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公開番号2025040893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147972
出願日2023-09-12
発明の名称電子機器、算出方法、及び算出プログラム
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 7/20 20170101AFI20250317BHJP(計算;計数)
要約【課題】簡易な方法で対象者の集中の度合いを算出する。
【解決手段】電子機器10は第1の検出部11と第2の検出部13と算出部14とを有する。第1の検出部11は照射する電磁波の反射波に基づいて被検知対象の動きを検出する。第2の検出部13は画像に含まれる被検知対象の瞳孔の動きを検出する。算出部14は瞳孔の動き及び被検知対象の動きに基づいて被検知対象の前庭動眼反射の度合いを示す第1の値を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
照射する電磁波の反射波に基づいて被検知対象の動きを検出する第1の検出部と、
取得した画像に含まれる前記被検知対象の瞳孔の動きを検出する第2の検出部と、
前記瞳孔の動き及び前記被検知対象の動きに基づいて、前記被検知対象の前庭動眼反射の度合いを示す第1の値を算出する算出部と、を備える
電子機器。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電子機器において、
前記算出部は、前記第1の値として、前記瞳孔の動き及び前記被検知対象の動きに基づいて、前記被検知対象の集中の度合いを示す値を算出する
電子機器。
【請求項3】
請求項1に記載の電子機器において、
前記第1の値は、VORゲイン、VORゲインの時間変化率のいずれかである
電子機器。
【請求項4】
請求項1に記載の電子機器において、
前記第1の検出部は、ドップラー値に基づいて、前記被検知対象の動きを検出する
電子機器。
【請求項5】
請求項1に記載の電子機器において、
前記第2の検出部は、前記画像において前記瞳孔の像を含む画素を認識し、撮像時が異なる複数の画像における当該画素の変化に基づいて該瞳孔の動きを検出する
電子機器。
【請求項6】
請求項1に記載の電子機器において、
前記算出部は、前記瞳孔の動き及び前記被検知対象の動きに基づいて、算出式を用いて第1の値を算出する
電子機器。
【請求項7】
請求項1に記載の電子機器において、
前記第1の値に基づいて、警告をすべきか否かの第1の判別を実行する判別部と、
前記判別部の判別結果に基づいて、警告を出力する出力部と、を更に備える
電子機器。
【請求項8】
請求項7に記載の電子機器において、
前記判別部は、前記第1の判別を実行する前に、該第1の判別において前記第1の値と比較するための基準値を設定する
電子機器。
【請求項9】
請求項8に記載の電子機器において、
前記判別部は、前記被検知対象又は該被検知対象の属性に基づいて、前記基準値を設定する
電子機器。
【請求項10】
請求項8に記載の電子機器において、
前記判別部は、前記電子機器の起動後から前記第1の判別の実行前までの間に定められる時間範囲において前記算出部が算出した第1の値に基づいて、前記基準値を設定する
電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、算出方法、及び算出プログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
移動体の安全な運転には、運転者の集中力が求められる。それゆえ、運転者の集中度を観察して、集中度が低下する場合、運転者への警告を発したり、運転の支援を行うことが検討されている。集中度を、前庭動眼反射に基づいて観察することが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2010-032424号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前庭動眼反射の観察には観察対象者の頭部の動きを精密に検出する必要があり、観察対象者の頭部に3軸のジャイロセンサを装着させる必要があった。頭部へのセンサの装着は観察対象者に負荷が大きく、簡易な方法で集中の度合いを算出することが求められていた。
【0005】
従って、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされた本開示の目的は、簡易な方法で対象者の集中の度合いを算出する電子機器、算出方法及び算出プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による電子機器は、
照射する電磁波の反射波に基づいて被検知対象の動きを検出する第1の検出部と、
前記被検知対象を撮像した画像を取得する取得部と、
前記画像に含まれる前記被検知対象の瞳孔の位置に基づいて、該瞳孔の動きを検出する第2の検出部と、
前記瞳孔の動き及び前記被検知対象の動きに基づいて、前記被検知対象の集中の度合いを示す第1の値を算出する算出部と、を備える。
【0007】
第2の観点による算出方法は、
照射する電磁波の反射波に基づいて被検知対象の動きを検出する第1の検出工程と、
前記被検知対象を撮像した画像を取得する取得工程と、
前記画像に含まれる前記被検知対象の瞳孔の位置に基づいて、該瞳孔の動きを検出する第2の検出工程と、
前記瞳孔の動き及び前記被検知対象の動きに基づいて、前記被検知対象の集中の度合いを示す第1の値を算出する算出工程と、を備える。
【0008】
第3の観点による算出プログラムは、
コンピュータを、
照射する電磁波の反射波に基づいて被検知対象の動きを検出する第1の検出部と、
前記被検知対象を撮像した画像を取得する取得部と、
前記画像に含まれる前記被検知対象の瞳孔の位置に基づいて、該瞳孔の動きを検出する第2の検出部と、
前記瞳孔の動き及び前記被検知対象の動きに基づいて、前記被検知対象の集中の度合いを示す第1の値を算出する算出部と、して機能させる。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成された本開示に係る電子機器、算出方法及び算出プログラムによれば、簡易な構成で対象者の集中の度合いが算出される
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。
眼球運動角速度を算出するための瞳孔の動きと眼球の関係を示す図である。
頭部の運動の角速度を算出するための頭部の動きと回転軸との関係を示す図である。
一実施形態において図1の電子機器が実行する算出処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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