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公開番号2025060183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170747
出願日2023-09-29
発明の名称グミキャンディ及びその製造方法
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A23G 3/34 20060101AFI20250403BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】セルロースを含有させることにより、セルロースを含有させていない場合と比較して、弾力を維持しつつ硬さを変化させたグミキャンディ及びその製造方法の提供。
【解決手段】ゲル化剤とセルロースを含有しており、前記ゲル化剤の少なくとも一部はゼラチンであり、前記セルロースのゆるみ見掛比重が、0.120g/cm3以上0.570g/cm3以下である、グミキャンディ、及び、ゲル化剤とセルロースを原料とし、前記ゲル化剤の少なくとも一部はゼラチンであり、前記セルロースのゆるみ見掛比重が、0.120g/cm3以上0.570g/cm3以下である、グミキャンディの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ゲル化剤とセルロースを含有しており、
前記ゲル化剤の少なくとも一部はゼラチンであり、
前記セルロースのゆるみ見掛比重が、0.120g/cm

以上0.570g/cm

以下である、グミキャンディ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記ゲル化剤の含有量に対する前記セルロースの含有量が、10質量%以上30質量%以下である、請求項1に記載のグミキャンディ。
【請求項3】
前記セルロースが、結晶セルロース又はその複合体である、請求項1又は2に記載のグミキャンディ。
【請求項4】
ゲル化剤とセルロースを原料とし、
前記ゲル化剤の少なくとも一部はゼラチンであり、
前記セルロースのゆるみ見掛比重が、0.120g/cm

以上0.570g/cm

以下である、グミキャンディの製造方法。
【請求項5】
前記ゲル化剤の配合量に対する前記セルロースの配合量が、10質量%以上30質量%以下である、請求項4に記載のグミキャンディの製造方法。
【請求項6】
前記セルロースが、結晶セルロース又はその複合体である、請求項4又は5に記載のグミキャンディの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セルロースを含有することにより、弾力を維持しつつ硬さを様々に変化させたグミキャンディ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
グミキャンディは、果汁やシロップなどをゲル化剤で固めた菓子である。近年、グミキャンディの市場は大きく伸長しており、各社より様々な性質をもった製品が製造・販売されている。食感の硬いもの、柔らかいもの、弾力の強いもの、弱いもの、ケーシングにグミを充填したもの、機能性成分を含有したサプリメントグミなど、多様なものが生み出されている。
【0003】
例えば、シュガーレスのグミキャンディにおいては、使用可能な糖質が限られていることから、食感のコントロールが難しい。これに対して、特許文献1には、パラチニット、糖アルコール、グリセリン、及びセルロースを特定の組成比で含有させることにより、シュガーレスでありながら、ハードな食感を持ち、かつ生産性の良好なグミキャンディが得られることが開示されている。また、水分値の低いハードグミキャンディは、硬さによる味の出の悪さが課題である。これに対して、特許文献2には、アラビアガムを含有するハードグミキャンディからなるグミ部と、糖衣部との硬さを特定の範囲に調整することによって、硬い噛み応えのある食感を有しながら、味の出も良い糖衣グミキャンディが得られることが開示されている。その他、特許文献3には、発酵セルロースを含有させることにより内部に細かい気泡が安定に保持され、軽く柔らかい新規な食感を併せ持ったホイップグミキャンディが製造できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-231694号公報
特開2022-143764号公報
特開2010-17181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1~3にはいずれも、これまでにない、まったく新規の性質を持つグミキャンディとして、劇的な変化を与える方法が開示されている。一方で、弾力を維持しつつ様々な硬さを得る、といった調整を行う方法については明確な開示が為されていない。
【0006】
本発明は、特定のセルロースを含有させることにより、弾力を維持しつつ硬さをコントロールしたグミキャンディ及びその製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
[1] ゲル化剤とセルロースを含有しており、
前記ゲル化剤の少なくとも一部はゼラチンであり、
前記セルロースのゆるみ見掛比重が、0.120g/cm

以上0.570g/cm

以下である、グミキャンディ。
[2] 前記ゲル化剤の含有量に対する前記セルロースの含有量が、10質量%以上30質量%以下である、前記[1]のグミキャンディ。
[3] 前記セルロースが、結晶セルロース又はその複合体である、前記[1]又は[2]のグミキャンディ。
[4] ゲル化剤とセルロースを原料とし、
前記ゲル化剤の少なくとも一部はゼラチンであり、
前記セルロースのゆるみ見掛比重が、0.120g/cm

以上0.570g/cm

以下である、グミキャンディの製造方法。
[5] 前記ゲル化剤の配合量に対する前記セルロースの配合量が、10質量%以上30質量%以下である、前記[4]のグミキャンディの製造方法。
[6] 前記セルロースが、結晶セルロース又はその複合体である、前記[4]又は[5]のグミキャンディの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ゲル化剤の少なくとも一部をゼラチンとして製造するグミキャンディであって、弾力を維持しつつ、硬さをコントロールしたグミキャンディを得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。
以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜変形して実施することができる。
【0010】
<<グミキャンディ>>
本実施形態のグミキャンディは、ゲル化剤としてゼラチンを含有するものである。ただし、食感など嗜好性を調整する目的で、その他のゲル化剤を1種又は2種以上組み合わせて併用することに問題はない。その他のゲル化剤としては、ペクチン、カラギーナン、寒天、ジェランガム、アラビアガム、グァーガム、タラガム、ローカストビーンガム、カシアガム、キサンタンガム、アマシードガム、アルギン酸、アルギン酸塩、キチン、キトサン、グルコサミン、グルコマンナン、サイリウムシードガム、ファーセレラン、プルラン、カードラン、澱粉類などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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