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公開番号2025092259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023208025
出願日2023-12-08
発明の名称電子部品収納用パッケージ、多数個取り配線基板および電子装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H01L 23/12 20060101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電子部品収納用パッケージを低背化したときの短絡の可能性を低減する。
【解決手段】電子部品用収納パッケージは、第1面102を有する絶縁基板と、接続電極114と、外部接続導体108と、コーナー導体109と、を備える。コーナー導体は、外部接続導体と接続され、外部接続導体から角部にかけて、第1面の反対側に位置する第2面103との間隔が大きくなるように位置しており、該コーナー導体の一番近くに位置する接続電極における頂部に一番近い点と頂部とを結ぶ仮想線X、コーナー導体と、の交点を囲む開口部109Aを有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
電子部品を搭載する搭載領域を有する第１面、該第１面と反対側に位置する第２面、前記第１面を上面としたときの複数の側面、２つの前記側面がなす角部、および前記角部と前記第２面との交点である頂部、を有する絶縁基板と、
前記第１面に位置する複数の接続電極と、
前記第２面に位置する外部接続導体と、
前記外部接続導体と接続され、前記外部接続導体から前記角部にかけて、前記第２面との間隔が大きくなるように位置しているコーナー導体と、を備えており、
前記コーナー導体は、該コーナー導体の一番近くに位置する前記接続電極における前記頂部に一番近い点と前記頂部とを結ぶ仮想線と、前記コーナー導体と、の交点を囲む開口部を有している、電子部品収納用パッケージ。
続きを表示（約 550 文字）【請求項２】
前記絶縁基板は、前記第１面に位置する枠部を有しており、
平面透視において、前記開口部は、
前記枠部の内壁と前記第１面によって規定されるキャビティの外縁と重なって位置している、請求項１に記載の電子部品収納用パッケージ。
【請求項３】
前記コーナー導体は、平面透視における外縁形状が、前記角部に中心が位置する部分円弧であるとともに、第１面側に凸となる湾曲形状を有しており、
前記開口部は、前記第１面側から前記第２面側にかけて暫時広くなる形状を有する、請求項１に記載の電子部品収納用パッケージ。
【請求項４】
前記開口部の周縁形状は丸みを帯びている、請求項３に記載の電子部品収納用パッケージ。
【請求項５】
前記開口部は、円形または楕円形状である、請求項１に記載の電子部品収納用パッケージ。
【請求項６】
請求項１から５のいずれか１項に記載の電子部品収納用パッケージとなる配線基板領域が母基板に複数個配列されている、多数個取り配線基板。
【請求項７】
請求項１から５のいずれか１項に記載の電子部品収納用パッケージと、該電子部品収納用パッケージに搭載された電子部品とを有する電子装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、圧電振動素子などの電子部品を収容する電子部品収納用パッケージ、多数個取り配線基板および電子装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
先行技術文献１には、電子部品収納用パッケージが開示されている。該電子部品収納用パッケージは、外部接続導体から、絶縁基板の２つの側面の間に位置する角部にかけて、第２面との間隔が大きくなるように位置するコーナー導体を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開ＷＯ２０２１／１０６６５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示の一態様は、電子部品収納用パッケージを低背化したときの短絡の可能性を低減する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一態様に係る電子部品収納用パッケージは、電子部品を搭載する搭載領域を有する第１面、該第１面と反対側に位置する第２面、前記第１面を上面としたときの複数の側面、２つの前記側面がなす角部、および前記角部と前記第２面との交点である頂部、を有する絶縁基板と、前記第１面に位置する複数の接続電極と、前記第２面に位置する外部接続導体と、前記外部接続導体と接続され、前記外部接続導体から前記角部にかけて、前記第２面との間隔が大きくなるように位置しているコーナー導体と、を備えており、前記コーナー導体は、該コーナー導体の一番近くに位置する前記接続電極における前記頂部に一番近い点と前記頂部とを結ぶ仮想線と、前記コーナー導体と、の交点を囲む開口部を有している。
【０００６】
本開示の一態様に係る多数個取り配線基板は、上記電子部品収納用パッケージとなる配線基板領域が母基板に複数個配列されている。
【０００７】
本開示の一態様にかかる電子装置は、上記電子部品収納用パッケージと、該電子部品収納用パッケージに搭載された電子部品とを有する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の一態様によれば、電子部品収納用パッケージを低背化したときの短絡の可能性を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の実施形態に係る例示的な電子部品収納用パッケージの上面図である。
上記パッケージの下面図である。
上記パッケージの側面透視図である。
図３における領域Ｒ１に相当する部分拡大図である。
上記パッケージの上面斜視図である。
上記パッケージの下面斜視図である。
図５における領域Ｒ２に相当する部分拡大図である。
上記パッケージの要部を示す斜視図である。
コーナー導体の別の実施例を示す斜視図である。
コーナー導体の別の実施例を示す斜視図である。
コーナー導体の別の実施例を示す側面透視図である。
パッケージの別の実施例を示す上面図である。
パッケージの別の実施例を示す斜視図である。
本開示の実施形態にかかる多数個取り配線基板の上面図である。
図１４のＸＶ－ＸＶ線矢視断面図である。
パッケージの別の実施例を作製するための多数個取り配線基板の要部を示す斜視図である。
パッケージの別の実施例を作製するための多数個取り配線基板の要部を示す斜視図である。
パッケージの別の実施例を作製するための多数個取り配線基板の要部を示す斜視図である。
パッケージの別の実施例を作製するための多数個取り配線基板の要部を示す斜視図である。
コーナー導体の別の実施例を説明するための母基板の平面図である。
図２０のＸＸＩ－ＸＸＩ線矢視断面図である。
図２０のＸＸＩＩ－ＸＸＩＩ線矢視断面図である。
図２０のＸＸＩＩＩ－ＸＸＩＩＩ線矢視断面図である。
コーナー導体の斜視図である。
本開示にかかる電子装置の側面透視図である。
本開示にかかる電子装置の別の例を示す側面透視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
〔実施形態１〕
本開示の第１の実施形態に係る電子部品収納用パッケージなどについて添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明で用いられる図は模式的なものである。図面上における各部の寸法比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。
（【００１１】以降は省略されています）

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