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公開番号2025026083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131446
出願日2023-08-10
発明の名称便器装置
出願人株式会社LIXIL
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類E03D 5/10 20060101AFI20250214BHJP(上水;下水)
要約【課題】便が便鉢の表面に付着した状態が継続されることを防止し得る技術を提供する。
【解決手段】本明細書で開示の技術は、便器装置に関する。便器装置は、便鉢を有する便器本体と、便器本体の近傍に人が存在することを示す検知情報を取得する取得部と、検知情報が取得された後、所定条件が満たされ、かつ、検知情報が取得される場合に、便鉢の表面に向けて洗浄水を吐出する第1洗浄処理を実行する吐出制御部と、を備えてもよい。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
便鉢を有する便器本体と、
前記便器本体の近傍に人が存在することを示す検知情報を取得する取得部と、
前記検知情報が取得された後、所定条件が満たされ、かつ、前記検知情報が取得される場合に、前記便鉢の表面に向けて洗浄水を吐出する第1洗浄処理を実行する吐出制御部と、
を備える、
便器装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記便器装置は、さらに、
前記便器本体の上方に位置する便座と、
前記便座にユーザが着座することを検知する着座センサと、
を備え、
前記検知情報は、前記着座センサから取得される前記便座に前記ユーザが着座することを示す情報を含む、
請求項1に記載の便器装置。
【請求項3】
前記便器装置は、さらに、
前記便座の上方を覆う便蓋と、
前記便蓋が開いていることを検知する便蓋センサと、
を備え、
前記検知情報は、前記便蓋センサから取得される前記便蓋が開いていることを示す情報を含む、
請求項2に記載の便器装置。
【請求項4】
前記便器装置は、さらに、経過期間を計測する計時部を備え、
前記計時部は、前記経過期間が計測されていない間に、前記検知情報が取得される場合に、当該検知情報が取得されてからの経過期間の計測を開始し、
前記所定条件は、計測される前記経過期間が所定期間を越えることを含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項5】
前記計時部は、前記経過期間が計測されている間にリセット条件が満たされる場合に、計測済みの前記経過期間をリセットし、新たに経過期間を計測する、請求項4に記載の便器装置。
【請求項6】
前記便器装置は、さらに、ユーザによる操作を受け付ける操作部を備え、
前記吐出制御部は、前記ユーザによる所定の操作が受け付けられる場合に、前記所定条件が満たされるか否かに関わらず、前記第1洗浄処理を実行しない、
請求項1から3のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項7】
前記便器装置は、さらに、前記便鉢の前記表面の上部に洗浄水を吐出する第1流路を備え、
前記第1洗浄処理では、前記第1流路を介して前記表面に前記洗浄水が吐出される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項8】
前記便鉢は、その下方に位置する溜水部を有し、
前記便器装置は、
前記便鉢の上部に洗浄水を吐出する第1流路と、
少なくとも一部が前記溜水部に浸かっている吐出口を有する第2流路と、を備え、
前記吐出制御部は、前記第1洗浄処理と第2洗浄処理とを選択的に実行可能であり、
前記第1洗浄処理では、前記第1流路から前記洗浄水を吐出し、前記第2流路からの前記洗浄水の吐出を制限し、
前記第2洗浄処理では、前記第1流路及び前記第2流路から前記洗浄水を吐出する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項9】
前記便器装置は、さらに、
前記便鉢に連通する排水流路を備え、
前記排水流路は、前記便鉢の底部から上方に延びており、
前記第2洗浄処理が実行された後、前記第1洗浄処理が実行される前に、前記洗浄水の水面は、前記排水流路部内の第1高さに位置し、
前記第1洗浄処理が実行された後に、前記洗浄水の水面は、前記第1高さよりも上方に位置する前記排水流路部内の第2高さに位置する、
請求項8に記載の便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、便器装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザが便座に着座したことに応じて、ユーザの用便前に便鉢の表面を濡らすプレ洗浄動作を実行する便器装置が開示されている。便器装置は、コントローラから便器洗浄指令を受信することに応じて、ユーザの用便後に便鉢内に洗浄水を供給して便鉢内の汚物を排出する便器洗浄を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-147788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の便器装置では、用便後に迅速にコントローラから便器洗浄指令を便器装置に送信しない場合、汚物が便鉢の表面に付着し続ける場合がある。便鉢の表面に汚物が付着した状態が継続されると、汚物が便鉢の表面により強固に付着する。本明細書では、便が便鉢の表面に付着した状態が継続されることを防止し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示の便器装置は、便鉢を有する便器本体と、前記便器本体の近傍に人が存在することを示す検知情報を取得する取得部と、前記検知情報が取得された後、所定条件が満たされ、かつ、前記検知情報が取得される場合に、前記便鉢の表面に向けて洗浄水を吐出する第1洗浄処理を実行する吐出制御部と、を備えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態の便器装置の斜視図を示す。
左右方向中央における左右方向に垂直な断面の便器本体及び便座の断面図を示す。
図2のIII-III断面における便鉢と上端リム部の断面図を示す。
実施形態の吐出部の構成ブロック図を示す。
実施形態の吐出部の側面図を示す。
実施形態の吐出部の平面図を示す。
便器装置の制御部が実行する着座洗浄判定処理のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(便器装置10の構成)
図1に示すように、便器装置10は、水洗式の大便器である。便器装置10は、床面に固定されて使用される。便器装置10は、例えば、壁に固定されるいわゆる壁掛け式の水洗式大便器であってもよい。
【0008】
便器装置10は、便蓋11と、便器部12と、便座14と、操作装置15と、機能部16と、リザーバ18(図2参照)と、開閉弁19と、吐水部40(図4参照)と、制御部100と、着座センサ90と、便蓋センサ11sと、便座センサ14sと、を備える。図2は、便器部12の左右方向の中央における左右方向に垂直な断面図を示す。図2に示すように、便器部12は、便器本体20と、上端リム部30と、を備える。便器本体20は、陶器である。便器本体20は、汚物を受け止める便鉢22を備える。便器本体20には、便器本体20の下端にリザーバ18が収容されている。リザーバ18は、便鉢22を洗浄する洗浄水を貯留する。リザーバ18には、図示省略した上水管から水が供給される。開閉弁19は、上水管とリザーバ18との連通と遮断を切り替える。機能部16は、ユーザの動作に合わせて、図示省略した便蓋を自動的に開閉する開閉機能、局部洗浄、温風乾燥、脱臭機能、等の機能を有してもよい。
【0009】
操作装置15は、便器装置10が配置されるトイレ室の壁面に取り付けられる。変形例では、操作装置15は、吐水部40に有線及び無線の一方で電気的に接続されるリモートコントローラであってもよい。操作装置15は、便器装置10を操作するために、ユーザによって操作される。操作装置15は、大洗浄ボタン15aと、小洗浄ボタン15bと、着座洗浄ボタン15cと、ディスプレイ15dと、を備える。大洗浄ボタン15aは、便器装置10が、ユーザから、便鉢22内の汚物等を便器本体20に接続された下水管(図示省略)に排出する大洗浄処理を実行する指示を受け付けるためのボタンである。小洗浄ボタン15bは、便器装置10が、ユーザから、大洗浄ボタン15aよりも少ない洗浄水を便鉢22に供給して便鉢22内の汚物等を便器本体20に接続された下水管(図示省略)に排出する小洗浄処理を実行する指示を受け付けるためのボタンである。大洗浄ボタン15a及び小洗浄ボタン15bは、それぞれ、吐水部40と電気的に接続される。ユーザによって各ボタン15a、15bが操作されると、リザーバ18から吐水部40を介して、便鉢22に洗浄水が吐出され、ユーザによって操作されるボタンに応じた洗浄処理が実行される。以下では、大洗浄処理及び小洗浄処理のことを「通常洗浄処理」と記載し、大洗浄ボタン15a及び小洗浄ボタン15bのことを「通常洗浄ボタン」と記載することがある。
【0010】
着座洗浄ボタン15cは、制御部100に後述する着座洗浄判定処理を実行させるためのボタンである。着座洗浄ボタン15cは、制御部100と電気的に接続される。図示は省略したが、操作装置15は、さらに、例えば人体の臀部を洗浄する洗浄機能等、機能部を動作させるためのボタンを含む。ディスプレイ15dは、液晶ディスプレイであり、便器装置10に関する様々な情報をユーザに表示する。
(【0011】以降は省略されています)

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