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公開番号
2025028305
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2024223865,2024538763
出願日
2024-12-19,2023-11-10
発明の名称
光照射装置および印刷装置
出願人
京セラ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250220BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】光照射装置における小型化、構造の簡素化および故障の低減と、冷却性能の向上とを両立させる。
【解決手段】光照射装置は、光源、放熱部材、駆動部および直方体状の筐体を含む。筐体は、光源、放熱部材および駆動部を収納している。筐体は、第1外面、該第1外面とは逆側の第2外面、第3外面、該第3外面とは逆側の第4外面、第5外面および該第5外面とは逆側の第6外面を有する。筐体は、第1~3開口部を有する。第1開口部は、少なくとも第1外面で開口し、光源からの光を通過させる。第2開口部は、第3外面の第1外面側の領域で開口している。第3開口部は、第2外面から第3外面の第2外面側の部分にかけた領域で開口している。放熱部材は、ベース部と複数の突起部とを含む。各突起部は、ベース部から第2外面に向けて突起している。光源は、ベース部の第1外面側に位置している。複数の突起部の間の複数の隙間は、第2開口部に隣接している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の発光素子を含む光源と、
該光源に熱的に接続された放熱部材と、
前記光源を駆動させる駆動回路を含む駆動部と、
前記光源、前記放熱部材および前記駆動部を収納している直方体状の筐体と、を備え、
該筐体の内部、前記筐体の外側に接している位置、および前記筐体の開口のうちの何れにおいても送風部を有しておらず、
前記筐体は、第1外面と、第2外面と、第3外面と、第4外面と、第5外面と、第6外面と、を有し、
前記第1外面は、長方形状の面であり、
前記第2外面は、前記筐体のうちの前記第1外面とは逆側の長方形状の外面であり、
前記第3外面は、前記筐体のうちの前記第1外面と前記第2外面とを接続している矩形状の外面であり、
前記第4外面は、前記筐体のうちの前記第1外面と前記第2外面とを接続しており且つ前記第3外面とは逆側の矩形状の外面であり、
前記第5外面は、前記筐体のうちの前記第1外面と前記第2外面とを接続しており且つ前記第3外面と前記第4外面とを接続している長方形状の外面であり、
前記第6外面は、前記筐体のうちの前記第1外面と前記第2外面とを接続しているとともに前記第3外面と前記第4外面とを接続しており且つ前記第5外面とは逆側の長方形状の外面であり、
前記筐体は、第1開口部と、第2開口部と、第3開口部と、を有し、
前記第1開口部は、少なくとも前記第1外面において開口しているとともに前記光源からの光を通過させ、
前記第2開口部は、前記第3外面のうちの前記第1外面側の領域において開口しているとともに前記筐体の内部空間と外部空間とを繋いでおり、かつ前記外部空間から前記内部空間への吸気口としての役割を有し、
前記第3開口部は、前記第2外面から前記第3外面のうちの前記第2外面側の部分にわたる領域において前記第2外面および前記第3外面のそれぞれで開口しているとともに前記内部空間と前記外部空間とを繋いでおり、かつ前記内部空間から前記外部空間への排気口としての役割を有し、
前記放熱部材は、ベース部と、複数の突起部と、を含み、
前記ベース部は、前記内部空間のうちの前記第1外面側の領域に位置しており、
前記複数の突起部は、前記第1外面から前記第2外面に向かう第1方向に沿って前記ベース部から前記第2外面に向けてそれぞれ突起しており、
前記光源は、前記ベース部の前記第1外面側に位置しており、
前記複数の突起部の間における複数の隙間は、前記第2開口部に隣接しており、
前記駆動部は、前記内部空間のうちの前記複数の突起部と前記第2外面との間に位置しており、
前記第1外面が下向きである姿勢で配置され、空気が、前記外部空間から前記第2開口部、前記内部空間および前記第3開口部を順に通過して前記外部空間に排出される、光照射装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の光照射装置であって、
前記第1方向において、前記第2開口部の長さは、前記複数の突起部の長さ以下であり、
前記複数の隙間のうちの前記ベース部側の部分は、前記第2開口部に隣接している、光照射装置。
【請求項3】
請求項2に記載の光照射装置であって、
前記筐体は、前記内部空間の前記第3外面側に位置している第1内面、を有し、
前記複数の突起部のうちの前記第2外面側の部分は、前記第1内面に接触している、光照射装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか1つの請求項に記載の光照射装置であって、
前記駆動回路は、1つ以上の電子部品を含み、
該1つ以上の電子部品は、前記第1方向において、前記第2開口部と前記第3開口部との間に位置しており、
前記駆動部は、前記内部空間のうちの前記第3外面よりも前記第4外面に近い領域に位置しているとともに、前記1つ以上の電子部品を前記第3外面側に向けた状態で位置している、光照射装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3の何れか1つの請求項に記載の光照射装置と、
前記第3外面から前記第4外面に向かう方向であるかまたは前記第4外面から前記第3外面に向かう方向である第2方向に、前記第1開口部からの光が照射される被印刷媒体を搬送する搬送部と、
前記光照射装置の前記第2方向とは逆の第3方向の側に位置している印刷部と、を備え、
前記第1外面が下向きに位置している、印刷装置。
【請求項6】
請求項5に記載の印刷装置であって、
前記光照射装置が固定された被固定部、を備え、
前記筐体は、前記放熱部材に接しており、
前記被固定部は、前記筐体のうちの前記第4外面が面接触している第7外面、を有する、印刷装置。
【請求項7】
請求項6に記載の印刷装置であって、
前記光照射装置を前記被固定部に固定している雄ねじ部材、を備え、
前記被固定部は、第1貫通孔部、を有し、
前記ベース部は、前記第4外面の側にねじ穴部、を有し、
前記筐体は、前記第4外面において開口しており且つ前記ねじ穴部と接続している第2貫通孔部、を有し、
前記雄ねじ部材は、前記第1貫通孔部および前記第2貫通孔部を貫通しており且つ前記ねじ穴部に嵌まっている、印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光照射装置および印刷装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
光照射装置には、光源およびその光源を駆動するための基板を筐体内に収納した光照射装置がある(例えば、特許文献1,2の記載を参照)。
【0003】
この光照射装置では、光源として、例えば、紫外線もしくは赤外線などの特定の波長域の光を発するランプまたは発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)が用いられる。この光照射装置は、例えば、紫外線の照射によって硬化(光硬化ともいう)を生じる紫外線硬化型インク(UVインクともいう)などの光硬化型インクを用いて紙などの記録媒体(被印刷媒体ともいう)に印刷を行う印刷装置に適用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-202346号公報
特許第6761148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光照射装置については、小型化、構造の簡素化および故障の低減と、冷却性能の向上とを両立させる点で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
光照射装置および印刷装置が開示される。
【0007】
光照射装置の一態様は、光源と、放熱部材と、駆動部と、直方体状の筐体と、を備え、前記筐体の内部、前記筐体の外側に接している位置、および前記筐体の開口のうちの何れにおいても送風部を有していない。前記光源は、複数の発光素子を含む。前記放熱部材は、前記光源に熱的に接続されている。前記駆動部は、前記光源を駆動させる駆動回路を含む。前記筐体は、前記光源、前記放熱部材および前記駆動部を収納している。前記筐体は、第1外面と、第2外面と、第3外面と、第4外面と、第5外面と、第6外面と、を有する。前記第1外面は、長方形状の面である。前記第2外面は、前記筐体のうちの前記第1外面とは逆側の長方形状の外面である。前記第3外面は、前記筐体のうちの前記第1外面と前記第2外面とを接続している矩形状の外面である。前記第4外面は、前記筐体のうちの前記第1外面と前記第2外面とを接続しており且つ前記第3外面とは逆側の矩形状の外面である。前記第5外面は、前記筐体のうちの前記第1外面と前記第2外面とを接続しており且つ前記第3外面と前記第4外面とを接続している長方形状の外面である。前記第6外面は、前記筐体のうちの前記第1外面と前記第2外面とを接続しているとともに前記第3外面と前記第4外面とを接続しており且つ前記第5外面とは逆側の長方形状の外面である。前記筐体は、第1開口部と、第2開口部と、第3開口部と、を有する。前記第1開口部は、少なくとも前記第1外面において開口しているとともに前記光源からの光を通過させる。前記第2開口部は、前記第3外面のうちの前記第1外面側の領域において開口しているとともに前記筐体の内部空間と外部空間とを繋いでおり、かつ前記外部空間から前記内部空間への吸気口としての役割を有する。前記第3開口部は、前記第2外面から前記第3外面のうちの前記第2外面側の部分にわたる領域において前記第2外面および前記第3外面のそれぞれで開口しているとともに前記内部空間と前記外部空間とを繋いでおり、かつ前記内部空間から前記外部空間への排気口としての役割を有する。前記放熱部材は、ベース部と、複数の突起部と、を含む。前記ベース部は、前記内部空間のうちの前記第1外面側の領域に位置している。前記複数の突起部は、前記第1外面から前記第2外面に向かう第1方向に沿って前記ベース部から前記第2外面に向けてそれぞれ突起している。前記光源は、前記ベース部の前記第1外面側に位置している。前記複数の突起部の間における複数の隙間は、前記第2開口部に隣接している。前記駆動部は、前記内部空間のうちの前記複数の突起部と前記第2外面との間に位置している。前記第1外面が下向きである姿勢で配置され、空気が、前記外部空間から前記第2開口部、前記内部空間および前記第3開口部を順に通過して前記外部空間に排出される。
【0008】
印刷装置の一態様は、上記一態様の光照射装置と、搬送部と、印刷部と、を備えている。前記搬送部は、前記第3外面から前記第4外面に向かう方向であるかまたは前記第4外面から前記第3外面に向かう方向である第2方向に、前記第1開口部からの光が照射される被印刷媒体を搬送する。前記印刷部は、前記光照射装置の前記第2方向とは逆の第3方向の側に位置している。前記第1外面が下向きに位置している。
【発明の効果】
【0009】
光照射装置における小型化、構造の簡素化および故障の低減と、冷却性能の向上とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る光照射装置の一例の外観を示す正面図である。
図2は、第1実施形態に係る光照射装置の一例の外観を示す左側面図である。
図3は、第1実施形態に係る光照射装置の一例の外観を示す右側面図である。
図4は、第1実施形態に係る光照射装置の一例の外観を示す平面図である。
図5は、第1実施形態に係る光照射装置の一例の外観を示す底面図である。
図6は、第1実施形態に係る光照射装置の一例の外観を示す斜視図である。
図7は、第1実施形態に係る光照射装置の一例の外観を示す斜視図である。
図8は、図2から図5の位置VIII-VIIIにおいて光照射装置を+Y方向に向かって見た仮想的な断面の一例を模式的に示す断面図である。
図9は、放熱部材の一例の外観を示す左側面図である。
図10は、放熱部材の一例の外観を示す正面図である。
図11は、第1実施形態に係る光照射装置の一例における空気の流れの経路を模式的に示す断面図である。
図12は、実験によって得られたLED素子の点灯時間とLED素子の温度およびLED光の照度との関係の一例を示す図である。
図13は、第1方向における第2開口部の高さが第1高さである場合における光照射装置の一例の外観を示す左側面図である。
図14は、第1方向における第2開口部の高さが第2高さである場合における光照射装置の一例の外観を示す左側面図である。
図15は、第1方向における第2開口部の高さが第3高さである場合における光照射装置の一例の外観を示す左側面図である。
図16は、第2開口部の高さとLED素子の点灯時におけるLED素子の到達温度との間の関係についてのシミュレーションの結果の一例を示す図である。
図17は、第1実施形態に係る印刷装置の一例の概略的な構成を示す図である。
図18は、被印刷媒体の上面に付着した4種類のインクの形態の一例を示す平面図である。
図19は、印刷装置の被固定部に固定された状態にある光照射装置の一例を示す正面図である。
図20は、第1実施形態の他の一例に係る光照射装置の外観を示す右側面図である。
図21は、放熱部材の他の一例の外観を示す右側面図である。
図22は、放熱部材の他の一例の外観を示す正面図である。
図23は、印刷装置の被固定部に固定された状態にある光照射装置の他の一例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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