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公開番号
2025059775
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170071
出願日
2023-09-29
発明の名称
共役ジエン系重合体及びゴム組成物
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
9/00 20060101AFI20250403BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】加硫物とした際の引張強度や省燃費性、防振特性に優れる、架橋された架橋ゴム組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも一種の共役ジエン系重合体を含むゴム成分100質量部に対し、フィラーを20質量部以上150質量部以下含む、架橋された架橋ゴム組成物であって、
前記架橋ゴム組成物中のフィラーの体積分率φ(vоl%)と、粘弾性試験により算出されるペイン効果ΔG’(MPa)が、下記式(A)を満たす、架橋ゴム組成物。
ΔG’<0.34×φ-3.4 ・・・(A)
(式(A)中、ΔG’は、粘弾性試験により架橋ゴム組成物をねじりモードで、温度50℃、周波数10Hzの条件下で、0.1%歪と10%歪を測定した時の貯蔵弾性率(G’)値の差として得られるペイン効果を表す。φは、架橋ゴム組成物中のフィラーの体積分率(vоl%)を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一種の共役ジエン系重合体を含むゴム成分100質量部に対し、フィラーを20質量部以上150質量部以下含む、架橋された架橋ゴム組成物であって、
前記架橋ゴム組成物中のフィラーの体積分率φ(vоl%)と、粘弾性試験により算出されるペイン効果ΔG’(MPa)が、下記式(A)を満たす、架橋ゴム組成物。
ΔG’<0.34×φ-3.4 ・・・(A)
(式(A)中、ΔG’は、粘弾性試験により架橋ゴム組成物をねじりモードで、温度50℃、周波数10Hzの条件下で、0.1%歪と10%歪を測定した時の貯蔵弾性率(G’)値の差として得られるペイン効果を表す。φは、架橋ゴム組成物中のフィラーの体積分率(vоl%)を表す。)
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記共役ジエン系重合体が、少なくとも一種の共役ジエン単量体単位を含有する共役ジエン系重合体であり、その共役ジエン部の1,2-ビニル結合量が10モル%以上25モル%以下であり、1,4-シス結合量が40モル%以下であり、
分子量分布が1.05~2.50である、
請求項1に記載の架橋ゴム組成物。
【請求項3】
前記共役ジエン系重合体が、その変性率が20質量%以上である、
請求項1に記載の架橋ゴム組成物。
【請求項4】
前記共役ジエン系重合体が、下記式(I)及び/又は下記式(II)で示されるアミノ基及びアミド基構造を有するものである、
請求項1に記載の架橋ゴム組成物。
TIFF
2025059775000012.tif
48
170
(式(I)中、Pは少なくとも一種の共役ジエン単量体を含有する共役ジエン系重合体を表し、R
1
とR
2
は各々独立に炭素数1~20の炭化水素基を表す。)
TIFF
2025059775000013.tif
48
170
(式(II)中、Pは少なくとも一種の共役ジエン単量体を含有する共役ジエン系重合体を表し、R
1
とR
2
は各々独立に炭素数1~20の炭化水素基を表す。)
【請求項5】
前記共役ジエン系重合体が、粘度検出器付きGPC-光散乱法測定法による分岐度(Bn)が、1.1以上4.0未満である、
請求項1に記載の架橋ゴム組成物。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の架橋ゴム組成物を含む防振ゴム。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の架橋ゴム組成物を含むタイヤ。
【請求項8】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の架橋ゴム組成物を含む靴底。
【請求項9】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の架橋ゴム組成物を含むホース。
【請求項10】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の架橋ゴム組成物を含むシール材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、共役ジエン系重合体及びゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車や電車等の防振ゴムとしては、圧縮永久歪や動倍率といった防振特性に優れる天然ゴムを含有するゴム材料が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、近年のゴム材料では、防振特性が不十分な場合があり、カーボンブラックやシリカなどのフィラーを含むゴム架橋物中において、フィラーの分散性が不十分であると、防振特性が十分に発現されないという課題を有している。
【0004】
他方において、従来から、自動車に対する低燃費化要求が高まっており、自動車用タイヤ、特に路面と接するタイヤトレッドに用いられるゴム材料の改良が求められている。
【0005】
特に、例えばトラックやバスといった大型車両に用いられる高加重用タイヤの要求性能として、従来までの高加重を支えるための高強度や耐摩耗性能といった特性に加え、エネルギーロスの小さい燃費性能を改良したタイヤが求められている。具体的に、高加重用タイヤトレッドに用いられるゴム材料は、引張強度が高く、省燃費性に優れたゴム材料が求められている。
【0006】
上述したような要求に応えるゴム材料として、例えば、ポリマー鎖の末端にヒドロキシル基を有する変性共役ジエン系重合体とその組成物や、ポリマー鎖の末端にヒドロカルビルオキシシラン化合物を反応させた後、さらにヒドロカルビルオキシシラン化合物等特定化合物を反応させる共役ジエン系重合体の製造方法、及び組成物が提案されている(例えば特許文献2及び3参照)。
【0007】
しかしながら、重加重用タイヤに対する耐久性改良の要求は高まっており、高加重タイヤ用に更に省燃費性、耐摩耗性、引張強度を高めた架橋ゴム組成物が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-292679号公報
特開2017-171806号公報
国際公開第03/046020号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
かかる背景から、防振特性、省燃費性、引張強度に優れる架橋ゴム組成物を提供することが望まれるが、防振特性及び省燃費性の観点では、架橋ゴム組成物中のフィラーの量を減らすことにより向上させることが可能である。しかしながらその場合は、ゴム材料としての補強性を犠牲にすることになり、引張強度が低下する。すなわち、これら防振特性及び省燃費性、引張強度は互いに背反の関係にあり、両立するのが困難であるという課題がある。
【0010】
そこで本発明においては、防振特性及び省燃費性、引張強度を高度に両立させた、フィラーを含む架橋ゴム組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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