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公開番号
2025021184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124951
出願日
2023-07-31
発明の名称
蓄電システム、パワーコンディショナ、及び蓄電池ユニット
出願人
京セラ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】逆接続による破損及び劣化の可能性を低減する。
【解決手段】蓄電システム10は蓄電池ユニット11とパワーコンディショナ12とを有する。蓄電池ユニット11は蓄電池15と計測部14と接続開閉器13とを有する。計測部14は蓄電池15の電圧を検出する。接続開閉器13を蓄電池15及び計測部14の間に設ける。パワーコンディショナ12は電力を調整する。接続開閉器13がOFF状態においてパワーコンディショナ12は蓄電池ユニット11に第1の電圧を印加する。計測電圧と第1の電圧との比較に基づいて蓄電池ユニット11が逆接続されていることが判別される場合に接続開閉器13のOFF状態を維持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電池と、該蓄電池の電圧を検出する計測部と、前記蓄電池及び前記計測部の間に設けられる接続開閉器とを有する少なくとも1つの蓄電池ユニットと、
前記少なくとも1つの蓄電池ユニットに入力する電力及び前記少なくとも1つの蓄電池ユニットから出力される電力を調整するパワーコンディショナと、を備え、
前記接続開閉器がOFF状態において、前記パワーコンディショナから前記蓄電池ユニットに第1の電圧が印加され、前記計測部で検出される計測電圧と前記第1の電圧との比較に基づいて前記蓄電池ユニットが逆接続されていることが判別される場合に前記接続開閉器のOFF状態が維持される
蓄電システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の蓄電システムにおいて、
前記パワーコンディショナは、前記計測電圧及び前記第1の電圧の差が判別閾値以下である場合、前記接続開閉器をON状態に切替える第1の指令を前記蓄電池ユニットに付与する第1の制御部を有する
蓄電システム。
【請求項3】
請求項1に記載の蓄電システムにおいて、
前記蓄電池ユニットは、前記計測電圧及び前記第1の電圧の差が判別閾値以下である場合、前記接続開閉器をON状態に切替える第2の制御部を、更に有する
蓄電システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電システムにおいて、
前記蓄電池ユニットが逆接続されていることが判別された後、所定の待機時間の経過後の前記計測電圧と前記第1の電圧との比較に基づく前記蓄電池ユニットが逆接続されているか否かの判別が再度行われる
蓄電システム。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電システムにおいて、
前記第1の電圧は、前記蓄電池ユニットに対して定められる使用電圧の下限値未満である
蓄電システム。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電システムにおいて、
前記計測電圧及び前記第1の電圧の差が判別閾値を超える場合、異常状態を報知する
蓄電システム。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電システムにおいて、
前記少なくとも1つの蓄電池ユニットは、複数の蓄電池ユニットを含み、
前記複数の蓄電池ユニットの中で、前記計測部で検出される計測電圧と前記第1の電圧との比較に基づいて逆接続されていないと判別された蓄電池ユニットの前記接続開閉器がON状態に切替えられる
蓄電システム。
【請求項8】
請求項2又は3に記載の蓄電システムにおいて、
前記パワーコンディショナは、前記蓄電池ユニットに供給する電力の電圧を調整する電圧変換部と、前記電圧変換部に並列に接続されるコンデンサとを有し、
前記計測電圧及び前記第1の電圧の差が前記判別閾値以下である場合、該第1の電圧より該蓄電池ユニットの使用電圧に近付けた電圧を前記コンデンサに印加した後に、前記接続開閉器がON状態に切替えられる
蓄電システム。
【請求項9】
少なくとも1つの蓄電池ユニットに接続されるパワーコンディショナであって、
前記少なくとも1つの蓄電池ユニットに第1の電圧を印加させた状態で該蓄電池ユニットから取得する計測電圧と前記第1の電圧との比較に基づいて前記蓄電池ユニットが逆接続されているか否かを判別し、逆接続されていないと判別する場合、該蓄電池ユニットに該蓄電池ユニットの接続開閉器をON状態にする第1の指令を送信する第1の制御部を備える
パワーコンディショナ。
【請求項10】
蓄電池と、
該蓄電池の電圧を検出する計測部と、
前記蓄電池及び前記計測部の間に設けられる接続開閉器と、
前記接続開閉器がOFF状態である場合、前記計測部がゼロ以外の電圧を検出するとき、前記計測部で検出される計測電圧と前記接続開閉器を介しての前記蓄電池に接続されるパワーコンディショナから取得する電圧情報が示す第1の電圧との比較に基づいて、逆接続されているか否かを判別し、逆接続されていると判別する場合に前記接続開閉器のOFF状態を維持する第2の制御部と、を備える
蓄電池ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電システム、パワーコンディショナ、及び蓄電池ユニットに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の二次電池セルを含む蓄電池ユニットは、当該蓄電池ユニットと負荷機器及び他の電力源との間において、直交変換や電圧調整を行うパワーコンディショナが接続される。設置者による蓄電池ユニットとパワーコンディショナの取付けに際して、極性を間違えて逆接続されることがあり得る。逆接続されると大電流が流れるため、パワーコンディショナの破損、蓄電池ユニットの劣化等が生じ得る。逆接続された場合でも、回路を保護する電源装置が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-232995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の電源装置では、逆接続される状態では、電源装置に逆電圧が印加される。そのため、回路の一部において部品寿命が損なわれる可能性があった。また、逆接続から保護するための付加回路が必要であった。
【0005】
かかる点に鑑みてなされた本開示の目的は、逆接続による破損及び劣化の可能性を低減させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による蓄電システムは、
蓄電池と、該蓄電池の電圧を検出する計測部と、前記蓄電池及び前記計測部の間に設けられる接続開閉器とを有する少なくとも1つの蓄電池ユニットと、
前記少なくとも1つの蓄電池ユニットに入力する電力及び前記少なくとも1つの蓄電池ユニットから出力される電力を調整するパワーコンディショナと、を備え、
前記接続開閉器がOFF状態において、前記パワーコンディショナから前記蓄電池ユニットに第1の電圧が印加され、前記計測部で検出される計測電圧と前記第1の電圧との比較に基づいて前記蓄電池ユニットが逆接続されていることが判別される場合に前記接続開閉器のOFF状態が維持される。
【0007】
第2の観点によるパワーコンディショナは、
少なくとも1つの蓄電池ユニットに接続されるパワーコンディショナであって、
前記少なくとも1つの蓄電池ユニットに第1の電圧を印加させた状態で該蓄電池ユニットから取得する計測電圧と前記第1の電圧との比較に基づいて前記蓄電池ユニットが逆接続されているか否かを判別し、逆接続されていないと判別する場合、該蓄電池ユニットに該蓄電池ユニットの接続開閉器をON状態にする第1の指令を送信する第1の制御部を備える。
【0008】
第3の観点による蓄電池ユニットは、
蓄電池と、
該蓄電池の電圧を検出する計測部と、
前記蓄電池及び前記計測部の間に設けられる接続開閉器と、
前記接続開閉器がOFF状態である場合、前記計測部がゼロ以外の電圧を検出するとき、前記計測部で検出される計測電圧と前記接続開閉器を介して前記蓄電池に接続されるパワーコンディショナから取得する電圧情報が示す第1の電圧との比較に基づいて、逆接続されているか否かを判別し、逆接続されていると判別する場合に前記接続開閉器のOFF状態を維持する第2の制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、逆接続による破損及び劣化の可能性が低減する
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る蓄電システムの概略構成を示す構成図である。
図1のパワーコンディショナの制御部が実行する逆接続防止処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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