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公開番号2025028450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2023133267
出願日2023-08-18
発明の名称ポリエステル樹脂及び成形品
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 63/672 20060101AFI20250221BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】機械特性が良好であり、工業製品として好適に適用し得るバイオマス由来のポリエステル樹脂及び当該ポリエステル樹脂を用いた成形品を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される構造単位を有し、数平均分子量が42000~50000である、ポリエステル樹脂、及びポリエステル樹脂を成形してなる成形品である。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025028450000006.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">28</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">166</com:WidthMeasure> </com:Image> [一般式(1)中、mは2~10の整数を示し、nは230~275の整数を示す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で表される構造単位を有し、数平均分子量が42000~50000である、ポリエステル樹脂。
TIFF
2025028450000005.tif
28
166
[一般式(1)中、mは2~10の整数を示し、nは230~275の整数を示す。]
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
引張強さが53~91MPaであり、かつ、引張弾性率が2480~3913MPaである、請求項1に記載のポリエステル樹脂。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のポリエステル樹脂を成形してなる、成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル樹脂及び成形品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエステル樹脂は、一般的に、物理的特性、化学的特性に優れ、かつ、ブロー成形、押出成形、射出成形等の加工特性に優れる。そのため、用途が多方面にわたり、エンジニアリングプラスチックとして広く工業製品に利用されている。工業製品が具備すべき条件としては、短時間で成形可能であること、機械的特性に優れていること、長期間安定であること、及び環境負荷(カーボンフットプリント等)が低いことなどが挙げられる。これらの観点から、一例としてバイオマス由来の新規ポリエステル樹脂が検討されており、バイオマス由来のフランジカルボン酸を用いて合成したポリエステル樹脂(ポリエチレンフラノエート等)はその代表的なものである。ポリエチレンフラノエート等は、二酸化炭素を吸収して栽培したバイオマスから製造した原料を使用しているため、カーボンフットプリント低減を狙うことが可能であるとともに、優れた機械特性を有する。しかし、そのような新規ポリエステル樹脂は、例えば、射出成形をして工業製品とする場合、成形性は不明な点が多く、必ずしも工業製品に要求される特性(機械特性など)が十分に得られるとは限らない。そのため、成形品が得られなかったり、工業製品として十分に機能しなかったりする等の問題がある。また、実用化する際の問題点として、高重合度化により品質が不安定となることが挙げられる。
【0003】
特許文献1には、上記のようなポリエチレンフラノエート等の高重合度化による品質不安定に着目し、高重合度化しても品質安定性(耐加水分解性)に優れた成形品を製造するための、新規なポリエステル樹脂及びその製造方法について記載されている。その特徴は、分子構造と数平均分子量にある。所定の構造単位を有し、数平均分子量を11万~19万にすることにより、高重合度化させても品質が安定化することを見出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-280767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ポリエステル樹脂を高重合度化させることで品質の安定化を図ることはできるものの、成形条件、機械特性等は明らかになっておらず、そのような構造のポリエステル樹脂が工業製品に使用し得るかについては不明である。また、高重合度化に伴い、樹脂の流動性は低下する傾向にあるため、数平均分子量が11万~19万であることは流動性の低下を伴い、成形方法によっては必ずしもマッチするものではない。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、機械特性が良好であり、工業製品として好適に適用し得るバイオマス由来のポリエステル樹脂及び当該ポリエステル樹脂を用いた成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係るポリエステル樹脂は、下記一般式(1)で表される構造単位を有し、数平均分子量が42000~50000である。
【0008】
TIFF
2025028450000001.tif
28
166
[一般式(1)中、mは2~10の整数を示し、nは230~275の整数を示す。]
【0009】
また、本発明の態様に係る成形品は、上記ポリエステル樹脂を成形してなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、機械特性が良好であり、工業製品として好適に適用し得るバイオマス由来のポリエステル樹脂及び当該ポリエステル樹脂を用いた成形品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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