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公開番号
2025027776
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023132900
出願日
2023-08-17
発明の名称
二次胆汁酸吸収抑制剤
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
,
不二製油グループ本社株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C07K
7/08 20060101AFI20250220BHJP(有機化学)
要約
【課題】本発明は、新たに、二次胆汁酸吸収抑制剤を提供する事を目的とする。
【解決手段】特定の42種類のアミノ酸配列の何れかのアミノ酸配列を含むペプチド又はタンパク質から成る群より選択される少なくとも1種を含有する、二次胆汁酸吸収抑制剤。前記ペプチド又は前記タンパク質は、大豆タンパク質のペプシン消化物、及び/又は大豆タンパク質中の難消化性タンパク質、に含まれるペプチド又はタンパク質を有効成分としてよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号1~42の何れかのアミノ酸配列を含むペプチド又はタンパク質から成る群より選択される少なくとも1種を含有する、二次胆汁酸吸収抑制剤。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
配列番号1~12の何れかのアミノ酸配列を含むペプチド又はタンパク質から成る群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1に記載の二次胆汁酸吸収抑制剤。
【請求項3】
互いにアミノ酸配列の異なる複数種の前記ペプチド又は前記タンパク質を含有する、請求項1に記載の二次胆汁酸吸収抑制剤。
【請求項4】
前記ペプチド又は前記タンパク質は、
大豆タンパク質のペプシン消化物、及び/又は
大豆タンパク質中の難消化性タンパク質、
に含まれるペプチド又はタンパク質を有効成分とする、請求項1に記載の二次胆汁酸吸収抑制剤。
【請求項5】
前記二次胆汁酸は、デオキシコール酸(DCA)、リトコール酸(LCA)、ウルソデオキシコール酸(UDCA)、及びヒオデオキシコール酸(HDCA)から成る群より選択される少なくとも1種の二次胆汁酸であり、請求項1に記載の二次胆汁酸吸収抑制剤。
【請求項6】
食品添加剤、又は食品組成物である、請求項1に記載の二次胆汁酸吸収抑制剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次胆汁酸吸収抑制剤に関する。
続きを表示(約 920 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、本出願人の技術であり、蛋白質を酵素を用いて加水分解して得た分子量200乃至1500のペプチドを含むコレステロール低下性蛋白加水分解物を開示する。
【0003】
特許文献2は、本出願人の技術であり、蛋白の酵素分解物から水可溶性画分を除去した水不溶性画分であって、SDS溶液に可溶性で、SDS溶液可溶化後の分子量が1000~150000を示す降コレステロール物質を開示する。
【0004】
特許文献3は、本出願人の技術であり、大豆のオレオシン蛋白質の酵素分解物から得られたペプチドについて、一次胆汁酸との結合、一次胆汁酸ミセルの崩壊および一次胆汁酸の吸収阻害を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
公開特許公報 特開昭60-011425
国際公開番号 WO89/001495
公開特許公報 特開2014-100075
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、新たに、二次胆汁酸吸収抑制剤を提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、特定のアミノ酸残基から成るペプチドが、二次胆汁酸(DCA等)と結合する事を見出した。本発明は、次の二次胆汁酸吸収抑制剤を包含する。
【0008】
項1.
配列番号1~42の何れかのアミノ酸配列を含むペプチド又はタンパク質から成る群より選択される少なくとも1種を含有する、二次胆汁酸吸収抑制剤。
【0009】
項2.
配列番号1~12の何れかのアミノ酸配列を含むペプチド又はタンパク質から成る群より選択される少なくとも1種を含有する、前記項1に記載の二次胆汁酸吸収抑制剤。
【0010】
項3.
互いにアミノ酸配列の異なる複数種の前記ペプチド又は前記タンパク質を含有する、前記項1に記載の二次胆汁酸吸収抑制剤。
(【0011】以降は省略されています)
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