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公開番号2025084940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2025033101,2024564482
出願日2025-03-03,2023-11-02
発明の名称ユーザ装置、ノード、及び通信方法
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04W 16/28 20090101AFI20250527BHJP(電気通信技術)
要約【課題】スループットが低下してしまうことを抑制できること。
【解決手段】ユーザ装置は、移動通信システムにおいてノードとの無線通信を行うユーザ装置であって、ノードにより送信された第1の参照信号を受信する受信部と、第1の参照信号のリソースを測定し、第1の参照信号のリソースの測定に基づいて、物理上りリンク共有チャネルの送信に用いるプレコーダを算出し、プレコーダを物理上りリンク共有チャネルに適用する制御部と、プレコーダを適用した物理上りリンク共有チャネルをノードに送信する送信部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
移動通信システムにおいてノードとの無線通信を行うユーザ装置であって、
前記ノードにより送信された第1の参照信号を受信する受信部と、
前記第1の参照信号のリソースを測定し、前記第1の参照信号のリソースの測定に基づいて、物理上りリンク共有チャネルの送信に用いるプレコーダを算出し、前記プレコーダを前記物理上りリンク共有チャネルに適用する制御部と、
前記プレコーダを適用した前記物理上りリンク共有チャネルを前記ノードに送信する送信部と、
を備えるユーザ装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1の参照信号のリソースの測定に基づいて、前記物理上りリンク共有チャネルのレイヤ数を決定する、
請求項1に記載のユーザ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1の参照信号のリソースの測定に基づいて、第2の参照信号の送信に用いられるプレコーダを算出し、前記第2の参照信号のアンテナポートから前記レイヤ数のアンテナポートを選択し、選択した前記レイヤ数のアンテナポートを前記物理上りリンク共有チャネルの送信に用いる、
請求項2に記載のユーザ装置。
【請求項4】
前記送信部は、前記物理上りリンク共有チャネルの送信に前記プレコーダを用いることを示す第1情報を前記ノードから前記受信部が受信している場合、前記物理上りリンク共有チャネルの送信に前記プレコーダを用いる、
請求項1に記載のユーザ装置。
【請求項5】
前記第1情報は、前記第1の参照信号に含まれる
請求項4に記載のユーザ装置。
【請求項6】
前記第1情報は、前記ノードから前記ユーザ装置に送信される下りリンク制御情報に含まれる
請求項4に記載のユーザ装置。
【請求項7】
前記制御部は、上りリンクと下りリンクとのチャネル相反性が満たされていると判断した場合に、前記物理上りリンク共有チャネルの送信に前記プレコーダを用いる、
請求項1に記載のユーザ装置。
【請求項8】
前記受信部は、前記送信部が送信する前記レイヤ数の最大値を示す最大レイヤ数情報を前記ノードから受信し、
前記制御部は、前記レイヤ数を前記最大レイヤ数情報が示す最大値以下に制御する
請求項2に記載のユーザ装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記最大レイヤ数情報を前記ノードから前記受信部が受信した場合に、前記物理上りリンク共有チャネルの送信に前記プレコーダを用いる
請求項8に記載のユーザ装置。
【請求項10】
前記送信部は、希望する最大レイヤ数である希望レイヤ数を示す希望レイヤ数情報を前記ノードに送信する
請求項8に記載のユーザ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ装置、ノード、及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
移動通信システムの標準化プロジェクトである第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標。以下同じ))により策定された第5世代(5G)の規格であるNR(New Radio)では、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)の送信の方法として、Codebook型とNon-codebook型の送信方法が規定されている。Non-codebook型では、ノードによって決定されたプレコーダがPUSCHの送信に適用される。
【0003】
Non-codebook型の送信方法では、プレコーダがPUSCHに適用されるまでに多くの時間を要するという課題がある。Non-codebook型の送信方法では、移動通信システムのネットワークのノード(単に「ノード」とも称する)がユーザ装置(UE)にCSI-RSを送信してから、プレコーダが適用されたPUSCHを受信するまでに、ノードとUEとの間の通信が2往復行われる。
【0004】
これにより、特に伝搬チャネルが激しく変動する環境では、プレコーダが算出されたときから、該プレコーダが適用されるまでの間に伝搬チャネルが大きく変動してしまい、プレコーダが最適ではなくなる場合がある。伝搬チャネルが激しく変動する環境とは、例えば、UEが高速で移動する場合の環境、もしくは、ミリ波又はサブテラヘルツ波など高周波数帯を使用した無線通信が用いられる場合の環境などである。後者の高周波数帯を使用した無線通信では、低周波数帯と比べて、ビームが鋭くなるため、わずかな環境変化でより大きなチャネル変動が発生し得る。プレコーダが最適ではなくなると、受信信号においてストリーム間干渉が増大し変調精度が劣化することでスループットが低下してしまう場合がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP技術仕様書:TS 38.214 V18.0.0(2023-09)
【発明の概要】
【0006】
第1の態様に係るユーザ装置は、移動通信システムにおいてノードとの無線通信を行うユーザ装置であって、前記ノードにより送信された第1の参照信号を受信する受信部と、前記第1の参照信号のリソースを測定し、前記第1の参照信号のリソースの測定に基づいて、物理上りリンク共有チャネルの送信に用いるプレコーダを算出し、前記プレコーダを前記物理上りリンク共有チャネルに適用する制御部と、前記プレコーダを適用した前記物理上りリンク共有チャネルを前記ノードに送信する送信部と、を備える。
【0007】
第2の態様に係るノードは、移動通信システムにおいてユーザ装置との無線通信を行うノードであって、第1の参照信号を前記ユーザ装置に送信する送信部と、前記ユーザ装置が前記第1の参照信号のリソースの測定に基づいて算出されたプレコーダが適用されて送信された前記物理上りリンク共有チャネルを前記ユーザ装置から受信する受信部と、を備える。
【0008】
第3の態様に係る通信方法は、移動通信システムにおいてノードとの無線通信を行うユーザ装置で用いる通信方法であって、前記ノードにより送信された第1の参照信号を受信するステップと、前記第1の参照信号のリソースを測定し、前記第1の参照信号のリソースの測定に基づいて、物理上りリンク共有チャネルの送信に用いるプレコーダを算出し、前記プレコーダを前記物理上りリンク共有チャネルに適用するステップと、前記プレコーダを適用した前記物理上りリンク共有チャネルを前記ノードに送信するステップと、を有する。
【0009】
第4の態様に係る通信方法は、移動通信システムにおいてユーザ装置との無線通信を行うノードで用いる通信方法であって、第1の参照信号を前記ユーザ装置に送信するステップと、前記ユーザ装置が前記第1の参照信号のリソースの測定に基づいて算出されたプレコーダが適用されて送信された前記物理上りリンク共有チャネルを前記ユーザ装置から受信するステップと、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る移動通信システムの構成例を示す図である。
データを取り扱うUプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成例を示す図である。
シグナリング(制御信号)を取り扱うCプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成例を示す図である。
Non-codebook型において決定されたプレコーダが適用されて物理上りリンク共有チャネルの送信が行われる一般的なプロシージャを示す図である。
実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成例を示す図である。
実施形態に係るノードの構成例を示す図である。
第1実施形態に係るシステム動作例を示す図である。
第1実施形態の変形例に係るシステム動作例を示す図である。
第2実施形態に係るシステム動作例を示す図である。
第3実施形態に係るシステム動作例を示す図である。
第4実施形態に係るシステム動作例を示す図である。
第5実施形態に係るシステム動作例を示す図である。
第5実施形態の変形例に係るシステム動作例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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