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公開番号2025012663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115675
出願日2023-07-14
発明の名称光給電システム、光給電方法及び給電装置
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人
主分類H02J 50/30 20160101AFI20250117BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】移動する受電装置へ光給電する給電装置を好適に切り替えること。
【解決手段】給電光の空間伝送によって、給電装置から、移動可能な受電装置へ給電を行う光給電システムであって、給電装置を少なくとも2つ、受電装置を少なくとも1つ有し、いずれか1つの給電装置からいずれか1つの受電装置へ給電を行うように構成されている光給電システムにおいて、一の給電装置から一の受電装置への給電中に、例えば、給電光を空間伝送する妨げになる物体が検知されたという給電切替情報(ハンドオーバー情報)が光給電システム内で共有されたことに応じて、一の受電装置への給電を、一の給電装置から他の給電装置へ切り替えるようにした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
給電光の空間伝送によって、給電装置から移動可能な受電装置への給電を行う光給電システムであって、
前記給電装置は、前記給電光を出力する発光部を備え、
前記受電装置は、受光した前記給電光を電力に変換する受光部を備え、
前記給電装置を少なくとも２つ、前記受電装置を少なくとも１つ有しており、
いずれか１つの前記給電装置からいずれか１つの前記受電装置へ給電を行うように構成されており、
一の給電装置から一の受電装置への給電中に、給電切替情報が当該光給電システム内で共有された場合に、前記一の受電装置への給電を、前記一の給電装置から他の給電装置へ切り替える、
光給電システム。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記受電装置の位置を検出する少なくとも１つの位置検出部と、
前記受電装置近傍の物体および前記受電装置と前記給電装置の間に位置する物体の有無を検出する少なくとも１つの障害物検出部と、
を備え、
前記障害物検出部が、前記一の給電装置からの給電を切り替えるべき物体を検出したことに応じて、前記給電切替情報が出力される、
請求項１に記載の光給電システム。
【請求項３】
前記受電装置の位置を検出する少なくとも１つの位置検出部を備え、
前記位置検出部が、前記一の給電装置からの距離が所定値以上離れた前記一の受電装置を検出したこと、または前記位置検出部が、前記他の給電装置からの距離が所定値以下に近付いた前記一の受電装置を検出したことに応じて、前記給電切替情報が出力される、
請求項１に記載の光給電システム。
【請求項４】
前記受電装置の位置を検出する少なくとも１つの位置検出部を備え、
前記給電装置は、前記発光部が出力した前記給電光の向きを、移動する前記受電装置の位置に応じて切り替える給電方向切替部を備え、
前記給電方向切替部によって前記給電光を前記一の受電装置に向けて切り替えるための制御量が所定の閾値を超えたことに応じて、前記給電切替情報が出力される、
請求項１に記載の光給電システム。
【請求項５】
前記給電装置は、給電制御部を備え、
前記給電制御部が、前記発光部の温度が所定値を超えたことを検出した場合に、前記給電切替情報が出力される、
請求項１に記載の光給電システム。
【請求項６】
前記受電装置は、受電制御部を備え、
前記受電制御部が、前記受光部によって変換された電力の値が所定値を下回ったことを検出した場合に、前記給電切替情報が出力される、
請求項１に記載の光給電システム。
【請求項７】
前記給電切替情報は、前記受電装置の移動計画に基づき予め定められた事前情報である、
請求項１に記載の光給電システム。
【請求項８】
給電光の空間伝送によって、給電装置から移動可能な受電装置への給電を行う光給電に関し、前記給電装置を少なくとも２つ、前記受電装置を少なくとも１つ有し、いずれか１つの前記給電装置からいずれか１つの前記受電装置へ給電を行うように構成されている光給電システムにおける光給電方法であって、
一の給電装置から一の受電装置への給電中に、給電切替情報が前記光給電システム内で共有されたことに応じて、前記一の受電装置への給電を、前記一の給電装置から他の給電装置へ切り替える、
光給電方法。
【請求項９】
給電光の空間伝送によって、移動可能な受電装置へ給電を行う給電装置であって、
前記受電装置へ前記給電光を出力する発光部と、
他の給電装置と通信する通信部と、
当該給電装置が前記給電光を出力中に、給電切替情報を検出した場合に、当該給電装置から前記他の給電装置に前記受電装置への給電を切り替えるための指示を送信した後、当該給電装置からの前記給電光の出力を停止させる制御部と、
を備える、
給電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、光給電システム、光給電方法及び給電装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
近時、給電ユニット（給電装置）から受電ユニット（受電装置）に光エネルギーを供給する光給電システムが研究されている。
特許文献１には、受電ユニットへの給電に関する情報を複数の給電ユニットが共有し、複数の受電ユニットに対する給電モードをサポートするようにした光給電システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－３３６２６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、複数の給電ユニットのいずれかが、移動する受電ユニットに対して給電するのに、その時点での給電に適した給電ユニットに切り替えることができると有用である。
本開示は、移動する受電装置へ光給電する給電装置を好適に切り替えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示に係る光給電システムは、
給電光の空間伝送によって、給電装置から移動可能な受電装置への給電を行う光給電システムであって、
前記給電装置は、前記給電光を出力する発光部を備え、
前記受電装置は、受光した前記給電光を電力に変換する受光部を備え、
前記給電装置を少なくとも２つ、前記受電装置を少なくとも１つ有しており、
いずれか１つの前記給電装置からいずれか１つの前記受電装置へ給電を行うように構成されており、
一の給電装置から一の受電装置への給電中に、給電切替情報が当該光給電システム内で共有された場合に、前記一の受電装置への給電を、前記一の給電装置から他の給電装置へ切り替える。
【０００６】
本開示に係る光給電方法は、
給電光の空間伝送によって、給電装置から移動可能な受電装置への給電を行う光給電に関し、前記給電装置を少なくとも２つ、前記受電装置を少なくとも１つ有し、いずれか１つの前記給電装置からいずれか１つの前記受電装置へ給電を行うように構成されている光給電システムにおける光給電方法であって、
一の給電装置から一の受電装置への給電中に、給電切替情報が前記光給電システム内で共有されたことに応じて、前記一の受電装置への給電を、前記一の給電装置から他の給電装置へ切り替える。
【０００７】
本開示に係る給電装置は、
給電光の空間伝送によって、移動可能な受電装置へ給電を行う給電装置であって、
前記受電装置へ前記給電光を出力する発光部と、
他の給電装置と通信する通信部と、
当該給電装置が前記給電光を出力中に、給電切替情報を検出した場合に、当該給電装置から前記他の給電装置に前記受電装置への給電を切り替えるための指示を送信した後、当該給電装置からの前記給電光の出力を停止させる制御部と、
を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、移動する受電装置へ光給電する給電装置を好適に切り替えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の光給電システムの概念図（ａ）（ｂ）である。
本開示の第１実施形態に係る光給電システムの構成図である。
第１実施形態の光給電システムにおける処理に関する説明図である。
光給電システムにおける給電切替処理に関する説明図である。
光給電システムにおける給電切替処理に関する変形例の説明図である。
本開示の第２実施形態に係る光給電システムの構成図である。
第２実施形態の光給電システムにおける処理に関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に本開示の一実施形態につき図面を参照して説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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