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公開番号
2025028369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2024226234,2021139402
出願日
2024-12-23,2021-08-27
発明の名称
電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法
出願人
京セラ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02J
3/38 20060101AFI20250220BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】分散電源が自立運転時に発電する電力の活用度を高める電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法が提供される。
【解決手段】電力制御システムは、第1分散電源(10)が出力する電力を制御する第1電力制御装置(12)と、第2分散電源(20)が出力する電力を制御する第2電力制御装置(22)と、を備え、第1電力制御装置は、自立運転出力の機能を有し、第2電力制御装置は、第2分散電源の単独運転を防止する単独運転防止機能を有し、第1電力制御装置は、自立運転時に、単独運転防止機能が動作しないように第2電力制御装置に対して上限の出力電力を設定し、かつ、第1分散電源に、負荷で消費される電力から第2分散電源が出力する電力を差し引いた電力以上の電力を出力させる、又は、第1分散電源に、第2分散電源が出力する電力から負荷で消費される電力を差し引いた電力を消費させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
系統から解列された自立運転時に第1分散電源及び第2分散電源が出力する電力を負荷に供給可能な電力制御システムであって、
前記第1分散電源が出力する電力を制御する第1電力制御装置と、
前記第2分散電源が出力する電力を制御する第2電力制御装置と、を備え、
前記第1電力制御装置は、自立運転出力の機能を有し、
前記第2電力制御装置は、前記第2分散電源の単独運転を防止する単独運転防止機能を有し、
前記第1電力制御装置は、自立運転時に、
前記単独運転防止機能が動作しないように前記第2電力制御装置に対して上限の出力電力を設定し、かつ、
前記第1分散電源に、負荷で消費される電力から前記第2分散電源が出力する電力を差し引いた電力以上の電力を出力させる、又は、前記第1分散電源に、前記第2分散電源が出力する電力から前記負荷で消費される電力を差し引いた電力を消費させる、電力制御システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1電力制御装置は、前記第2電力制御装置に対し、遠隔出力制御形式の指令を送ることによって前記上限の出力電力を設定する、請求項1に記載の電力制御システム。
【請求項3】
前記第1電力制御装置は、前記負荷と接続される送電ラインにおける電圧を一定にする電圧一定制御を実行する、請求項1又は2に記載の電力制御システム。
【請求項4】
前記第1分散電源は非再生可能エネルギー電源であり、
前記第2分散電源は再生可能エネルギー電源である、請求項1から3のいずれか一項に記載の電力制御システム。
【請求項5】
前記第1分散電源は蓄電池である、請求項1から4のいずれか一項に記載の電力制御システム。
【請求項6】
前記第2分散電源は太陽電池である、請求項1から5のいずれか一項に記載の電力制御システム。
【請求項7】
前記第1電力制御装置は、
自立運転時であって前記第1分散電源から電力の出力が必要な状態の場合に、前記第1分散電源に、前記負荷で消費される電力から前記第2分散電源が出力する電力を差し引いた電力以上の電力を放電させる、請求項1から6のいずれか一項に記載の電力制御システム。
【請求項8】
前記第1電力制御装置は、
自立運転時であって前記第1分散電源に電力の供給が必要な状態の場合に、前記第1分散電源に、前記第2分散電源が出力する電力から前記負荷で消費される電力を差し引いた電力で充電させる、請求項1から7のいずれか一項に記載の電力制御システム。
【請求項9】
前記第1電力制御装置は、
過負荷保護機能及び過電圧保護機能が動作しない出力電圧範囲で前記負荷と接続される送電ラインにおける電圧を制御する、請求項1から8に記載の電力制御システム。
【請求項10】
系統から解列された自立運転時に第1分散電源及び第2分散電源が出力する電力を負荷に供給可能な電力制御システムにおいて、前記第1分散電源が出力する電力を制御する電力制御装置であって、
前記電力制御装置は、自立運転出力の機能を有し、
前記電力制御装置は、自立運転時に、
前記第2分散電源が出力する電力を制御する第2電力制御装置が有する、前記第2分散電源の単独運転を防止する単独運転防止機能が動作しないように、前記第2分散電源が出力する電力に上限の出力電力を設定し、かつ、
前記第1分散電源に、負荷で消費される電力から前記第2分散電源が出力する電力を差し引いた電力以上の電力を出力させる、又は、前記第1分散電源に、前記第2分散電源が出力する電力から前記負荷で消費される電力を差し引いた電力を消費させる、電力制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば太陽光発電などの分散電源に関して、停電などによってパワーコンディショナが運転中に系統からの電力供給が無くなった場合に、パワーコンディショナが電力を供給可能な状態で継続されることを単独運転状態という。単独運転になると、作業員などの安全性の観点から、パワーコンディショナ(インバータ)からの電力供給を停止する必要がある。例えば特許文献1には、電力系統に接続されたインバータの単独運転を検知する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-318928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
単独運転を防止する対策が施された分散電源を採用しつつ、分散電源が自立運転時に発電する電力の活用度を高めることができれば、極めて有利である。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、分散電源が自立運転時に発電する電力の活用度を高める電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る電力制御システムは、
系統から解列された自立運転時に第1分散電源及び第2分散電源が出力する電力を負荷に供給可能な電力制御システムであって、
前記第1分散電源が出力する電力を制御する第1電力制御装置と、
前記第2分散電源が出力する電力を制御する第2電力制御装置と、を備え、
前記第1電力制御装置は、自立運転出力の機能を有し、
前記第2電力制御装置は、前記第2分散電源の単独運転を防止する単独運転防止機能を有し、
前記第1電力制御装置は、自立運転時に、
前記単独運転防止機能が動作しないように前記第2電力制御装置に対して上限の出力電力を設定し、かつ、
前記第1分散電源に、負荷で消費される電力から前記第2分散電源が出力する電力を差し引いた電力以上の電力を出力させる、又は、前記第1分散電源に、前記第2分散電源が出力する電力から前記負荷で消費される電力を差し引いた電力を消費させる。
【0007】
本開示の一実施形態に係る電力制御装置は、
系統から解列された自立運転時に第1分散電源及び第2分散電源が出力する電力を負荷に供給可能な電力制御システムにおいて、前記第1分散電源が出力する電力を制御する電力制御装置であって、
前記電力制御装置は、自立運転出力の機能を有し、
前記電力制御装置は、自立運転時に、
前記第2分散電源が出力する電力を制御する第2電力制御装置が有する、前記第2分散電源の単独運転を防止する単独運転防止機能が動作しないように、前記第2分散電源が出力する電力に上限の出力電力を設定し、かつ、
前記第1分散電源に、負荷で消費される電力から前記第2分散電源が出力する電力を差し引いた電力以上の電力を出力させる、又は、前記第1分散電源に、前記第2分散電源が出力する電力から前記負荷で消費される電力を差し引いた電力を消費させる。
【0008】
本開示の一実施形態に係る電力制御方法は、
系統から解列された自立運転時に第1分散電源及び第2分散電源が出力する電力を負荷に供給可能な電力制御システムにおいて、前記第1分散電源が出力する電力を制御する電力制御方法であって、
自立運転時に、
前記第2分散電源が出力する電力を制御する第2電力制御装置が有する、前記第2分散電源の単独運転を防止する単独運転防止機能が動作しないように、前記第2分散電源が出力する電力に上限の出力電力を設定し、かつ、
前記第1分散電源に、負荷で消費される電力から前記第2分散電源が出力する電力を差し引いた電力以上の電力を出力させる、又は、前記第1分散電源に、前記第2分散電源が出力する電力から前記負荷で消費される電力を差し引いた電力を消費させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、分散電源が自立運転時に発電する電力の活用度を高める電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、公知の電力制御システムの概略構成及び動作の例を示す図である。
図2は、公知の電力制御システムの概略構成及び動作の例を示す図である。
図3は、公知の電力制御システムの概略構成及び動作の例を示す図である。
図4は、一実施形態に係る電力制御システムの概略構成及び動作の例を示す図である。
図5は、電力制御装置の概略構成の例を示すブロック図である。
図6は、一実施形態に係る電力制御装置の動作の例を示すフローチャートである。
図7は、別の実施形態に係る電力制御システムの概略構成及び動作の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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