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公開番号
2025027817
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023132961
出願日
2023-08-17
発明の名称
シート部材の分割治具および分割方法
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B29D
30/06 20060101AFI20250220BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】簡素でありながら、シート部材を所望の割合に精度よく分割できる高い汎用性を有する分割治具および分割方法を提供する。
【解決手段】本体部4の長手方向一端部に取付けた保持部2と本体部4とを旋回支点部3を中心にして旋回可能に連結し、本体部4の長手方向他端部に位置合わせ部4aを設け、旋回支点部3と位置合わせ部4aとを結ぶ直線5が所望の割合で分割された位置に目印6を設け、旋回支点部3から位置合わせ部4aまでを直線で結ぶ線分5の長さLをシート部材Sの全幅Wよりも大きく設定して、保持部2により旋回支点部3をシート部材Sの幅方向の一端S1に位置決めして、旋回支点部3を中心に本体部4を旋回させて位置合わせ部4aをシート部材Sの他端S2に一致させた状態にして、それぞれの目印6をシート部材Sを所望の割合で分割する際の指標にする。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シート部材を所望の割合で分割するためのシート部材の分割治具であって、
一方向に延在する本体部と、前記本体部の長手方向一端部に取付けられた保持部と、前記保持部と前記本体部とを旋回可能に連結する旋回支点部とを有し、
前記本体部は、その長手方向他端部に位置合わせ部を有するとともに、前記旋回支点部と前記位置合わせ部とを直線で結ぶ線分が所望の割合で分割された位置に目印を有し、前記線分の長さが前記シート部材の全幅の大きさ以上に設定されているシート部材の分割治具。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記本体部の前記目印に相当する位置に、前記本体部を厚さ方向に貫通する孔または切欠きからなる印付与部が形成されている請求項1に記載のシート部材の分割治具。
【請求項3】
複数種類の異なる所望の割合毎に、前記線分がそれぞれの前記所望の割合で分割された位置に前記目印が設置されている請求項1または2に記載のシート部材の分割治具。
【請求項4】
請求項1に記載のシート部材の分割治具を用いたシート部材の分割方法であって、前記保持部により前記旋回支点部を前記シート部材の幅方向の一端に位置決めして設置して、前記旋回支点部を中心にして前記本体部を前記シート部材の表面上で旋回させて前記位置合わせ部を前記シート部材の他端に一致させた状態にして、それぞれの前記目印を、前記シート部材を前記所望の割合で分割する際の指標にするシート部材の分割方法。
【請求項5】
前記シート部材の幅方向に間隔をあけて多数のコードが埋設されて前記シート部材の長手方向に延在していて、前記指標にするそれぞれの前記目印の位置で前記シート部材の表面に印を付与し、この付与した印に相当するそれぞれの位置に切断具を設置して前記シート部材の幅方向に隣り合う前記コードの間で前記コードに沿って前記シート部材を前記所望の割合で分割する請求項4に記載に記載のシート部材の分割方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート部材の分割治具および分割方法に関し、さらに詳しくは、簡素でありながら、シート部材を所望の割合に精度よく分割できる高い汎用性を有する分割治具および分割方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤなどのゴム製品を製造する際には、様々なシート部材が使用されている。製造現場では、広幅のシート部材(シート原反)が所望の幅に分割して使用される(例えば、特許文献1参照)。分割幅が所望の幅に対して誤差が大きいと、分割されたシート部材を用いて製造された製品の品質に悪影響が生じるため、シート部材を所望の幅に精度よく分割する必要がある。
【0003】
特許文献1では、多数本のタイヤコードが埋設されているシート部材を所定本数のタイヤコード毎に分割する装置が提案されている。この装置は、白色チョーク線引き手段、白色マークを検知するカウント手段、所定数の白色マークに有色レーザーを照射するレーザー照射手段、所定本数のタイヤ毎にシート部材を切断するフローティングナイフを備えている。そのため、この提案では装置が複雑化するとともに、相応の設備コストが必要になる。また、この提案されている装置は、シート部材にタイヤコードが埋設されていないと十分に機能しないため、タイヤコードが埋設されていないシート部材には適用できない。それ故、簡素でありながら、様々な種類のシート部材を所望の割合に精度よく分割するには改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-159075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、簡素でありながら、シート部材を所望の割合に精度よく分割できる高い汎用性を有する分割治具および分割方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明のシート部材の分割治具は、シート部材を所望の割合で分割するためのシート部材の分割治具であって、一方向に延在する本体部と、前記本体部の長手方向一端部に取付けられた保持部と、前記保持部と前記本体部とを旋回可能に連結する旋回支点部とを有し、前記本体部は、その長手方向他端部に位置合わせ部を有するとともに、前記旋回支点部と前記位置合わせ部とを直線で結ぶ線分が所望の割合で分割された位置に目印を有し、前記線分の長さが前記シート部材の全幅の大きさ以上に設定されていることを特徴とする。
【0007】
本発明のシート部材の分割方法は、上記のシート部材の分割治具を用いたシート部材の分割方法であって、前記保持部により前記旋回支点部を前記シート部材の幅方向の一端に位置決めして設置して、前記旋回支点部を中心にして前記本体部を前記シート部材の表面上で旋回させて前記位置合わせ部を前記シート部材の他端に一致させた状態にして、それぞれの前記目印を、前記シート部材を前記所望の割合で分割する際の指標にすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の本発明によれば、前記保持部により前記旋回支点部を前記シート部材の幅方向の一端に位置決めして設置して、前記旋回支点部を中心にして前記本体部を前記シート部材の表面上で旋回させて前記位置合わせ部を前記シート部材の他端に一致させた状態にすると、それぞれの前記目印は、前記シート部材の全幅を前記所望の割合で分割された位置に配置される。したがって、それぞれの前記目印を指標にすることで、前記シート部材を前記所望の割合で精度よく分割することが可能になる。
【0009】
この分割治具は複雑な構造ではなく簡素である。そして、この分割治具は、前記シート部材に埋設されるコードの有無に拘わらず、様々な種類のシート部材を所望の割合に精度よく分割できるので高い汎用性を有している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のシート部材の分割治具の実施形態およびシート部材を平面視で例示する説明図である。
図1の分割治具およびシート部材を正面視で例示する説明図である。
図1の分割治具をシート部材に対して設置した状態を例示する説明図である。
図3のA-A断面図である。
図3の旋回支点部を中心にして本体部を旋回させて位置合わせ部をシート部材の他端に一致させた状態を例示する説明図である。
図5のそれぞれの目印を指標にして付与された印を有するシート部材を例示する説明図である。
図6のそれぞれの付与された印に相当する位置に切断具を設置してシート部材を切断する状態を例示する説明図である。
分割治具の別の実施形態を平面視で例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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