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公開番号
2024160878
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023076370
出願日
2023-05-02
発明の名称
グレーチングの固定保持具
出願人
OGグループ株式会社
代理人
個人
主分類
E03F
5/04 20060101AFI20241108BHJP(上水;下水)
要約
【課題】構成部品を減らしてコスト低減を図るグレーチングの固定保持具を提供する。
【解決手段】グレーチング1の隣り合う一対の主部材11に取付け固定されるベース部材2と、通孔を設けた第一板部41の先端側から正面視で内角が鈍角の角度で裏面側へ屈曲した第二板部42が延在する押圧部材4にして、前記第一板部に係る裏面に通孔の孔口と雌ネジ孔の孔口との中心を合わせたナット5が固着一体化したナット付き押圧部材と、前記平板部の上面側にボルト頭を配して、ボルト軸を前記透孔及び前記通孔に遊挿し前記ナットに螺合するボルト6とを具備し、グレーチングで蓋をした側溝に対し、前記透孔及び前記通孔に遊挿した該ボルトと前記ナットとの締付けにより、前記平板部の下面に前記第一板部の表面側基端が当たり、この当たり部分を支点に前記第二板部が上動し且つ側方へ張り出すように回動し、該側溝の側壁81を押圧する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
平板部に透孔を形成して、グレーチングの隣り合う一対の主部材に取付け固定されるベース部材と、
前記平板部の下面側に配される板状片であって、通孔を設けた第一板部の先端側から正面視で内角が鈍角の角度で裏面側へ屈曲した第二板部が延在する押圧部材にして、前記第一板部に係る裏面に前記通孔の孔口と雌ネジ孔の孔口との中心を合わせたナットが固着一体化したナット付き押圧部材と、
前記平板部の上面側にボルト頭を配して、ボルト軸を前記透孔及び前記通孔に遊挿し前記ナットに螺合するボルトと、を具備し、
グレーチングで蓋をした側溝に対し、前記透孔及び前記通孔に遊挿した該ボルトと前記ナットとの締付けにより、前記平板部の下面に前記第一板部の表面側基端が当たり、この当たり部分を支点に前記第二板部が上動し且つ側方へ張り出すように回動し、該側溝の側壁を押圧することを特徴とするグレーチングの固定保持具。
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【請求項2】
前記ナット付き押圧部材には、前記第一板部とつながる前記第二板部の平板状主部分から正面視で下方へ屈曲して延在した先端部分が設けられた請求項1記載のグレーチングの固定保持具。
【請求項3】
帯幅方向を起立させた隣り合う一対の前記主部材が対向する帯幅面で、該帯幅面の下縁よりも上方位置に前記ベース部材に係る前記平板部の下面が水平配設されて、該ベース部材が溶接により該主部材に取付け固定され、且つ前記ナット付き押圧部材の第一板部が、前記グレーチングの下側から前記平板部の下面へ接近又は当接するようにして、一対の前記主部材間に入り込んで、前記主部材の帯幅面が前記ボルトの締付けによる該ナット付き押圧部材の共回りを阻止するようにした請求項2に記載のグレーチングの固定保持具。
【請求項4】
前記ベース部材が第一ベース部材と第二ベース部材に分割構成され、且つ第一ベース部材及び第二ベース部材の前記平板部に前記透孔が形成されて、隣り合う一対の前記主部材を上下から該第一ベース部材と該第二ベース部材とで挟み、前記ボルトの締付けにより、該ベース部材に係る該第一ベース部材と該第二ベース部材が該主部材に着脱自在に取付け固定される請求項2記載のグレーチングの固定保持具。
【請求項5】
前記側溝の溝幅よりも前記第二ベース部材の長手方向長さを小さくしてその長手方向の両端寄りに前記透孔を形成すると共に、前記第一ベース部材、前記ナット付き押圧部材、及び前記ボルトを一対備えて、
側溝の溝幅方向に配した該第二ベース部材の前記透孔が設けられた一端寄りと他端寄りの夫々の部位で、隣り合う一対の前記主部材を上側の前記第一ベース部材と下側の該第二ベース部材とで上下から挟み、前記ボルトの締付けにより、該第二ベース部材に係る前記平板部の下面に前記第一板部の表面側基端が当たり、この当たり部分を支点に前記第二板部のそれぞれが上動し且つ側方へ張り出すように回動し、該側溝の両側壁を押圧する請求項4記載のグレーチングの固定保持具。
【請求項6】
帯幅方向を起立させた隣り合う一対の前記主部材の両下側端面に前記平板部が水平に取付け固定され、該平板部の一側縁から下方へ突き出す突片部がさらに設けられ、該突片部が前記ボルトの締付けによる該ナット付き押圧部材の共回りを阻止するようにした請求項2又は5に記載のグレーチングの固定保持具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は側溝の溝口に蓋をするグレーチングの固定保持具に関する。
続きを表示(約 4,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、図13に示す路面等において敷設される側溝8の上方溝口80は、主部材d,クロスバーe,側当て材fからなるグレーチングm等で塞いで、その上を歩行や車両走行ができるようになっている。同図は側溝8の側壁段差面812に載置する落し込みタイプのグレーチングmであるが、単なる載置型のグレーチングmでは、車両走行時のガタツキ騒音、さらにグレーチングmそのものが跳ね上がる不具合が発生していた。グレーチングmを側溝8にボルト固定する対策があるが、グレーチングmと側溝8との双方に固定するための細工を要し、煩雑であった。また、図2に示すU字側溝の場合は側溝8への細工自体が困難であった。
こうしたことから、いくつかのグレーチング固定具が提案されている(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-31629号公報
実用新案登録第3028074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、その請求項2に記載のごとく「前記昇降部材は前記取付部材に一端側で回動可能に水平方向に軸支されており、…」とし、段落0030でも「昇降部材12は、…反対側の一端で軸受孔12bが開けられた幅広の軸受部12cを有している。軸受孔11c及び軸受孔12bにはボルト14aが挿通され、ナット14bによって固定されており、これにより昇降部材12は取付け部材11に回動可能に水平方向に軸支されている。」とあり、構造が複雑化する。
特許文献2も請求項1に「…該ボルトの締め付けで上昇した該開脚部材によって外側に押し開かれた該脚片…」の構成が、段落0009の「…そのH形鋼に軸穴をあけ、脚片6a、6bに軸7を通してH形鋼とつなぐ。」のように、特許文献1と同様であって、図面でも明らかなように構造が複雑化する。
このように、特許文献2の脚片6a、6bや特許文献1の昇降部材12(本発明の押圧部材に相当)は、一端側で回動自在に軸支させる構成であり、その構成部品が複雑化し高コストになっていた。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するもので、構成部品を減らしてコスト低減を図るグレーチングの固定保持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成すべく、本発明の第一態様は、平板部に透孔を形成して、グレーチングの隣り合う一対の主部材に取付け固定されるベース部材と、前記平板部の下面側に配される板状片であって、通孔を設けた第一板部の先端側から正面視で内角が鈍角の角度で裏面側へ屈曲した第二板部が延在する押圧部材にして、前記第一板部に係る裏面に前記通孔の孔口と雌ネジ孔の孔口との中心を合わせたナットが固着一体化したナット付き押圧部材と、前記平板部の上面側にボルト頭を配して、ボルト軸を前記透孔及び前記通孔に遊挿し前記ナットに螺合するボルトと、を具備し、グレーチングで蓋をした側溝に対し、前記透孔及び前記通孔に遊挿した該ボルトと前記ナットとの締付けにより、前記平板部の下面に前記第一板部の表面側基端が当たり、この当たり部分を支点に前記第二板部が上動し且つ側方へ張り出すように回動し、該側溝の側壁を押圧することを特徴とするグレーチングの固定保持具にある。
本発明の第二態様は、第一態様で、ナット付き押圧部材には、前記第一板部とつながる前記第二板部の平板状主部分から正面視で下方へ屈曲して延在した先端部分が設けられたことを特徴とする。本発明の第三態様は、第二態様で、帯幅方向を起立させた隣り合う一対の前記主部材が対向する帯幅面で、該帯幅面の下縁よりも上方位置に前記ベース部材に係る前記平板部の下面が水平配設されて、該ベース部材が溶接により該主部材に取付け固定され、且つ前記ナット付き押圧部材の第一板部が、前記グレーチングの下側から前記平板部の下面へ接近又は当接するようにして、一対の前記主部材間に入り込んで、前記主部材の帯幅面が前記ボルトの締付けによる該ナット付き押圧部材の共回りを阻止するようにしたことを特徴とする。本発明の第四態様は、第二態様で、ベース部材が第一ベース部材と第二ベース部材に分割構成され、且つ第一ベース部材及び第二ベース部材の前記平板部に前記透孔が形成されて、隣り合う一対の前記主部材を上下から該第一ベース部材と該第二ベース部材とで挟み、前記ボルトの締付けにより、該ベース部材に係る該第一ベース部材と該第二ベース部材が該主部材に着脱自在に取付け固定されることを特徴とする。本発明の第五態様は、第四態様で、前記側溝の溝幅よりも前記第二ベース部材の長手方向長さを小さくしてその長手方向の両端寄りに前記透孔を形成すると共に、前記第一ベース部材、前記ナット付き押圧部材、及び前記ボルトを一対備えて、側溝の溝幅方向に配した該第二ベース部材の前記透孔が設けられた一端寄りと他端寄りの夫々の部位で、隣り合う一対の前記主部材を上側の前記第一ベース部材と下側の該第二ベース部材とで上下から挟み、前記ボルトの締付けにより、該第二ベース部材に係る前記平板部の下面に前記第一板部の表面側基端が当たり、この当たり部分を支点に前記第二板部のそれぞれが上動し且つ側方へ張り出すように回動し、該側溝の両側壁を押圧することを特徴とする。本発明の第六態様は、第二態様又は第五態様で、帯幅方向を起立させた隣り合う一対の前記主部材の両下側端面に前記平板部が水平に取付け固定され、該平板部の一側縁から下方へ突き出す突片部がさらに設けられ、該突片部が前記ボルトの締付けによる該ナット付き押圧部材の共回りを阻止するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のグレーチングの固定保持具は、U字側溝への載置型グレーチングにも適用できるだけでなく、構成部品の部品点数が少なく、且つ各部品の構造も単純化でき、低コスト化が図れるなど優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1で、グレーチングにベース部材を取付け固定した平面図である。
側溝上に図1のベース部材付きグレーチングを載置しようとする側面図である。
図1のベース部材の透孔及び押圧部材の通孔に遊挿したボルトがナットに螺合し始めた横断面図である。
図3の状態からボルトとナットとの締付けにより第二板部が側溝の側壁を押圧する横断面図である。
図4に代わる他態様の横断面図である。
ナット付き押圧部材の斜視図である。
図4のVII-VII線矢視図である。
図7に代わる他態様図である。
実施形態2に係る固定保持具の分解斜視図である。
実施形態1の図4に相当する横断面図である。
図10のXI-XI線矢視図である。
グレーチングの全体平面図を加えた図11の平面図である。
従来技術の説明断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係るグレーチングの固定保持具について詳述する。図1~図12はグレーチングの固定保持具(以下、単に「固定保持具」ともいう。)の一形態で、図1は実施形態1で、グレーチングにベース部材を取付け固定した平面図、図2は側溝に図1のベース部材付きグレーチングを載置する側面図、図3は図1の透孔及び通孔に遊挿したボルトがナットに螺合し始めた断面図、図4は第二板部が側溝側壁を押圧する断面図、図5は図4に代わる他態様の断面図、図6はナット付き押圧部材の斜視図、図7は図4のVII-VII線矢視図、図8は図7に代わる他態様図、図9は実施形態2に係る固定保持具の分解斜視図、図10は実施形態1の図4に相当する横断面図、図11は図10のXI-XI線矢視図、図12は図11の平面図を示す。尚、各図は判り易くするため、簡略化し且つ発明要部を強調図示する。本発明と直接関係しない部分を省略する。
【0010】
(1)実施形態1
グレーチングの固定保持具Gは、ベース部材2とナット付き押圧部材3とボルト6とを具備する(図1~図8)。
ベース部材2は、平板部21に透孔20を形成して、グレーチング1の隣り合う一対の主部材11に取付け固定される金属製板状体である(図1,図7)。鋼板等から矩形板片に切断した平板部21の略中央にボルト6の軸径よりもやや大きめの透孔20を穿設したベース部材2とする。帯幅方向を起立させた隣り合う一対の主部材11が対向する帯幅面111で、主部材下縁11bよりも上方位置にベース部材2に係る平板部21の下面21bが水平配設されて、ベース部材2が溶接により主部材11に取付け固定される。符号wdは溶接部分を示す。グレーチング1の主部材下縁11bよりも上方位置にベース部材2の平板部21を水平配設して、ナット付き押圧部材3の押圧部材4に係る第一板部41が一対の前記主部材11間へ下から入り込むことによって(図7)、ボルト6の締付け時に第一板部41が主部材11の側面たる帯幅面111に当たって共回り阻止ができるようにしている。
ここで、本発明でいう「上方位置」の上方、「ベース部材2に係る平板部21の下面21b」の下面は、ベース部材2が主部材11に取付け固定された図4でいえば、文字通り紙面の上方、紙面に在る平板部21の下面側の面を指す。
(【0011】以降は省略されています)
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