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公開番号
2025084907
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025031820,2024574020
出願日
2025-02-28,2024-05-21
発明の名称
インクジェット記録装置
出願人
京セラ株式会社
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250527BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】搬送ベルトのばたつきを抑制する。
【解決手段】インクジェット記録装置において、前処理ヘッド(5)の吐出領域Rの搬送方向の中央位置と、上流側サポートローラー(25)の軸線位置との距離を第1基準距離(d1)とし、後処理ヘッド(6)の吐出領域(R)の搬送方向の中央位置と、下流側サポートローラー(26)の軸線位置との距離を第2基準距離(d2)としたとき、前処理ヘッド(5)及び後処理ヘッド(6)のうち吐出される液の量が少ない方(図7では後処理ヘッド(6))の基準距離(図7では第2基準距離(d2))が、吐出される液の量が多い方の基準距離(図7では第1基準距離(d1))に比べて小さく設定される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
インク液を吐出する吐出領域を有するインクヘッド、前処理液を吐出する吐出領域を有する前処理ヘッド、及び、後処理液を吐出する吐出領域を有する後処理ヘッドを含むヘッド群と、
前記ヘッド群に対して吐出領域側に隙間を空けて対向する搬送面を有し、搬送方向に沿って周回移動することにより前記搬送面上の記録媒体を前記搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
前記搬送方向に互いに間隔を空けて配置され、前記搬送ベルトが巻き回される一対のローラーと、
前記一対のローラー間において前記搬送方向に並んで配置され、前記搬送ベルトをベルト内方側から支持する上流側サポートローラー及び下流側サポートローラーとを備え、
前記前処理ヘッドと前記インクヘッドと前記後処理ヘッドとは、前記搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順に配置されており、
前記前処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と、前記上流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離を第1基準距離とし、前記後処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と、前記下流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離を第2基準距離としたとき、
前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドのうち吐出される液の量が少ない方の前記第1及び第2基準距離のいずれか一方が、吐出される液の量が多い方の前記第1及び第2基準距離の他方に比べて小さい、インクジェット記録装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送ベルトの搬送面に垂直な方向から見て、前記前処理ヘッドの前記吐出領域の全体、前記インクヘッドの前記吐出領域の全体、及び前記後処理ヘッドの前記吐出領域の全体が、前記搬送ベルトにおける、前記上流側サポートローラーとの接触線と前記下流側サポートローラーとの接触線とに挟まれたローラー間領域内に位置している、インクジェット記録装置。
【請求項3】
請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記上流側サポートローラーと前記下流側サポートローラーとの互いの平行度を調整するための調整機構をさらに備えている、インクジェット記録装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載のインクジェット記録装置において、
前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドのうち吐出される液の量が少ない方は、前記後処理ヘッドである、インクジェット記録装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1つに記載のインクジェット記録装置において、
前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドのうち吐出される液の量が少ない方は、前記前処理ヘッドである、インクジェット記録装置。
【請求項6】
インク液を吐出する吐出領域を有するインクヘッド、前処理液を吐出する吐出領域を有する前処理ヘッド、及び、後処理液を吐出する吐出領域を有する後処理ヘッドを含むヘッド群と、前記ヘッド群に対して吐出領域側に隙間を空けて対向する搬送面を有し、搬送方向に沿って周回移動することにより前記搬送面上の記録媒体を前記搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、前記搬送方向に互いに間隔を空けて配置され、前記搬送ベルトが巻き回される一対のローラーと、
前記一対のローラー間において前記搬送方向に並んで配置され、前記搬送ベルトをベルト内方側から支持する上流側サポートローラー及び下流側サポートローラーとを備え、
前記前処理ヘッドと前記インクヘッドと前記後処理ヘッドとは、前記搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順に配置され、
前記後処理ヘッドより吐出される液の量は、前記前処理ヘッドより吐出される液の量よりも少なく設定されており、
前記前処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位と前記上流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離が、前記後処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と前記下流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離と等しく設定されており、
前記搬送ベルトの搬送面に垂直な方向から見て、前記後処理ヘッドの前記吐出領域の全体が、前記搬送ベルトにおける、前記上流側サポートローラーとの接触線と前記下流側サポートローラーとの接触線とに挟まれたローラー間領域内に位置している、インクジェット記録装置。
【請求項7】
請求項6記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送ベルトの搬送面に垂直な方向から見て、前記後処理ヘッドの前記吐出領域の全体が、前記ローラー間領域内に位置する一方、前記前処理ヘッドの前記吐出領域の少なくとも一部が前記ローラー間領域よりも外側に位置している、インクジェット記録装置。
【請求項8】
インク液を吐出する吐出領域を有するインクヘッド、前処理液を吐出する吐出領域を有する前処理ヘッド、及び、後処理液を吐出する吐出領域を有する後処理ヘッドを含むヘッド群と、
前記ヘッド群に対して吐出領域側に隙間を空けて対向する搬送面を有し、搬送方向に沿って周回移動することにより前記搬送面上の記録媒体を前記搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、前記搬送方向に互いに間隔を空けて配置され、前記搬送ベルトが巻き回される一対のローラーと、
前記一対のローラー間において前記搬送方向に並んで配置され、前記搬送ベルトをベルト内方側から支持する上流側サポートローラー及び下流側サポートローラーとを備え、
前記前処理ヘッドと前記インクヘッドと前記後処理ヘッドとは、前記搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順に配置されており、
前記前処理ヘッドより吐出される液の量は、前記後処理ヘッドより吐出される液の量よりも少なく設定されており、
前記前処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と前記上流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離が、前記後処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と前記下流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離と等しく設定されており、
前記搬送ベルトの搬送面に垂直な方向から見て、前記前処理ヘッドの吐出領域の全体が、前記搬送ベルトにおける、前記上流側サポートローラーとの接触線と前記下流側サポートローラーとの接触線とに挟まれたローラー間領域内に位置している、インクジェット記録装置。
【請求項9】
請求項8記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送ベルトの搬送面に垂直な方向から見て、前記前処理ヘッドの吐出領域の全体が前記ローラー間領域内に位置する一方、前記後処理ヘッドの吐出領域の少なくとも一部が前記ローラー間領域よりも外側に位置している、インクジェット記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、インクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット式プリンター等のインクジェット記録装置は、画像形成用のインク液滴を記録媒体に向けて吐出するインクヘッドを備える。例えば、記録媒体が織物や編物等の繊維シートやプラスチックシートである場合、インク液滴を記録媒体へ向けて吐出させる前・後に、当該記録媒体に対して前処理液・後処理液の施与が必要となる場合がある。前処理液は、例えば記録媒体へのインク液滴の定着性やインク顔料の凝集性を向上させるための処理液である。後処理液は、例えば印刷された画像の堅牢性を高める処理液である。この場合、インクジェット記録装置には、インクヘッドに加えて、前処理液及び後処理液の液滴を吐出する処理ヘッドが備えられる。
【0003】
インクヘッド及び各処理ヘッドは、それぞれの吐出対象液の液滴を吐出する複数の吐出孔と、該複数の吐出孔が開口する吐出面とを有している。
【0004】
記録処理に際しては、記録媒体が搬送機構によって所定の搬送方向に搬送され、インクヘッド及び各処理ヘッドの各吐出孔から各々インク液滴及び処理液滴が吐出される。
【0005】
前記搬送機構は、インクヘッド及び各処理ヘッドと対向する位置に配置される無端状の搬送ベルトと、駆動ローラー及び従動ローラーと、を有している。
【0006】
前記駆動ローラー及び従動ローラーは、前記搬送方向に互いに間隔を空けて配置されている。前記搬送ベルトは、インクヘッドに対してインク液滴の吐出側に隙間を空けて配置された搬送面を有していて、前記駆動ローラー及び従動ローラーに掛け回された状態で周回することにより、該搬送面上の記録媒体を前記搬送方向に搬送する。
【発明の概要】
【0007】
本開示の一局面に係るインクジェット記録装置は、インク液を吐出する吐出領域を有するインクヘッド、前処理液を吐出する吐出領域を有する前処理ヘッド、及び、後処理液を吐出する吐出領域を有する後処理ヘッドを含むヘッド群と、前記ヘッド群に対して吐出領域側に隙間を空けて対向する搬送面を有し、搬送方向に沿って周回移動することにより前記搬送面上の記録媒体を前記搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、前記搬送方向に互いに間隔を空けて配置され、前記搬送ベルトが巻き回される一対のローラーと、前記一対のローラー間において前記搬送方向に並んで配置され、前記搬送ベルトをベルト内方側から支持する上流側サポートローラー及び下流側サポートローラーとを備え、前記前処理ヘッドと前記インクヘッドと前記後処理ヘッドとは、前記搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順に配置されており、前記前処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と、前記上流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離を第1基準距離とし、前記後処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と、前記下流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離を第2基準距離としたとき、前記前処理ヘッド及び前記後処理ヘッドのうち吐出される液の量が少ない方の前記第1及び第2基準距離のいずれか一方が、吐出される液の量が多い方の前記第1及び第2基準距離の他方に比べて小さい。
【0008】
本開示の他の局面に係るインクジェット記録装置は、インク液を吐出する吐出領域を有するインクヘッド、前処理液を吐出する吐出領域を有する前処理ヘッド、及び、後処理液を吐出する吐出領域を有する後処理ヘッドを含むヘッド群と、前記ヘッド群に対して吐出領域側に隙間を空けて対向する搬送面を有し、搬送方向に沿って周回移動することにより前記搬送面上の記録媒体を前記搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、前記搬送方向に互いに間隔を空けて配置され、前記搬送ベルトが巻き回される一対のローラーと、前記一対のローラー間において前記搬送方向に並んで配置され、前記搬送ベルトをベルト内方側から支持する上流側サポートローラー及び下流側サポートローラーとを備え、前記前処理ヘッドと前記インクヘッドと前記後処理ヘッドとは、前記搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順に配置され、前記後処理ヘッドより吐出される液の量は、前記前処理ヘッドより吐出される液の量よりも少なく設定されており、前記前処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位と前記上流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離が、前記後処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と前記下流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離と等しく設定されており、前記搬送ベルトの搬送面に垂直な方向から見て、前記後処理ヘッドの前記吐出領域の全体が、前記搬送ベルトにおける、前記上流側サポートローラーとの接触線と前記下流側サポートローラーとの接触線とに挟まれたローラー間領域内に位置している。
【0009】
本開示の他の局面に係るインクジェット記録装置は、インク液を吐出する吐出領域を有するインクヘッド、前処理液を吐出する吐出領域を有する前処理ヘッド、及び、後処理液を吐出する吐出領域を有する後処理ヘッドを含むヘッド群と、前記ヘッド群に対して吐出領域側に隙間を空けて対向する搬送面を有し、搬送方向に沿って周回移動することにより前記搬送面上の記録媒体を前記搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、前記搬送方向に互いに間隔を空けて配置され、前記搬送ベルトが巻き回される一対のローラーと、前記一対のローラー間において前記搬送方向に並んで配置され、前記搬送ベルトをベルト内方側から支持する上流側サポートローラー及び下流側サポートローラーとを備え、前記前処理ヘッドと前記インクヘッドと前記後処理ヘッドとは、前記搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順に配置されており、前記前処理ヘッドより吐出される液の量は、前記後処理ヘッドより吐出される液の量よりも少なく設定されており、前記前処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と前記上流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離が、前記後処理ヘッドにおける前記吐出領域の前記搬送方向の中央位置と前記下流側サポートローラーの軸線位置との前記搬送方向の距離と等しく設定されており、前記搬送ベルトの搬送面に垂直な方向から見て、前記前処理ヘッドの吐出領域の全体が、前記搬送ベルトにおける、前記上流側サポートローラーとの接触線と前記下流側サポートローラーとの接触線とに挟まれたローラー間領域内に位置している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係るインクジェット式プリンター(インクジェット記録装置)の全体構成を示す斜視図である。
図2は、図1のII-II線の模式的な断面図である。
図3は、インクジェット式プリンターのキャリッジ搭載箇所を左側から見て示す拡大側面図である。
図4は、下流側サポートローラーの左側端部の支持構造を示す一部断面を含む側面図である。
図5は、キャリッジを上側から見た概略平面図である。
図6は、インクヘッド、前処理ヘッド及び後処理ヘッドの吐出面を示す概略平面図である。
図7は、キャリッジに搭載された各ヘッドと、上流側サポートローラー及び下流側サポートローラーとの位置関係を説明するための説明用平面図である。
図8は、第1実施形態の変形例を示す図7相当図である。
図9は、第2実施形態を示す図7相当図である。
図10は、第2実施形態の変形例を示す図9(又は図7)相当図である。
図11は、他の実施形態を示す図6相当図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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