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公開番号
2025011230
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024178326,2023545655
出願日
2024-10-10,2022-08-31
発明の名称
耐プラズマ積層体、その製造方法、ならびにプラズマ処理装置
出願人
京セラ株式会社
代理人
弁理士法人ブナ国際特許事務所
主分類
H05H
1/00 20060101AFI20250116BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】耐プラズマ積層体を含むキャパシティブプローブ型のプラズマセンサーを提供する。
【解決手段】耐プラズマ積層体1は、基体2と、基体2上に形成された膜電極3と、膜電極3上に形成された誘電体層4とを備え、誘電体層4は、多結晶誘電体層であり、厚み方向に長い柱状粒子を含み、膜電極3は、活性金属、または基体もしくは誘電体層の構成元素、またはそれらの積層からなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基体と、前記基体上に位置する膜電極と、前記膜電極上に位置する誘電体層とを備えた耐プラズマ積層体であって、
前記誘電体層は、多結晶誘電体層であり、厚み方向に長い柱状粒子を含み、
前記膜電極は、活性金属、または前記基体もしくは前記誘電体層の構成元素、またはそれらの積層からなる、耐プラズマ積層体。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記柱状粒子は、イットリウムを含む酸化物を含む、請求項1に記載の耐プラズマ積層体。
【請求項3】
前記膜電極は、前記基体上の前記活性金属と、前記活性金属上のイットリウムの積層である、請求項1または2に記載の耐プラズマ積層体。
【請求項4】
前記膜電極は厚みが5μm以下であり、前記誘電体層は前記膜電極の表面からの厚みが5μm以下で、面積が1000mm
2
以上である、請求項1または2に記載の耐プラズマ積層体。
【請求項5】
静電容量が1nF以上である、請求項1または2に記載の耐プラズマ積層体。
【請求項6】
前記膜電極が、チタン、イットリウム、またはそれらの積層からなる、請求項1に記載の耐プラズマ積層体。
【請求項7】
前記膜電極が、前記基体上に形成されたチタン上にイットリウムを積層してなる、請求項6に記載の耐プラズマ積層体。
【請求項8】
前記誘電体層の厚み方向に垂直で互いに直交する2方向の応力σ11、σ22がともに圧縮応力であり、σ22/σ11が0.5以上2以下である、請求項1または2に記載の耐プラズマ積層体。
【請求項9】
前記σ22/σ11が0.8以上1.2以下である、請求項8に記載の耐プラズマ積層体。
【請求項10】
前記誘電体層の厚み方向に垂直で互いに直交する2方向の応力σ11、σ22の平均値σ1が200MPa以上1000MPa以下の圧縮応力である、請求項8に記載の耐プラズマ積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、耐プラズマ積層体、その製造方法、ならびにプラズマ処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体製造分野において、プラズマCVD(化学気相成長法)、アッシング、エッチング、スパッタリング、その他の表面処理等を目的として、半導体基板等の被処理体にプラズマ放電を用いてプラズマ処理する方法が広く用いられている。
【0003】
プラズマ処置を施すプラズマ処理工程において、高電圧または高周波電源の高周波電圧を印加する際に、異常放電が発生する等、プラズマの安定性の不良により被処理体の電子素子特性の劣化を引き起こす問題がある。この様な問題に対処するためにプラズマ処理室内のプラズマ状態を的確に検出することが求められている。
【0004】
プラズマ状態を検出するプラズマ計測器としては、プラズマ中に先端部を露出させた探針状の電極を挿入し、電圧を印加して得られた電流-電圧特性から空間電位などのプラズマ状態を計測するラングミュアプローブ、電極を絶縁物で覆い静電容量から空間電位などのプラズマ状態を計測する、キャパシティブプローブなどが知られている。
【0005】
従来提案されたプラズマ計測器としては、例えば、特許文献1~3に開示のようなものがある。すなわち、特許文献1には、窓型プローブを用いたプラズマ監視装置が提案されている。特許文献2には、プラズマ処理装置において、プラズマの異常放電発生を事前に捕らえる予兆信号を検出する信号検出部と、この予兆信号に基づいてESCリーク電流を制御する制御部と、を備えることが提案されている。
【0006】
特許文献3には、プラズマ処理装置において、処理室の側壁にプローブ基盤が設置され、この基盤にパルス化したバイアス電力を掛け、コンデンサの電圧変化を解析することにより、処理室内壁状態とプラズマの内部状態をリアルタイムでモニタし、そのデータ値からプラズマ処理装置の処理方法を制御することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-318115号公報
特開2007-73309号公報
特開2011-228386号公報
【発明の概要】
【0008】
本開示の耐プラズマ積層体は、基体と、基体上に位置する膜電極と、膜電極上に位置する誘電体層とを備え、誘電体層は、多結晶誘電体層であり、厚み方向に長い柱状粒子を含み、膜電極は、活性金属、または基体もしくは誘電体層の構成元素、またはそれらの積層からなる。
【0009】
本開示の耐プラズマ積層体の製造方法は、基体の表面を算術平均高さ(Sa)が0.01μm以下となるように研磨する工程と、基体上に膜電極を形成する工程と、誘電体層を、金属材料の製膜と酸化とを繰り返して形成する工程と、を含む。
【0010】
本開示のプラズマ処理装置は、上記の耐プラズマ積層体を含むキャパシティブプローブ型のプラズマセンサーをプラズマ処理室内に取り付けたものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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