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公開番号2025059971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170412
出願日2023-09-29
発明の名称液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250403BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷品質を向上させることができる液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】液滴吐出ヘッドは、流路部材と、リザーバと、ヒータと、金属部材と、を備える。流路部材は、液滴が吐出される複数の吐出孔を有する。リザーバは、流路部材の上に位置し、流路部材に液体を供給する。ヒータは、流路部材とリザーバとの間に位置し、流路部材に供給される液体を昇温する。金属部材は、リザーバにおいて、流路部材側の面に沿って延びる流路の少なくとも一部と接するように位置する。また、ヒータと金属部材とは、直接または間接的に熱的に接続される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
液滴が吐出される複数の吐出孔を有する流路部材と、
前記流路部材の上に位置し、前記流路部材に液体を供給するリザーバと、
前記流路部材と前記リザーバとの間に位置し、前記流路部材に供給される前記液体を昇温するヒータと、
前記リザーバにおいて、前記流路部材側の面に沿って延びる流路の少なくとも一部と接するように位置する金属部材と、
を備え、
前記ヒータと前記金属部材とは、直接または間接的に熱的に接続される
液滴吐出ヘッド。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記ヒータと前記金属部材とは、熱伝導性を有する熱伝導部材を介して熱的に接続される
請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項3】
前記熱伝導部材は、弾性体である
請求項2に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項4】
前記リザーバと前記金属部材との間は、ナットおよびネジで固定され、
前記金属部材と接する前記リザーバ内の前記流路は、前記金属部材と前記リザーバとの間に位置する封止部材で封止される
請求項1~3のいずれか一つに記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項5】
前記リザーバは、内部で前記ナットを固定する固定部を有する
請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項6】
前記ネジは、先端側のネジ部と、基端側の円筒部とを有する半ネジである
請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項7】
前記金属部材は、前記リザーバの前記流路に接する部位から、前記流路の内側に向けて突出する凸部を有する
請求項1~3のいずれか一つに記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項8】
前記金属部材の前記凸部と、前記凸部と対応する前記流路の開口部との間には、隙間が設けられている
請求項7に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項9】
前記凸部と対応する前記流路の開口部の前記流路側には、C面が設けられている
請求項7に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項10】
前記金属部材は、前記リザーバの前記流路に接する部位から、前記流路の内側から離れる向きに凹む凹部を有する
請求項1~3のいずれか一つに記載の液滴吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷用ヘッドとして、たとえば、液滴を記録媒体上に吐出することによって、各種の印刷を行う液滴吐出ヘッドが知られている。特許文献1には、印字ヘッドを加温する複数のヒータと、かかる複数のヒータを独立に駆動するヒータドライバとを備えた印字装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-115074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、液滴の吐出を一時的に停止すると、同時にヒータを停止したとしても、ヒータの周囲において液体の流れが停止することから、ヒータの余剰熱で液滴吐出ヘッドの温度が所定の温度よりも上昇する現象が発生する場合があった。
【0005】
そして、この現象が収束する前に液滴の吐出が再開された場合、所定の温度よりも高い温度の液体が液滴となって吐出されるため、液体の濃度などが所定の状態から変化してしまうことから、印刷品質が大きく低下する恐れがあった。
【0006】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷品質を向上させることができる液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の液滴吐出ヘッドは、流路部材と、リザーバと、ヒータと、金属部材と、を備える。流路部材は、液滴が吐出される複数の吐出孔を有する。リザーバは、前記流路部材の上に位置し、前記流路部材に液体を供給する。ヒータは、前記流路部材と前記リザーバとの間に位置し、前記流路部材に供給される前記液体を昇温する。金属部材は、前記リザーバにおいて、前記流路部材側の面に沿って延びる流路の少なくとも一部と接するように位置する。また、前記ヒータと前記金属部材とは、直接または間接的に熱的に接続される。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、印刷品質を向上させることができる液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置が提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係るプリンタの模式的な側面図である。
図2は、実施形態に係るプリンタの模式的な平面図である。
図3は、実施形態に係る液滴吐出ヘッドの概略構成を示す分解斜視図である。
図4は、実施形態に係る分岐流路部材の構成の一例を示す斜視図である。
図5は、実施形態に係るリザーバの内部構成の一例を示す断面図である。
図6は、実施形態に係る分岐流路部材、リザーバおよびその周辺の構成の一例を示す断面図である。
図7は、実施形態に係る固定部の構成の一例を示す拡大斜視図である。
図8は、実施形態に係るリザーバおよび金属部材の構成の一例を示す拡大断面図である。
図9は、別の実施形態1に係る分岐流路部材、リザーバおよびその周辺の構成の一例を示す断面図である。
図10は、別の実施形態2に係る分岐流路部材、リザーバおよびその周辺の構成の一例を示す断面図である。
図11は、別の実施形態3に係る分岐流路部材、リザーバおよびその周辺の構成の一例を示す断面図である。
図12は、別の実施形態4に係る分岐流路部材、リザーバおよびその周辺の構成の一例を示す断面図である。
図13は、別の実施形態5に係る分岐流路部材、リザーバおよびその周辺の構成の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示による液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(【0011】以降は省略されています)

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