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公開番号2025027363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023132112
出願日2023-08-14
発明の名称再生ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08G 69/00 20060101AFI20250219BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】工程端材や使用済み廃材を利用し、GHG排出量を削減しながら物性の低下も抑制した再生ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】製造工程や加工工程における端材、もしくは使用済みである廃材を、一度溶融してペレット化した再生ポリアミド樹脂であって、前記再生ポリアミド樹脂はペレットであり、(1)0.75mm2以上の黒点を有するペレットの数が、20個/kg以下であることと、(2)全ペレットの水分率が、全ペレットの総質量の0.75質量%以下であることと、(3)金属含有ペレットの量が、10g/kg以下であることと、(4)変色ペレットの量が、50g/kg以下であることと、(5)発泡ペレットの量が、100g/kg以下であることと、を満たす、再生ポリアミド樹脂である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
製造工程や加工工程における端材、もしくは使用済みである廃材を、一度溶融してペレット化した再生ポリアミド樹脂であって、
前記再生ポリアミド樹脂はペレットであり、
(1)0.75mm

以上の黒点を有するペレットの数が、20個/kg以下であることと、
(2)全ペレットの水分率が、全ペレットの総質量の0.75質量%以下であることと、
(3)金属含有ペレットの量が、10g/kg以下であることと、
(4)変色ペレットの量が、50g/kg以下であることと、
(5)発泡ペレットの量が、100g/kg以下であることと、を満たす、再生ポリアミド樹脂。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1に記載の再生ポリアミド樹脂を含み、バージンポリアミド樹脂を任意で含み、再生ポリアミド樹脂:バージンポリアミド樹脂の比率が1:99~100:0である、ポリアミド樹脂。
【請求項3】
請求項2に記載のポリアミド樹脂に対し、固相重合を実施したポリアミド樹脂組成物。
【請求項4】
請求項3に記載のポリアミド樹脂組成物の自動車用途材料および工業用途材料への使用。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、再生ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な社会の実現に向けて、様々な環境対策が行われている。プラスチック等の樹脂類は、燃焼に伴い二酸化炭素を排出することから、カーボンニュートラルを契機に樹脂類の燃焼回避への社会的要請がさらに高まることが想定される。特に、ポリアミド66(PA66)は、樹脂1kgあたりの温室効果ガス(GHG)排出量が比較的多いことから、サーキュラーエコノミー(CE)への対応が急務となっている。このため、樹脂類のバイオ由来資源や他素材への代替が進むとともに、代替できない部分については燃焼回避のためのリサイクルが進展している。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数種のプラスチックから構成されたプラスチック系混合物を含むプラスチック廃材を再資源化する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-130885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、プラスチック廃材等のリサイクルにより、GHG排出量は削減が見込めるものの、リサイクル物の物性については大幅に低下し、バラつきも見られる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、工程端材や使用済み廃材を利用し、GHG排出量を削減しながら物性の低下も抑制した再生ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
[1] 製造工程や加工工程における端材、もしくは使用済みである廃材を、一度溶融してペレット化した再生ポリアミド樹脂であって、
前記再生ポリアミド樹脂はペレットであり、
(1)0.75mm

以上の黒点を有するペレットの数が、20個/kg以下であることと、
(2)全ペレットの水分率が、全ペレットの総質量の0.75質量%以下であることと、
(3)金属含有ペレットの量が、10g/kg以下であることと、
(4)変色ペレットの量が、50g/kg以下であることと、
(5)発泡ペレットの量が、100g/kg以下であることと、を満たす、再生ポリアミド樹脂。
【0008】
[2] [1]に記載の再生ポリアミド樹脂を含み、バージンポリアミド樹脂を任意で含み、再生ポリアミド樹脂:バージンポリアミド樹脂の比率が1:99~100:0である、ポリアミド樹脂。
【0009】
[3] [2]に記載のポリアミド樹脂に対し、固相重合を実施したポリアミド樹脂組成物。
【0010】
[4] [3]に記載のポリアミド樹脂組成物の自動車用途材料および工業用途材料への使用。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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