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公開番号
2025101955
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219069
出願日
2023-12-26
発明の名称
液体吐出ヘッドおよび記録装置
出願人
京セラ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250701BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ヘッド内への液体侵入の抑止および耐衝撃性に優れる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッドとしてのインクヘッド2Bは、短手方向と長手方向とを有し、液体を吐出する第1流路部材3と、第1流路部材3の上に積重され、第1流路部材3の前記短手方向と同等の幅を有し、第1流路部材3に液体を供給する第2流路部材4と、第1流路部材3に液体吐出用の信号を送る平形の回路部品5Bと、を備える。回路部品5Bは、第2流路部材4を上下方向に貫通する部分を含む。第2流路部材4は、前記長手方向の中央領域において前記短手方向に沿った断面が中実である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
短手方向と長手方向とを有し、液体を吐出する第1流路部材と、
前記第1流路部材の上に積重され、前記第1流路部材の前記短手方向と同等の幅を有し、前記第1流路部材に液体を供給する第2流路部材と、
前記第1流路部材に液体吐出用の信号を送る平形の回路部品と、を備え、
前記回路部品は、前記第2流路部材を上下方向に貫通する部分を含み、
前記第2流路部材は、前記長手方向の中央領域において前記短手方向に沿った断面が中実である、液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記第2流路部材は、前記長手方向に延びる長孔からなる貫通孔を含み、
前記貫通孔の前記長手方向の中央領域には、当該貫通孔の互いに対向する側壁同士を繋ぐ接合部が備えられ、
前記回路部品は、前記接合部以外の領域において前記貫通孔を貫通している、液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記回路部品は、前記接合部を挟んで前記貫通孔を貫通する二叉形状部を含む、液体吐出ヘッド。
【請求項4】
請求項3に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記第1流路部材は、当該第1流路部材の上部に配設され、液体の吐出動作を電気的に行わせるための矩形の配置範囲に配置された加圧部を含み、
前記液体吐出ヘッドは、前記加圧部の配置範囲と同等のサイズを有する押圧板を含み、
前記回路部品は、前記押圧板にて上方から押圧された状態で前記加圧部に当接する当接部と、前記当接部に連なり前記押圧板の側辺に沿って折り曲げられた折り曲げ部と、前記折り曲げ部から連なり前記貫通孔を貫通する貫通部と、を含み、
前記二叉形状部の起点は、前記当接部に位置している、液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記第1流路部材は、当該第1流路部材の上部に配設され、液体の吐出動作を電気的に行わせるための加圧部を含み、
前記回路部品は前記加圧部に前記信号を送るよう配設され、
前記第1流路部材と前記第2流路部材とは、前記貫通孔の外側を囲う領域であって、前記加圧部の配置範囲の外側を囲う領域において接合されている、液体吐出ヘッド。
【請求項6】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記第1流路部材の上面から前記第2流路部材の上面までの長さに対する、前記接合部が形成される上下方向の長さが、半分以上である、液体吐出ヘッド。
【請求項7】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記第1流路部材と前記第2流路部材との接合領域の、前記液体吐出ヘッドの短手方向の幅を接合幅としたとき、
前記第2流路部材は、
前記第1流路部材と接合している第1面と、前記第1面より上に位置し、前記貫通孔が開口している第2面との間にある下部領域と、
前記貫通孔を区画する壁として、前記貫通孔から前記第2流路部材の外側面までの長さが前記接合幅以下である薄壁部位と、を有し、
前記第1面から前記第2面までの長さより、前記薄壁部位が存在する上下方向の範囲内において、前記接合部が存在する上下方向の長さの方が長い、液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項7に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記第2流路部材は、前記薄壁部位の上に、前記貫通孔から前記第2流路部材の外側面まので長さが前記接合幅より長い厚壁部位を有する、液体吐出ヘッド。
【請求項9】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記第1流路部材と前記第2流路部材との接合領域の、前記液体吐出ヘッドの短手方向の幅を接合幅としたとき、
前記第2流路部材は、前記貫通孔を区画する壁として、前記貫通孔から前記第2流路部材の外側面まので長さが前記接合幅以下である薄壁部位を有し、
前記接合部は、上下方向において、前記第1流路部材の下面から前記薄壁部位の上端までの中点を含む位置に配置されている、液体吐出ヘッド。
【請求項10】
請求項9に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記第2流路部材は、前記薄壁部位の上に、前記貫通孔から前記第2流路部材の外側面まので長さが前記接合幅より長い厚壁部位を有する、液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体を吐出可能な液体吐出ヘッド、および当該液体吐出ヘッドを用いた記録装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
微量の液体を吐出する液体吐出ヘッドが用いられる装置が存在する。例えば、インクジェット式プリンタ等の記録装置は、画像形成用のインクを記録媒体に向けて吐出するインクヘッドを備える。インクヘッドは、インクの吐出口を有する第1流路部材と、前記第1流路部材に液体を供給する第2流路部材とを含む。前記第1流路部材の上面には、圧電アクチュエータ基板などの加圧部が配置されるとともに、前記加圧部に電気信号を与える回路部品が取り付けられる。前記第1流路部材の上に前記第2流路部材が積重され、前記回路部品は前記第2流路部材の側面に沿って引き出されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-163638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のインクヘッドのような液体吐出ヘッドにおいては、外部からヘッド内への液体の浸入を防ぐことが要求される。また、液体吐出ヘッドに外部から衝撃が加わったときの耐性が求められる。例えば、前記第1流路部材と前記第2流路部材との積重状態が、外部衝撃により可及的に乱されないことが求められる。さらに、液体侵入の防止および耐衝撃性を確保できるよう、前記回路部品の引き出し態様に工夫を施す必要がある。
【0005】
本開示の目的は、ヘッド内への液体侵入の抑止および耐衝撃性に優れる液体吐出ヘッド、および当該液体吐出ヘッドを用いた記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る液体吐出ヘッドは、短手方向と長手方向とを有し、液体を吐出する第1流路部材と、前記第1流路部材の上に積重され、前記第1流路部材の前記短手方向と同等の幅を有し、前記第1流路部材に液体を供給する第2流路部材と、前記第1流路部材に液体吐出用の信号を送る平形の回路部品と、を備え、前記回路部品は、前記第2流路部材を上下方向に貫通する部分を含み、前記第2流路部材は、前記長手方向の中央領域において前記短手方向に沿った断面が中実である。
【0007】
本開示の他の局面に係る記録装置は、上記の液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドから吐出した液体を着弾させる記録媒体と前記液体吐出ヘッドとを相対移動させる移動部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ヘッド内への液体侵入の抑止および耐衝撃性に優れる液体吐出ヘッド、および当該液体吐出ヘッドを用いた記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の記録装置の一実施形態に係るインクジェット式プリンタの側面図である。
図2は、インクジェット式プリンタの平面図である。
図3(A)は、本実施形態の前提となる構成を備えたインクヘッドの斜視図、図3(B)は、図3(A)のIIIB-IIIB線断面図である。
図4は、図3(A)に示すインクヘッドの分解斜視図である。
図5(A)は、第1実施形態のインクヘッドの斜視図、図5(B)は、第1実施形態の回路部品および第1流路部材を示す斜視図である。
図6は、図5(A)のVI-VI線断面図である。
図7(A)は、第2実施形態のインクヘッドの斜視図、図7(B)は、第2実施形態の回路部品および第1流路部材を示す斜視図である。
図8は、要部拡大図付きの、図7(A)のVIII-VIII線断面図である。
図9(A)~(C)は、回路部品の制御基板への接続態様の例を示す模式図である。
図10は、貫通孔の接合部の各種態様を説明するための、インクヘッドの短手方向の断面図である。
図11は、接合部の態様を説明するための図である。
図12は、貫通孔の態様を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態に係る液体吐出ヘッドおよび記録装置について説明する。液体吐出ヘッドは、液体を吐出する機能を備える。液体としては、印字用のインク、配線パターン印刷用の導電性液体、化学薬剤を含む液体などを例示できる。記録装置は、液体吐出ヘッドからワークにインクや処理液等を吐出させる装置である。以下に示す実施形態では、前記液体吐出ヘッドとしてのインクヘッドを備えた記録装置であるインクジェット式のプリンタを例示する。インクジェット式プリンタは、紙シート、樹脂シート、織物や編物等の生地などのワークに、文字や模様などの画像をインクジェット方式で印刷する。
(【0011】以降は省略されています)
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