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公開番号
2025106792
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024196984
出願日
2024-11-11
発明の名称
伝熱部材および電子装置
出願人
京セラ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01L
23/373 20060101AFI20250709BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高い伝熱性能と強靱性とを有する伝熱部材を提供する。
【解決手段】伝熱部材は、複数のグラフェンが第1方向に積層された構造を有する複数のグラファイトブロックと、複数のグラファイトブロックを保護する保護構造とを備える。保護構造は、複数のグラファイトブロックと物理的及び熱的に接続される。グラファイトブロックは、熱伝導率及び熱膨張率の異方性を有する。第1方向において、保護構造の熱伝導率は、グラファイトブロックの熱伝導率よりも大きい。第1方向と直交する方向において、グラファイトブロックの熱伝導率は、保護構造の熱伝導率よりも大きい。第1方向において、グラファイトブロックの熱膨張率は、保護構造の熱膨張率よりも大きい。第1方向と直交する方向において、保護構造の熱膨張率は、グラファイトブロックの熱膨張率よりも大きい。保護構造は1つの板材を有し、複数のグラファイトブロックは板材の一主面に並んで位置する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のグラフェンが第1方向に積層された構造を有する複数のグラファイトブロックと、
複数の前記グラファイトブロックを保護する保護構造と、
を備え、
前記保護構造は、複数の前記グラファイトブロックと物理的および熱的に接続され、
前記グラファイトブロックは、熱伝導率および熱膨張率の異方性を有し、
前記第1方向において、前記保護構造の熱伝導率は、前記グラファイトブロックの熱伝導率よりも大きく、
前記第1方向と直交する方向において、前記グラファイトブロックの熱伝導率は、前記保護構造の熱伝導率よりも大きく、
前記第1方向において、前記グラファイトブロックの熱膨張率は、前記保護構造の熱膨張率よりも大きく、
前記第1方向と直交する方向において、前記保護構造の熱膨張率は、前記グラファイトブロックの熱膨張率よりも大きく、
前記保護構造は、1つの板材を有し、
複数の前記グラファイトブロックは、前記板材の一主面に並んで位置する
伝熱部材。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
複数の前記グラファイトブロックは、前記第1方向に沿って一列に並んで位置する
請求項1に記載の伝熱部材。
【請求項3】
前記グラファイトブロックは、直方体形状であり、前記第1方向に沿って延びる複数の面のいずれかと、前記板材の一主面とが向かい合うように位置する
請求項1または2に記載の伝熱部材。
【請求項4】
前記保護構造は、別の板材を有し、
前記板材および前記別の板材は、複数の前記グラファイトブロックを挟み込むように位置する
請求項1または2に記載の伝熱部材。
【請求項5】
前記板材は、炭化物を形成可能な金属元素を含む接合材によって、前記グラファイトブロックに接合される
請求項1または2に記載の伝熱部材。
【請求項6】
前記接合材は、互いに隣接する前記グラファイトブロック同士の間に位置する
請求項5に記載の伝熱部材。
【請求項7】
請求項1または2に記載の伝熱部材と、
前記伝熱部材と熱的に接続される熱源と、
前記伝熱部材を支持する支持体と、
を備え、
前記第1方向において、前記グラファイトブロックの熱膨張率は、前記支持体の熱膨張率よりも大きい
電子装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、伝熱部材および電子装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、伝熱部材としてグラファイトを用いた技術が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-150358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高い伝熱性能を有する素材として、グラファイトブロックが知られている。しかしながら、グラファイトブロック単体では、銅などの金属に比べて脆いという課題がある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、高い伝熱性能と強靱性とを有する伝熱部材および電子装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の伝熱部材は、複数のグラファイトブロックと、保護構造とを備える。グラファイトブロックは、複数のグラフェンが第1方向に積層された構造を有する。保護構造は、複数の前記グラファイトブロックを保護する。前記保護構造は、複数の前記グラファイトブロックと物理的および熱的に接続される。前記グラファイトブロックは、熱伝導率および熱膨張率の異方性を有する。前記第1方向において、前記保護構造の熱伝導率は、前記グラファイトブロックの熱伝導率よりも大きい。前記第1方向と直交する方向において、前記グラファイトブロックの熱伝導率は、前記保護構造の熱伝導率よりも大きい。前記第1方向において、前記グラファイトブロックの熱膨張率は、前記保護構造の熱膨張率よりも大きい。前記第1方向と直交する方向において、前記保護構造の熱膨張率は、前記グラファイトブロックの熱膨張率よりも大きい。前記保護構造は、1つの板材を有する。複数の前記グラファイトブロックは、前記板材の一主面に並んで位置する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高い伝熱性能と強靱性とを有する伝熱部材および電子装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るグラファイトブロックの構成の一例を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係るグラファイトブロックの第1面の構成の一例を示す拡大断面図である。
図3は、実施形態に係るグラファイトブロックの第2面および第3面の構成の一例を示す拡大断面図である。
図4は、実施形態に係る伝熱部材に含まれる複数のグラファイトブロックの配置の一例を示す斜視図である。
図5は、実施形態に係る伝熱部材の構成の一例を示す斜視図である。
図6は、図5に示すA-A線の矢視断面図である。
図7は、実施形態に係るグラファイトブロックと接合材との界面近傍の構成を説明するための図である。
図8は、実施形態に係る電子装置の構成の一例を示す側面図である。
図9は、実施形態に係る電子装置の構成の別の一例を示す側面図である。
図10は、別の実施形態1に係る伝熱部材の構成の一例を示す断面図である。
図11は、別の実施形態2に係る伝熱部材の構成の一例を示す斜視図である。
図12は、図11に示すB-B線の矢視断面図である。
図13は、別の実施形態3に係る伝熱部材の構成の一例を示す断面図である。
図14は、別の実施形態4に係るグラファイト基体の構成の一例を示す斜視図である。
図15は、別の実施形態4に係る伝熱部材の構成の一例を示す斜視図である。
図16は、図15に示すC-C線の矢視断面図である。
図17は、別の実施形態4に係る電子装置の構成の一例を示す斜視図である。
図18は、図17に示すD-D線の矢視断面図である。
図19は、別の実施形態5に係る伝熱部材の構成の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示による伝熱部材および電子装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
<伝熱部材>
まず、実施形態に係る伝熱部材1の構成について、図1~図7を参照しながら説明する。実施形態に係る伝熱部材1(図5参照)は、複数のグラファイトブロック10を含んでもよい。図1は、実施形態に係るグラファイトブロック10の構成の一例を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)
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