端が係止端として提供され、前記ビス受け部材が前記係止端にそれぞれ当たることにより、前記選択された型材に対する前記他の型材の長手方向移動が禁じられることを特徴とする。
この構成によれば、選択された型材に固定されたビス受け部材が他の型材の係止端に当たることにより、搬送中に強い衝撃があっても型材の相対移動を確実に禁じることができる。また装置本体の両端に型材同士のかしめ部を形成しなくて済むので良好な外観を保つことができる。
【0006】
好ましくは、前記切欠が前記他の型材の端に達するまで延びており、前記特定部の両端が前記係止端として提供される。
この構成によれば、切欠を容易に形成できる。
【0007】
好ましくは、前記ビス受け部材が前記換気通路の長手方向両端部に配置され、前記特定部が前記換気通路に臨む突条である。
この構成によれば、切欠を容易に形成できる。
【0008】
一態様では、前記複数の型材が、前記装置本体の過半を占める主型材と、前記主型材の上部に配置される副型材とを含み、前記主型材が前記選択された型材として提供され、前記副型材が前記他の型材として提供され、前記主型材と前記副型材との間に前記換気通路が形成され、前記主型材が前記換気通路に底面を画成するほぼ水平の基壁を有し、前記副型材の下面に前記突条が形成され、前記ビス受け部材は、前記基壁に固定される基部と、前記基部から起立する起立部と、前記起立部の上端に設けられて前記突条の前記係止端に当たる当接部と、を有する。
【0009】
他の態様では、前記複数の型材が第1、第2、第3型材を含み、前記第1型材が前記選択された型材として提供され、前記第2、第3型材が他の型材として提供され、前記第2、第3型材の前記特定部が互いに近接して配置されている。
この構成によれば、第2、第3型材の特定部が近接して配置されているので、これら特定部の係止端に当たるビス受け部材の構成を簡略化することができる。
【0010】
上述の態様のより具体的な形態では、前記第1型材が室外側に配置され、前記第2型材が中間位置に配置され、前記第3型材が室内側に配置されており、前記第1型材は前記第2型材の上方に配置されて前記換気通路に臨む仕切壁を有し、前記第2型材は前記換気通路の底面を画成するほぼ水平の基壁を有し、前記基壁の室内外方向中間部が前記特定部として提供され、前記第3型材は前記第2型材の基壁の下面に沿って室外方向に張り出す張出部を有し、前記張出部の室外側の側縁部が前記特定部として提供され、前記ビス受け部材は、前記換気通路の両端部に配置され、前記第1型材の前記仕切壁に固定される基部と、この基部から垂下する垂下部と、この垂下部の下端に形成され前記第2、第3型材の前記特定部の前記係止端に当たる当接部を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社佐原
換気装置
1日前
個人
防犯網戸システム
1か月前
三協立山株式会社
建築装置
2日前
三協立山株式会社
防火設備
16日前
三協立山株式会社
防火設備
16日前
株式会社大林組
障子
8日前
三協立山株式会社
連結設備
15日前
三協立山株式会社
開口部建材
29日前
三協立山株式会社
開口部建材
29日前
三協立山株式会社
開口部建材
1日前
三協立山株式会社
開口部建材
1日前
三協立山株式会社
開口部建材
1日前
三協立山株式会社
開口部建材
29日前
三協立山株式会社
袖ユニット
23日前
三協立山株式会社
開口部装置
23日前
三協立山株式会社
開口部建材
22日前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
大林株式会社
ゲートの製造方法
1日前
株式会社ニチベイ
電動遮蔽装置
2か月前
立川機工株式会社
遮蔽装置
1か月前
個人
戸枠装置及び戸枠の施工方法
1か月前
株式会社大林組
建築物
15日前
株式会社大林組
シャッター装置
2か月前
長谷川工業株式会社
梯子体
29日前
松本金属株式会社
面格子の取り付け構造
1か月前
株式会社ニチベイ
電動ブラインド
1か月前
昭和フロント株式会社
建具
2か月前
三協立山株式会社
開口部建材の製造方法
29日前
アルインコ株式会社
作業用踏み台
1日前
株式会社光モール
内窓装置における引き戸
2か月前
大和ハウス工業株式会社
音低減設備
29日前
株式会社LIXIL
開口部装置
8日前
積水樹脂株式会社
柵用門扉及び柵用門扉の設置構造
1か月前
株式会社LIXIL
建具
1日前
株式会社佐原
換気装置
1日前
株式会社LIXIL
障子
1か月前
続きを見る