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公開番号
2025026088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131452
出願日
2023-08-10
発明の名称
便器装置
出願人
株式会社LIXIL
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
E03D
11/02 20060101AFI20250214BHJP(上水;下水)
要約
【課題】吐水口に向けて洗浄水を流す流路を備える便器装置における新規な技術を提供する。
【解決手段】本明細書で開示の技術は、便器装置に関する。下方に位置する溜水部を有する便鉢と、少なくとも一部が溜水部に浸かっている吐水口を有する流路であって、便鉢の下方に配置されているとともに吐水口に向けて洗浄水を流れ方向に沿って流す流路と、を備えてもよい。流路は、流路の中間位置で流れ方向に直交する第1平面における流路の断面形状である第1断面形状と、第1平面よりも下流で流れ方向に直交する第2平面における流路の断面形状である第2断面形状と、を有してもよい。第2断面形状の上下方向の長さは、第1断面形状の上下方向の長さよりも長くてもよく、第2断面形状の面積は、第1断面形状の面積よりも大きくてもよい。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
下方に位置する溜水部を有する便鉢と、
少なくとも一部が前記溜水部に浸かっている吐水口を有する流路であって、前記便鉢の下方に配置されているとともに前記吐水口に向けて洗浄水を流れ方向に沿って流す前記流路と、
を備え、
前記流路は、
前記流路の中間位置で前記流れ方向に直交する第1平面における前記流路の断面形状である第1断面形状と、
前記第1平面よりも下流で前記流れ方向に直交する第2平面における前記流路の断面形状である第2断面形状と、
を有し、
前記第2断面形状の上下方向の長さは、前記第1断面形状の上下方向の長さよりも長く、
前記第2断面形状の面積は、前記第1断面形状の面積よりも大きい、
便器装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1断面形状の周縁の少なくとも一部は、前記中間位置において前記流路の一部を塞ぐ障壁によって画定されている、請求項1に記載の便器装置。
【請求項3】
前記障壁は、前記流路の上端から下方に延びている、請求項2に記載の便器装置。
【請求項4】
前記流路の前記障壁の下流では、前記流路の上端縁を画定する上壁と前記流路の左右端縁を画定する一対の側壁との間に接着層が配置されており、
前記流路の前記障壁の上流では、前記流路の前記上壁と前記一対の側壁との間に前記接着層が配置されていない、
請求項2に記載の便器装置。
【請求項5】
前記便器装置は、さらに、前記便鉢に連通する排水流路を備え、
前記障壁は、前記便鉢と前記排水流路との境界部分の後端よりも前方に位置する、請求項2に記載の便器装置。
【請求項6】
前記第2断面形状の面積は、前記第1断面形状の面積の2倍以上となる、
請求項1に記載の便器装置。
【請求項7】
前記流路の上端縁を画定する上壁は、前記便鉢の表面を形成する、請求項1に記載の便器装置。
【請求項8】
前記流れ方向に直交する平面における前記流路の断面において、前記流路の前記上壁は、前記便器装置の外側に向かって上方に変位している、請求項7に記載の便器装置。
【請求項9】
前記流路は、さらに、
前記流れ方向に直交する第3平面における前記流路の断面形状である第3断面形状と、
前記第3平面よりも下流で前記流れ方向に直交する第4平面における前記流路の断面形状である第4断面形状と、
を有し、
前記第3断面形状の上下方向の長さは、前記第4断面形状の上下方向の長さよりも長く、
前記第3断面形状の面積は、前記第4断面形状の面積よりも小さい、
請求項1に記載の便器装置。
【請求項10】
前記便器装置は、さらに、
前記便鉢に連通する排水流路と、
前記排水流路に前記洗浄水を供給するポンプと、
前記ポンプの回転数を制御して前記洗浄水を送り出す制御部と、
を備え、
前記排水流路は、前記便鉢の底部から上方に延びており、
前記制御部は、第1回転数で前記ポンプを動作させて前記排水流路内の前記洗浄水を排出した後、前記第1回転数よりも小さい第2回転数で第1期間にわたって前記ポンプを動作させる、
請求項1に記載の便器装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、便器装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ゼット導水路を備える水洗大便器が開示されている。ゼット導水路は、水洗大便器本体に洗浄水を流入させる導水路流入部から水洗大便器本体のボウル部の底部に設けられたゼット吐水口まで延びて、洗浄水をゼット吐水口へ導く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-3250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の水洗大便器のゼット導水路では、流路の断面積が下流側に向かって小さくなる。ゼット導水路の構成については、何ら検討されていない。本明細書では、少なくとも一部が便鉢の溜水部に浸かっている吐水口を有するとともに、吐水口に向けて洗浄水を流す流路を備える便器装置において、流路に関する新規な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示の技術は、便器装置に関する。下方に位置する溜水部を有する便鉢と、少なくとも一部が前記溜水部に浸かっている吐水口を有する流路であって、前記便鉢の下方に配置されているとともに前記吐水口に向けて洗浄水を流れ方向に沿って流す前記流路と、を備えてもよい。前記流路は、前記流路の中間位置で前記流れ方向に直交する第1平面における前記流路の断面形状である第1断面形状と、前記第1平面よりも下流で前記流れ方向に直交する第2平面における前記流路の断面形状である第2断面形状と、を有してもよい。前記第2断面形状の上下方向の長さは、前記第1断面形状の上下方向の長さよりも長くてもよく、前記第2断面形状の面積は、前記第1断面形状の面積よりも大きくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態の便器装置の斜視図を示す。
左右方向中央における左右方向に垂直な断面の便器本体及び便座の断面図を示す。
図2のIII-III断面における便鉢と上端リム部の断面図を示す。
実施形態の吐出部の構成ブロック図を示す。
実施形態の吐出部の側面図を示す。
実施形態の吐出部の平面図を示す。
供給流路の平面図を示す。
図7のC-C断面における便器本体の断面図を示す。
図7のF-F断面における便器本体の断面図を示す。
図7のK-K断面における便器本体の断面図を示す。
供給経路の各断面形状における断面積と高さを示す。
供給経路の各断面における断面積と高さのグラフを示す。
供給経路の各断面における断面積と高さの変化率のグラフを示す。
ポンプの回転数の変位を示す。
大洗浄処理の各タイミングにおける洗浄水の水面の高さを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(便器装置10の構成)
図1に示すように、便器装置10は、水洗式の大便器である。便器装置10は、床面に固定されて使用される。便器装置10は、例えば、壁に固定されるいわゆる壁掛け式の水洗式大便器であってもよい。
【0008】
便器装置10は、便器部12と、便座14と、操作装置15と、機能部16と、リザーバ18(図2参照)と、開閉弁19と、吐水部40(図4参照)と、制御部100と、着座センサ90と、を備える。図2は、便器部12の左右方向の中央における左右方向に垂直な断面図を示す。図2に示すように、便器部12は、便器本体20と、上端リム部30と、を備える。便器本体20は、陶器である。便器本体20は、汚物を受け止める便鉢22を備える。便器本体20には、便器本体20の下端にリザーバ18が収容されている。リザーバ18は、便鉢22を洗浄する洗浄水を貯留する。リザーバ18には、図示省略した上水管から水が供給される。開閉弁19は、上水管とリザーバ18との連通と遮断を切り替える。機能部16は、ユーザの動作に合わせて、図示省略した便蓋を自動的に開閉する開閉機能、局部洗浄、温風乾燥、脱臭機能等の機能を有してもよい。
【0009】
操作装置15は、便器装置10が配置されるトイレ室の壁面に取り付けられる。変形例では、操作装置15は、吐水部40に有線及び無線の一方で電気的に接続されるリモートコントローラであってもよい。操作装置15は、便器装置10を操作するために、ユーザによって操作される。操作装置15は、大洗浄ボタン15aと、小洗浄ボタン15bと、ディスプレイ15dと、を備える。大洗浄ボタン15aは、便器装置10が、ユーザから、大洗浄処理を実行する指示を受け付けるためのボタンである。大洗浄処理は、吐水部40から便鉢22に洗浄水を供給する処理である。大洗浄処理により、便鉢22内の汚物等が、便器本体20に接続された下水管(図示省略)に排出される。小洗浄ボタン15bは、便器装置10が、ユーザから、小洗浄処理を実行する指示を受け付けるためのボタンである。小洗浄処理は、大洗浄処理よりも少ない洗浄水を便鉢22に供給する処理である。小洗浄処理により、便鉢22内の汚物等が便器本体20に接続された下水管に排出される。大洗浄ボタン15a及び小洗浄ボタン15bは、それぞれ、吐水部40と電気的に接続される。ユーザによって各ボタン15a、15bが操作されると、リザーバ18から吐水部40を介して、便鉢22に洗浄水が吐出され、ユーザによって操作されるボタンに応じた洗浄処理が実行される。図示は省略したが、操作装置15は、さらに、例えば人体の臀部を洗浄する洗浄機能等、機能部を動作させるためのボタンを含む。ディスプレイ15dは、液晶ディスプレイであり、便器装置10に関する様々な情報をユーザに表示する。
【0010】
便器装置10では、大洗浄ボタン15a及び小洗浄ボタン15bの操作の他に、便器装置10に配置されるレバーの操作によって、各洗浄処理が実行されてもよい。ユーザによる操作が無くても、例えば、大洗浄処理が実行されてもよい。例えば、着座センサ90によってユーザが非検知になった場合に、大洗浄処理が実行されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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