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公開番号2025103031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2025065456,2025513407
出願日2025-04-11,2024-11-01
発明の名称サーマルヘッド及び記録装置
出願人京セラ株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/345 20060101AFI20250701BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】信頼性が高く低コストなサーマルプリントヘッドを提供する。
【解決手段】サーマルヘッドは、グレーズと、複数の発熱部と、第1導体層と、第2導体層とを有している。グレーズは、第1方向に延び、複数の発熱部は、グレーズと重なり、第1方向に配列されている。第1導体層は、複数のリードと、特定配線とを有している。複数のリードは、複数の発熱部から第1方向に交差する第2方向の第1側に延びており、第1側とは反対側の第2側の部分がグレーズに重なっている。特定配線は、グレーズよりも第1側に位置しており、複数のリードを互いに接続している。第2導体層は、特定配線の少なくとも一部と重なっている主部を有している。特定配線は、主部の第2方向における長さのうちの一部に重なっている。特定配線の第2方向の両側の側方縁部の少なくとも一方は、主部に重なる領域において、第1方向の位置に応じて第2方向における位置を変化させている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に延びているグレーズと、
前記グレーズと重なっており、前記第1方向に配列されている複数の発熱部と、
第1導体層と、
第2導体層と、
を有しており、
前記第1導体層は、
前記複数の発熱部から前記第1方向に交差する第2方向の第1側に延びており、前記第1側とは反対側の第2側の部分が前記グレーズに重なっている複数のリードと、
前記グレーズよりも前記第1側に位置しており、前記複数のリードを互いに接続している特定配線と、を有しており、
前記第2導体層は、前記特定配線の少なくとも一部と重なっている主部を有しており、
前記特定配線は、前記主部の前記第2方向における長さのうちの一部に重なり、
前記特定配線の前記第2方向の両側の側方縁部の少なくとも一方は、前記主部に重なる領域において、前記第1方向の位置に応じて前記第2方向における位置を変化させている
サーマルヘッド。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記第1導体層は、前記特定配線よりも前記第1側に突出しているとともに前記主部に覆われている複数の突出部を有している
請求項1に記載のサーマルヘッド。
【請求項3】
前記第1導体層の外縁が有する角部が、前記主部に重なる領域において湾曲している
請求項1に記載のサーマルヘッド。
【請求項4】
前記角部が凹状に湾曲していることによって前記特定配線が前記角部において細くなっている
請求項3に記載のサーマルヘッド。
【請求項5】
前記特定配線が、前記主部の前記第2方向における中央よりも前記第2側に位置している
請求項1に記載のサーマルヘッド。
【請求項6】
前記特定配線は、前記複数のリードのそれぞれに対して、各リードから分岐して前記主部に到達する2以上のブランチを有している
請求項1に記載のサーマルヘッド。
【請求項7】
前記特定配線は、それぞれ前記複数のリードの隣り合うもの同士に架け渡されている複数のブリッジを有しており、
前記複数のブリッジそれぞれは、前記第1方向に対して傾斜している
請求項1に記載のサーマルヘッド。
【請求項8】
前記特定配線は、それぞれ前記複数のリードの隣り合うもの同士に架け渡されている複数のブリッジを有しており、
前記複数のブリッジそれぞれは、曲がっている
請求項1に記載のサーマルヘッド。
【請求項9】
前記特定配線は、それぞれ前記複数のリードの隣り合うもの同士に架け渡されている複数のブリッジを有しており、
前記複数のブリッジにおいて、隣り合うブリッジは、前記第2方向の位置が互いに異なっている
請求項1に記載のサーマルヘッド。
【請求項10】
前記特定配線は、それぞれ前記複数のリードの隣り合うもの同士に架け渡されている複数のブリッジを有しており、
前記複数のブリッジは、前記第1側の側方縁部がなす凹部の最奥部が、前記第2側の側方縁部がなす凹部の最奥部よりも前記第2側に位置している
請求項1に記載のサーマルヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サーマルヘッド、及び当該サーマルヘッドを有する記録装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
感熱紙を加熱して当該感熱紙に印刷を行い、又はインクリボンを加熱して記録媒体(例えば紙)に印刷を行うサーマルヘッドが知られている(例えば下記特許文献1参照)。サーマルヘッドは、上記のような加熱に供される複数の発熱部を有している。複数の発熱部は、ヘッドと記録媒体との相対移動の方向に直交する方向に配列されている。
【0003】
サーマルヘッドは、複数の発熱部に電圧を印加するために共通電極と複数の個別電極とを有している。共通電極は、複数の発熱部の配列に沿って延びている部分を含み、複数の発熱部に対して接続されている。複数の個別電極は、複数の発熱部に対して個別に接続されている。複数の個別電極に印加する電位を個別に制御することによって、複数の発熱部の温度が個別に制御され、ひいては、任意の画像が記録媒体に形成される。特許文献1のサーマルヘッドでは、金(Au)の導体パターン及び銀(Ag)の導体パターンが併用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-78589号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示の一態様に係るサーマルヘッドは、グレーズと、複数の発熱部と、第1導体層と、第2導体層とを有している。前記グレーズは、第1方向に延びている。前記複数の発熱部は、前記グレーズと重なっており、第1方向に配列されている。前記第1導体層は、複数のリードと、特定配線とを有している。前記複数のリードは、前記複数の発熱部から前記第1方向に交差する第2方向の第1側に延びており、前記第1側とは反対側の第2側の部分が前記グレーズに重なっている。前記特定配線は、前記グレーズよりも前記第1側に位置しており、前記複数のリードを互いに接続している。前記第2導体層は、前記特定配線の少なくとも一部と重なっている主部を有している。前記特定配線は、前記主部の第2方向における長さのうちの一部に重なっている。前記特定配線の第2方向の両側の側方縁部の少なくとも一方は、前記主部に重なる領域において、前記第1方向の位置に応じて前記第2方向における位置を変化させている。
【0006】
本開示の一態様に係る記録装置は、上記サーマルヘッドと、サーマルヘッドと記録媒体とを相対移動させる移動部と、を有している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るサーマルヘッドの模式的な分解斜視図。
図1のサーマルヘッドの一部を抽出して示す平面図。
図2のIII-III線における断面図。
図2の領域IVにおける構成の第1例を示す平面図。
図2の領域IVにおける構成の第2例を示す平面図。
図1のサーマルヘッドが含む共通電極の第1~第3パターンを示す模式図。
共通電極の第4~第6パターンを示す模式図。
共通電極の第7~第9パターンを示す模式図。
共通電極の第10~第12パターンを示す模式図。
共通電極の第13及び第14パターンを示す模式図。
共通電極の第15及び第16パターンを示す模式図。
共通電極の第17及び第18パターンを示す模式図。
共通電極の第19及び第20パターンを示す模式図。
実施形態に係るプリンタの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いられる図は模式的なものである。従って、例えば、図面上の寸法比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。また、寸法比率等が図面同士で一致しないこともある。特定の形状及び/又は寸法等が誇張されたり、細部が省略されたりすることがある。ただし、上記は、実際の形状及び/又は寸法が図面の通りとされたり、図面から形状及び/又は寸法の特徴が抽出されたりしてもよいことを否定するものではない。
【0009】
図面には、便宜上、直交座標系D1D2D3を付し、D1方向、D2方向及びD3方向等の語を用いることある。D1方向は第1方向の一例であり、D2方向は第2方向の一例である。後述する説明から理解されるように、D1方向の語は、ヘッドの長手方向、複数の発熱部の配列方向、及び/又はヘッドと記録媒体との相対移動の方向に直交する方向の語に置換されてよい。D2方向の語は、ヘッドの短手方向、上記配列方向に直交する方向、及び/又は上記相対移動の方向の語に置換されてよい。D3方向の語は、ヘッド本体の法線方向の語に置換されてよい。実施形態に係るサーマルヘッド及び記録装置は、任意の向きで用いられてよい。ただし、便宜上、+D3側を上方と仮定した用語を用いることがある。
【0010】
(実施形態の概要)
図1は、実施形態に係るサーマルヘッド1(以下、単に「ヘッド1」ということがある。)の模式的な分解斜視図である。ヘッド1は、記録媒体(例えば紙)に対する記録(例えば印刷)を直接的に担うヘッド本体3を有している。なお、ヘッド本体3がサーマルヘッドの一例として捉えられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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