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公開番号2024175778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023093774
出願日2023-06-07
発明の名称水栓装置
出願人SANEI株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類E03C 1/042 20060101AFI20241212BHJP(上水;下水)
要約【課題】カートリッジを押さえ付ける押さえ部材の緩み止めを適切に行うことが可能な水栓装置を提供すること。
【解決手段】水栓装置は、水栓本体内のベースに軸方向に回転止めされた状態に組み付けられる湯水混合用のカートリッジ4と、カートリッジ4をベースに軸方向に押さえ付けるようにベースに螺合される筒状の押さえ部材5と、押さえ部材5の筒内部に組み込まれて押さえ部材5とカートリッジ4とに対する係合により押さえ部材5の螺合の緩みを規制するストッパ6と、ストッパ6のカートリッジ4に対する筒周方向の組み付け位置を選択可能にする組付位置選択構造Sと、を有する。組付位置選択構造Sは、上記組み付け位置の選択により、ストッパ6の筒周方向の複数箇所に形成される外歯F2の中から押さえ部材5の締め付け位置に応じた係合位置にある外歯F2を押さえ部材5の内歯E4に係合させることが可能とされる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
水栓本体の内部に設けられるベースに軸方向に回転止めされた状態に組み付けられる湯水混合用のカートリッジと、該カートリッジを前記ベースに軸方向に押さえ付けるように前記ベースに螺合される筒状の押さえ部材と、を有する水栓装置であって、
前記押さえ部材の筒内部に組み込まれ、該押さえ部材の筒内周部と前記カートリッジとに対する係合により前記押さえ部材の螺合の緩みを規制するストッパと、
該ストッパの前記カートリッジに対する筒周方向の組み付け位置を選択可能にし、該選択により前記ストッパの筒周方向の複数箇所に形成される外周係合部の中から前記押さえ部材の締め付け位置に応じた係合位置にある前記外周係合部を前記筒内周部に係合させることが可能な組付位置選択構造と、を有する水栓装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水栓装置であって、
前記組付位置選択構造が、前記ストッパの前記カートリッジに対する筒周方向の組み付け位置を第1の組付位置と第2の組付位置とに変更可能とされ、
複数の前記外周係合部のうち、前記ストッパが前記カートリッジに対して前記第1の組付位置にあるときに前記押さえ部材の前記筒内周部と係合される第1の外周係合部と、前記第2の組付位置にあるときに前記筒内周部と係合される第2の外周係合部と、の筒周方向の角度間隔が、前記ストッパの前記第1の組付位置と前記第2の組付位置との筒周方向の角度間隔と異なる水栓装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の水栓装置であって、
複数の前記外周係合部のそれぞれが、筒周方向に等間隔に並ぶ複数の歯を備える外歯とされ、前記押さえ部材の前記筒内周部が、前記押さえ部材の筒周方向の一部に形成される、筒周方向に等間隔に並ぶ複数の歯を備える内歯とされ、前記外歯と前記内歯との噛合により前記ストッパが前記筒内周部に係合される水栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓装置に関する。詳しくは、水栓本体の内部に設けられるベースに軸方向に回転止めされた状態に組み付けられる湯水混合用のカートリッジと、カートリッジをベースに軸方向に押さえ付けるようにベースに螺合される筒状の押さえ部材と、を有する水栓装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シングルレバー水栓の湯水混合用のカートリッジを水栓本体に固定するための構造が開示されている。具体的には、カートリッジは、水栓本体の円筒状のベースに上方から回転止めされた状態にセットされる。そして、上記カートリッジに対し、上方から内側フランジを上縁に備える円筒状の押さえ部材が被せられる。
【0003】
押さえ部材は、ベースの外周部に螺合されることで、カートリッジを上方から押さえ付けた状態に保持する。この押さえ付けにより、カートリッジが、ベースに下方から流路接続される湯水の各供給管の接続口に押し付けられて密着される。
【0004】
そして、上記螺合された押さえ部材の円筒内に、上方からストッパが押さえ部材とカートリッジとにそれぞれ係合するようにセットされる。それにより、押さえ部材のベースに対する螺合の緩みが規制され、カートリッジが押さえ部材により押さえ付けられた状態に保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-83070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の構成では、押さえ部材の締め付け位置がストッパと係合する位置からずれる場合、押さえ部材の締め付け具合を調整しなければならず、締め付けに過不足が生じる懸念がある。そこで、本発明は、カートリッジを押さえ付ける押さえ部材の緩み止めを適切に行うことが可能な水栓装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の水栓装置は、次の手段をとる。
【0008】
すなわち、本発明の第1の発明は、水栓本体の内部に設けられるベースに軸方向に回転止めされた状態に組み付けられる湯水混合用のカートリッジと、該カートリッジを前記ベースに軸方向に押さえ付けるように前記ベースに螺合される筒状の押さえ部材と、を有する水栓装置であって、前記押さえ部材の筒内部に組み込まれ、該押さえ部材の筒内周部と前記カートリッジとに対する係合により前記押さえ部材の螺合の緩みを規制するストッパと、該ストッパの前記カートリッジに対する筒周方向の組み付け位置を選択可能にし、該選択により前記ストッパの筒周方向の複数箇所に形成される外周係合部の中から前記押さえ部材の締め付け位置に応じた係合位置にある前記外周係合部を前記筒内周部に係合させることが可能な組付位置選択構造と、を有する水栓装置である。
【0009】
第1の発明によれば、ストッパのカートリッジに対する筒周方向の組み付け位置の選択により、ストッパに形成された複数の外周係合部の中から、押さえ部材の締め付け位置に応じた係合位置にある外周係合部を押さえ部材の筒内周部に係合させることが可能となる。したがって、押さえ部材の締め付け具合に応じて、ストッパを適切に押さえ部材の筒内周部に係合させることができる。その結果、押さえ部材の緩み止めを適切に行うことができる。
【0010】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記組付位置選択構造が、前記ストッパの前記カートリッジに対する筒周方向の組み付け位置を第1の組付位置と第2の組付位置とに変更可能とされ、複数の前記外周係合部のうち、前記ストッパが前記カートリッジに対して前記第1の組付位置にあるときに前記押さえ部材の前記筒内周部と係合される第1の外周係合部と、前記第2の組付位置にあるときに前記筒内周部と係合される第2の外周係合部と、の筒周方向の角度間隔が、前記ストッパの前記第1の組付位置と前記第2の組付位置との筒周方向の角度間隔と異なる水栓装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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